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データサイエンスニュース : "生成AI: 情報透明性と偽情報の懸念”(23/10/19)
生成AIの情報源について
日本音楽著作権協会(JASRAC)はAIの学習に利用した著作物の情報を記録し開示することで透明性を確保するよう求めた。
これはとても重要な指摘だと思いますね。
生成AIでは、どれが学習の対象なのかが明示されていないケースが多いです。そうなると情報の正確性や、知的財産の保護などの観点でもいい結果を生み出しそうです。
もちろん、その結果として、元情報の提供者に対して還元もしやすくなると思います。
そういう世界がWeb3.0で目指していると思われたのに、なんかあまり最近聞かなくなってしまいましたね。(私の感度が低いだけかもしれませんが)
ぜひ、生成AIが学習元として使った情報源に、トークンで還元を行い。その生成AIの企業が儲かったら、トークンで情報源の人も潤うようになっていくと、より質のいいものになっていくのではと願いも込めて妄想していたりします。
生成AIと偽情報
生成AI(人工知能)の登場で偽情報の拡散が助長され、言論空間の健全性が損なわれる危険性があることを踏まえ、「正確な報道と公正な論評を、人々に届け続け、健全な言論空間を守り育てなければならない。情報環境の激動期にあって、民主主義の発展に寄与することを誓う」とする大会決議を採択した。
生成AIで、簡単に情報を作成しやすいのはその通りですが、偽情報の拡散を助長するというのは違うと思いますね。
情報の真偽を検証することにも生成AIは使われますし、じゃあそもそも新聞記者が集めた情報が本当に正確なのかというのも100%ではないと歴史は証明しています。
メディアが「正確な情報を届けること」という、そもそもの意義を重視しているのであれば、今の自分たちが利益を上げている「健全な言論空間を守り育て」ることだけではなく、新しい情報に対して、より積極的に行動していってほしいですね。
(もちろん、そういうことも、既に進められていると希望的観測をもって、信じていますが)