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色彩力向上講座(1)全体像の話

色彩研究会マガジンでは不定期で「最新情報マガジン」「各種色彩のコラム」「最新色彩研究レポート」「色彩心理マスター養成講座」などの原稿をまとめています。「色彩心理マスター養成講座」は色彩心理を仕事にして、活用してもらうための講座ですが、そこに行くまでに色彩の基礎知識、色彩力(色彩能力)を向上させる基礎講座を進めていこうと思います。「色彩心理マスター養成講座」が中級・上級に対して、「色彩力向上講座」は初級・基礎編的な存在ですが、内容は多くの人が知り得ない高度なテクニックも入れていこうと思います。まずは色に自信がない人はここから色について能力を高めていきましょう。

まずポーポー・ポロダクションでは色彩の総合能力、色彩能力のことを「色彩力」と呼んでいます。色彩力といっても使う能力が異なります。色彩力は

① 色彩基礎知識
② 色彩認知力
③ 色彩分析力
④ 色彩記憶力・再現力
⑤ 色彩表現力

の5つの能力の総合能力と考えます。一般的には色彩感覚が優れているという言い方をして人を評価しますが、色を認知する能力(見る能力)と色を表現する能力は明らかに異なります。これらをまとめて能力が高いという、雑で感覚的な評価はしません。ポーポーの持っている理論の根幹です。分解し整理して体系的に論理的に解説を進めていきます。

各項目を少し詳しくみていきます。

① 色彩基礎知識
色の基礎的な性質や色彩心理についての基礎知識。色彩力の基礎となるもの。

② 色彩認知力
色の色相、明度、彩度を正しく見ることができる能力。知識というよりたくさんの色を見て、脳の視覚野を発達させることが大事。

③ 色彩分析力
一つの色を分解したり、合成したりできる能力。色の構成要素を分析できる能力がないと、色を応用していけなくなる。色を応用するための能力。

④ 色彩記憶力・再現力
記憶は時間とともに変化してしまうものです。そのため正しく色を記憶して、それを元どおりに復元する能力が必要になります。コツをつかみ練習をする事で体得できます。

⑤ 色彩表現力
色のイメージを理解し、どう表現していくのか論理的に色を捉えている能力。単色だけでなく組み合わせてイメージを作れる能力。

これは端的にまとめますと

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① 色彩基礎知識(基礎知識を持って)

② 色彩認知能力(色を的確に認知し)

③ 色彩分析力(正しく理解することで)

④ 色彩記憶力・再現力(色を的確に認知し)

⑤ 色彩表現力(豊かに表現する)

色彩力はこうした色の総合能力です。次回から具体的に各項目の能力向上のレクチャーをしていきます。

① 色彩基礎知識はこちらから↓

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