色彩研究会課題/令和の新しい伝統配色
1月16日(月)締め切りで色彩研究会のみなさんに考えていただいた「令和の配色」について、提出いただいた方、考案いただいた方ありがとうございました。いただいた配色を発表させていただきたいと思います。
まずはその前に私も考えてみました。それがこれです。
説明させていただきます。まず四角という形にこだわることはないと思いました。私の知る令和の人は右側の人たち。表で見えるのは、本来は優しい「紅藤」の色。思いやりがあって、繊細な人たちです。裏に見えるのはローズピンクのようなピンクで、「認められたい」といった思いが小さく淡い色で見えます。令和にはこうした優しい人が数的にはたくさんいると思います。
しかしながら、たったひとりの心無い左側の様な怖い人に傷つけられてしまうのです。これは「チェンソーマン」のチェンソーの悪魔をモデルにしています。自己中な形を強い赤、紅で表現しました。平安時代、見栄や自己満足のために高価な紅を求めて人はお金をつぎ込みました。今はその強い感情が鋭利な刃となって人を傷つけることで解消する人がいます。そして、その背後にあるのは自分でもよくわからない苦悩の紫。自我が保てなくているので滲んでいます。
私は彼らもまた時代の犠牲者なのだと思います。こうした強い人が目立つ世の中ですが、全体は怖いとか見える令和の世界も、よく見ると決してそうではないということと、一見、残酷な世界には優しい人がたくさんいるということを伝えたかった気持ちを配色にしてみました。不快な感じがして、よく見ると優しい色を見つけてくださることが、私は令和そのものだと思ったのです。
私は右側の人たちの話を聞いて、より良い方法を一緒に考えたいです。
では提出いただいた方の作品を見て見ましょう。定期的にこうした企画をやっていきますので、ご興味ある方はご参加いかがでしょう。
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