9月のオンライン勉強会/デザイン、その色と形を論理的に考える[色彩心理・認知心理学・脳科学]動画
ついつい感覚的にとらえてしまいがちの色と形ですが、私たちはあまり意識することなく無意識に反応しています。これ非常に個人差のある感覚だと思われています。確かにそのデザインを見て「好き」か「嫌いか」という評価は極めて個人差が強くあることがわかっており、多数の人に好まれるデザインを作り上げるのはかなり厄介なことです。ところが「かわいい」「派手だ」といった感覚は、一定の共通で感じる傾向があります。ところがその原因である因子(デザイン上の何が影響しているか)はあまり知られていません。
たとえば「かわいい」と感じるものはピンクなどの色、そして大きさ、丸さなどに影響を受けていると思われるかもしれませんが、もっと他にも「かわいい」を決める因子が存在しています。実は柄が小さいからかわいいと感じるとか、ピンクだからかわいいと感じるとかそんな単純なものではないことがわかりました。
そんな人の感覚的な評価ワードをポーポーが大規模な調査によって、論理的に求めたデータがあります。デザイン画にある31項目からなる物理特性(色数・色の彩度差・絵柄同士の接点面積・絵柄同士の最小距離・絵柄面積比率など)を全て数値化してあります。そして重回帰分析をおこない「かわいい」を説明する予想式を作りました。簡単にいうと経験則や感覚ではなく、人の認知傾向から評価言語を分析したのです。難しい話はしませんので、誰でも簡単に理解してもらえるようにポイントをまとめます。
この知識があれば物作りや自分のデザインに根拠を持って作れることが可能になります。「センス」みたいな感覚的で人を惑わされるものから解放されます。
○こんな方に向いている勉強会です
・デザインに興味がある人方全員
・デザインに興味があるけど敷居が高いと思っている方
・仕事でデザインをしている方の説得力強化、創造性アップに
・趣味でデザインをしている方の創作活動の広がりに
・デザイン関係の管理者が的確に指示を出すことにお悩みの方
▼約6分ほどの紹介ダイジェストはこちら
下記でこのオンライン勉強会の本編アーカイブを公開いたします。前半部分のセミナー形式。(約52分)
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