色名が特定の色に集中している秘密
色の研究者の間では、色に関してひとつの謎があります。日本には豊かな色の名前がありますが、色名は各色相に均等に存在している訳ではありません。赤のグループにはたくさんの色名がありますが、青や緑グループには色名がそんなにありません。赤の色相は物理的な数値(色を数値化して表したもの)が狭いにもかかわらず多くの色名があり、逆に青や緑は数値的に広範囲なのに赤系ほど色名がたくさんありません。
なぜそうなのかは文化的な影響を強く受けていることは推察されますが、詳しく調べられた先行研究がありません。そこで今回、代表的な色名を約400色集めて、マンセル値に変換し、どの色系に分類されるかを数えてみました。すると、文化的推測とともにいくつか面白いことが見えてきましたので、それを紹介したいと思います。この話は色を知る上でとても役立つ知識になりそうなので、調査、研究の途中ですが色彩研究会の皆さんと共有したいと思います。
ちなみにマンセル値を作ったのはこの方
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