「色彩心理図鑑」エピソード0まとめ vol.2 (46km→33km)
ツイッターで新刊の紹介を兼ねて展開しております色に関わる4コママンガとイロガミサマの解説をまとめております。新刊の主人公であるシキサイというサイとウラオモテヤマネコが別々の場所からスタートして、新刊のプロローグで出会うまでを描いています。ツイッターでは更新とともに流れて言ってしまいますので、色彩研究会マガジンを購読いただいている方に向けてこちらでまとめます。まとめて随時更新していきます。
↓vol.1(65km→47km)はこちら
ではその続きを載せていきます。
・残り46km
黒猫の話は新刊の中でも紹介しています。昔は「横切ると不吉」と言われた黒猫も、ジブリ作品や運送会社の影響で不吉というイメージはなくなってきました。海外では「幸運の動物」と扱われる場合と「不吉な存在」というのが未だ混在しています。アンケートを取ると黒猫はとても可愛い存在として浸透しているように見えますが、インスタ映えしないという理由で一部迫害を受けているケースもあり、人間の都合で振り回されるのはいかがなものかと思います。
・残り45km
アカガミサマが休暇でベガスに行っているので、6コママンガにしてみました。色に数字が見えるという「共感覚」の話です。文字が色付きで見えたり、音に色を感じたり不思議な感覚ですが、意外と多くの人が持っているものです。共感覚者の人を珍しい存在として特別視したり、心ない言葉を投げかけないように人の多様性を認めていってほしいと思います。この話も新刊で詳しく解説しています。
・残り44km
色は味や香りにまで影響を与えるという不思議な心理効果を紹介しています。器の色によって味に変化があるというのは、バリスタがよく言うことで、それを聞いた海外の大学チームが実験したところ白がもっとも苦味を感じるということがわかりました。またパッケージや香りについても影響があるという話もあり、そのあたりも新刊で詳しく説明します。
・あと43km
最近、夏の雨上がりに虹が見えることが多くなり、虹に関するちょっと面白いエピーソードを紹介しました。同時に水害が多くなってくることも考えられるので、アカガミサマが警鐘というか注意を促してくれています。これから台風が来ることも考えられるので注意ましょう。新刊では別の角度、虹の色と文化について解説しています。
・あと42km
色の反射率の話を通して日傘の話をしました。黒や紺、茶などは光を吸収して熱を持つ色です。一方、白や黄色は光を反射して熱を持ちにくい色です。炎天下で熱を持つといえば、車の話をよくされます。白い車は表面温度でいうと40〜50度、黒い車は70度以上になることもあります。卵は70度ぐらいで固まりますから黒い車のボンネットでは目玉焼きができるほどの熱さです。
またこのマンガをアップした翌日に新聞で小学生が日傘を持っていったところ危ないという理由で注意されて禁止になったという話が載っていました。確かに傘は振り回したりして危険なものになったり、両手が使えないこになったりもしますが、真夏の日差も危険です。どうも責任者のことなかれ主義が見え隠れします。教育委員会から容認がでないと動けない日本の管理社会の悪いところが出ている感じもします。
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