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「魅惑の心理」マガジンvol.183(イライラしている人がどれぐらいいるかの実験)
最近、ピリピリとかイライラしている人が多いと思いませんか。余裕がないというか、何かいつも怒っている人が増えてきた実感があります。先日、駅にある 半個室型のATMに並んでいたら、前の人が振込をしていたみたいで少し時間がかかっていました。私の後ろに並んでいたサラリーマンがイライラし始めたのが雰囲気でわかり、いたたまれなくなったようで半個室のドアを開けて「早くしてくれよ」と叫んで後ろに戻りました。しばらくして出てきた女性が気まずそうにしていましたが、まるで先頭に並んでいる私が言ったみたいになっていたらと私も気まずくなりました。確かに1個しかない ATMで仮に10件などの振込みをしたら、それはご迷惑がかかるからどうなのだろうと思います。しかし、数件の振込ならばする人もいるでしょうし、他の場所に行くこともありだと思います。しかし、しかし、人はなんでそんなに待てないのかと感じたものです。
以前に外国の方に「日本人がエレベーターの「閉ボタン」を押す意味がわからない」という話を聞きました。しばらくすれば自然と閉まるものなのに、1秒、2秒を短縮するためにそれを早めようとする行為が理解できないと言います。ほとんど習慣になっていて、何も考えないで押したり、自分ではなくて他の人のために押すことも多いと思いますが、外国人から見ると不思議な光景に映るらしいです。
このエレベーターの「閉ボタン」を押すことが全てイライラしていることの証明にはなりませんが、現代人のイライラ行動を象徴するひとつであるとは思います。そこでこの「閉ボタン」がどの程度押されているのかをあるエレベーターで実験・調査をしてみました。なんでイライラしてしまうのかの簡単なメカニズムを含めて後半解説したいと思います。
こうしたイライラした社会傾向については関連した原稿をいくつか書いていますので、ご興味ある方はこちらもどうぞ。多くの原稿は「魅惑の心理」マガジンの定期購読でご覧いただけます。
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ポーポー「魅惑の心理」マガジン
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