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「魅惑の心理」マガジンvol.35(新型コロナウイルス対策、今できること)
中国の武漢市で2019年末に謎の肺炎患者が増え、のちに新型コロナウイルスによる肺炎だと判明しました。中国で感染が広がり、今では世界で感染者が確認されています。春節による中国人の大移動により、さらなる感染拡大を心配する声が上がっています。
私たちはお化けの存在がとても怖いように、私たちは未知のものに対して、非常に強い恐怖心を持っています。未知のものは推測が立たず、最悪のケースを想像してしまうからです。今、私たちは冷静にできる範囲で対策を打っていくほうが良いでしょう。この情報は2020年1月29日現在のものです。
新型コロナウイルスは、重度の肺炎を引き起こすSARS(サーズ/重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)やMERS(マーズ/中東呼吸器症候群コロナウイルス)と同じ仲間に分類されます。SARSは2002年11月16日に、中国南部広東省で非定型性肺炎の患者が報告されたのに端を発し、北半球のインド以東のアジアとカナダを中心に世界へ拡大しました。中国では初期に305人の患者(死亡例5人)が発生しました。報告された2002年11 月〜2003年8月に中国を中心に8,096人で、うち774人が死亡しています。MERSは2012年に、中東へ渡航歴のある症例から発見されたコロナウイルスによる感染症であり、イギリス・ロンドンに広がり、2015年には韓国での流行し、韓国経済は大打撃を受けました。2018年5月末までに全世界で、2,220人の感染者があり、790人の関連死亡者がありました。厚生労働省の資料によると、これらの症例の大多数(1,844例のうち関連死亡716例、致死率38.8%)はサウジアラビアから報告でした。
テレビの報道では当初、SARSやMERSの被害には及ばないというコメントも見かけましたが、感染症に詳しい医療関係者に話を聞いたところSARSやMERSの感染者数を超えてくる可能性は高いそうです。2020年1月末現在、相当な数の感染者が日々増え続けています。国際オリンピック委員会(IOC)は、東京五輪での新型コロナウイルスによる肺炎対策をめぐり、世界保健機関(WHO)と連絡を取って協議しているといいます。 感染者や感染者の状態によっては様々な対応が考えられます。
日本政府の対応なのか厚生労働省なのかわかりませんが対策もお粗末です。武漢市から日本人をチャーター便で戻したのは、国民の安全を守る行為で評価すべきかもしれませんが、検査を拒否した人を帰してしまったのはいけませんよね。拒否したのには理由があるわけで、拒否する人ほど検査をすべきです。法律で拘束義務がないからと、日本人をさらに危険にして良いとは思いません。特例を設定すべきか、そもそも検査に同意しない人を戻しちゃダメと思います。これは日本だけでなく世界から反発を受けると思います。
武漢から帰ってきた人を差別するようなことなく、暖かく見守ってあげたい。日本人は疑心暗鬼になりやすい国民、社会性に希薄で個人主義な傾向があります。だからこそ検査に同意しない人を帰してはいけないと思うのです。帰国者の差別を助長してしまう。なんとももどかしいです。
○予防策
◎マスクを着用する
現在、飛沫感染の可能性が高いことからマスクをするのが効果があると言われています。咳やくしゃみをすると、口から水滴が飛び散ります。この水滴を飛沫と言います。すでに日本中でマスク不足になっているようですが、マスクによる予防は基本的なもです。マスクをしたらマスクには触れないこと、食事などで外す場合は、紐を持って外すこと、一度外したマスクは再利用しないことです。不足しているのでもったいないとマスクの使い回しは良くありません。むしろウイルスに触れている可能性があり危険です。マスクを外した手もウイルスで汚染されますので外したら手洗いかアルコール消毒が必要です。ちなみにマスクは予防よりもかかっている可能性がある人につけさせたほうが効果的です。
◎安易に考えない
本来ならば公共の移動手段電車、バスの利用は避けたいところですし、多くの人が集まる場所は避けたほうが良いと言われています。あまりここを表で強調すると、営業妨害とのクレームになりそうですが、実際は生死に関わってくることでもあり、「大丈夫だろうと」あまり安易に考えないほうが良いです。安全な生活に慣れている私たちは「自分だけは大丈夫」という心理が働きやすいです。安易に考えないほうが良いでしょう。
◎外でものに触れない
私は電車に乗るとすぐに手すりに捕まる習性があるのですが、これが良くないらしいです。手すりなどは極力触れない。手すりは転ばないため、急停車などの対策にもなりますが、持たずに怪我をしては意味がありません。身の安全を第一に考えて、「安易に」触らないようにして、もし触れたら手洗いをしっかりすることが大事です。インフルエンザに関しても飛沫で感染する以上に環境に触れた手で感染しています。
◎手洗いの徹底
ウイルスが付着した手で口や鼻に触れて起こる「接触感染」の予防につながります。外から帰ったら流水と石鹸で丁寧に手を洗いましょう。コロナウイルスはアルコール消毒が有効であると考えられています。アルコールで手洗いをすることに加え、家族で使うものリモコンやドアノブなどは消毒することが良いでしょう。
こうしたことをしていれば、感染確率は低下します。不安感から焦ることよりも、今、考えられる対策をしっかりして焦らずにいつもの生活を目指したいです。
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