デジタル時代の色の好みの研究 (世界の色の好みの研究と歴史)前編
色彩心理学の研究の中でも難解と考えられている「色の好み」の最新研究をお届けします。今回は2回に分けて、デジタル時代の色の好みの研究(世界の色の好みの研究と歴史)の最新研究を解説していきます。前編の今回は「色の好みの研究」の歴史、どの時代から色の好みの研究は始まり、どのようなデータを経てきたのかを解説します。後編は海外の大学で2021年に研究されたデータをベースに色の好みの関係をより詳しく解説します。色の知識というだけでなく、商品開発や製品制作の参考になると思います。
○「色の好みの研究」の歴史
色の「好み」に関する研究は、19世紀後半に始まったとされています。マンセルに影響を与えたオストワルト表色系(オストワルト・システム)のオストワルト、ムーン&スペンサー、イッテンなどの色彩調和論が出てきた頃の話です。文献で残る最初の色の好みについての大規模な研究・調査は1893年のシカゴ万国博覧会でおこなったジャストロウです。
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