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日本人として誇れるようになるために(24/1/15:代表的日本人)

私たちは、日本人であることを誇りに思うことができるでしょうか?
政治的・経済的な問題、増加する貧困層といった社会問題に直面している一方で、大谷翔平選手や藤井聡太八冠などの若い才能の輝きには誇りを感じます。

私は、日本という国を誇りたいと強く思っています。海外旅行を楽しむことはあっても、日本の食事や生活が私にとって最高です。
しかし、AI・データサイエンスの分野では米国や中国に遅れを取っており、政治や経済のリーダーシップにも欠けると感じます。
日本の過去を過大評価するつもりはありませんが、歴史上の尊敬される人物たちの思考や行動を学び、現代の日本を再び誇れる国にすることに意義を見いだしています。

今日は、内村鑑三の「代表的日本人」という本から、そのような教訓を学びたいと思います。

内村鑑三は熱心なキリスト教思想家であり、その影響が本にも見られます。
そのため、この本の語りでも、キリスト教をベースにした話やメタファーがちょくちょく出てきています。
それについては、良い悪いということはないのですが、キリスト教思想について詳しくない私自身が語れるものではないので、そういう点を除いて読んだ内容をまとめてみたいと思います。

この本は、西郷隆盛や上杉鷹山、二宮尊徳など、異なる時代や背景を持つ人物を取り上げていますが、彼らには大衆から愛されるリーダーという共通点があります。

特に西郷隆盛については、「新日本の創設者」として深い尊敬をもって描かれています。
その中で、最初に気になった文章が次のものです。

この国において自己の勢力の強大化を図ろうとする者は、天の至高なる存在に対して罪を犯すものであります。 この国のもつ崇高な使命に気づかず、この世の財神の踏み荒らすままにその国をまかせる者と同じであります。

彼の言葉「人の成功は自分に克つことにあり、失敗は自分を愛することにある」というメッセージは、自己中心的な行動の危険性を警告しています。


他にも、上杉鷹山は「富を得ることは、礼節を知るため」と述べ、二宮尊徳は「目の前の仕事に全力を尽くすことが全国を救うことにつながる」と語っています。
これらの教訓は、私たちが日々の行動と長期的な使命のバランスを保つことの重要性を示しています。

これらの先人たちの教訓を胸に、私たちは小さな使命を持ちながらも、日本を誇れる国にしていきたいと考えています。

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