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「魅惑の心理」マガジンvol.12(なぜ夢を見るのか?)

ツイッターで「夢をカラーで見ますか、それとも白黒で見ますか?」という質問をさせて頂いたところ、1,000票をこえる回答をいただきました。ありがとうございます。

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結果を見てみます。ふむふむ、なんとみなさんカラーで見ているんですね。「白黒で見る」という方が極めて少なくて、ちょっと驚きました。もう少しいらっしゃると思っていました。頂いたリプライには「そもそも夢は見ません」という意見もありました。いえいえ私たちは毎晩、夢を見ています。見ていないと思うのは、忘れてしまうか、覚えていないのです。脳科学や心理学で夢は研究され続けてきましたが、夢はまだたくさんの謎に包まれている世界でもあります。

夢はカラーか白黒なのかという問題は、多くの人がカラーで見ています。ところが色を意識しないと白黒で見えたり、他の色の単色に感じることもあります。私たちの日常生活でも、カラーを意識しながら生活している人が全てではありません。日頃から色彩を意識して生活している人、服の色、雑貨の色、靴の色などを考えている人は夢もカラーで見ているはずです。そういう意味では女性のほうが男性よりもカラーで見ている(意識できている)確率は高いと考えられます。

ではこの夢を私たちはなぜ見るのでしょう?

様々な研究が進んでいますが、実は研究者の間でも様々な考えがあり、結論が出ていないもののひとつです。有力な考えはいくつかあります。ひとつは記憶の整理と定着に関係しているというものがあります。これは記憶の研究の中で有力な考えとして定説になっているのです。また、心の奥にある欲求や不安が表面化してくるものという考えもあります。これは比較的表層にあるものだけでなく、自分が意識していない心の奥にあるものも出てくることがあります。夢を見ると自分の知らない心の奥が見えることがあります。夢の研究や分析はとても面白いものです。

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夢の研究も次のステップに移行しています。今まではレム睡眠が夢を見ている状態とされていましたが、レム睡眠とノンレム睡眠のいずれでも夢を見ることがわかってきました。長年研究を続けて、最近になってようやくわかってきたものもあります。

後半ではこんな夢が持つ意味、メッセージ、夢を忘れないヒントについて説明していこうと思います。「魅惑の心理」マガジンをご購読いただくと、心理に関わるトピック、最新心理傾向、SNS心理学などためになる話をわかりやすく軽いお話にしてお届けします。心理学に興味がある人、心理を使って何かに活かせないかなと考えている人にお勧めです。読むとちょっと元気になります。毎月4〜5本発行予定。お試しに単体1本からでもご購入いただけます。毎月3本以上読んでいただける場合、定期購読がお得です。購読月以外のコラムはシステム上、有料になってしまうそうなので、早めのご購読をお勧めしております。


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