12月6日発表の米雇用統計は強そう?ドル円はロングでギャンブル予定なのだ!
日銀の発言で右往左往する毎日。昨日(4日)は韓国大統領の戒厳令で、リスクオフ(回避)からの円高でポジ切らされるし、全く良いところなしでした。
で、今日は日銀の中村審議委員の発言が材料視され、150.00円を割り込む場面もありました。
昨日は政府サイドからの注文で、12月利上げスキップもあるとのリークがあったわけですが、今日になってハト派の筆頭格であった中村審議委員が「利上げに反対しているわけではない」「データ次第」との見方を示したために、再び利上げが意識されました。
当たり前の発言ではあるのですが、ハト派(緩和派)として知られていただけに、市場も衝撃を受けた模様。
そんなこんなで、明日は雇用統計ですが、展望なども簡単に踏まえながら、戦略を解説しておきます。
◆先行指標や状況を踏まえると雇用統計は強そう!
確定戦略は、明日の状況を見ながらブログに載せるので、ぜひぜひブックマークしていただければと思います↓
んで、端的にいうと明日の雇用統計は強そうかなと。予想は非農業部門雇用者数が+20.0万人と前回から大幅増。失業率4.2%、平均時給が前月比+0.3%/前年比+3.9%となっています。
結構強めの数字が並んでいますが、いずれも予想以上になる可能性は十分かなと。特に、失業率が4.0%以下になった場合は、ドル高が意識されるように思います。
強い理由としては、とにかく半導体産業が引き続き強いことがありますし、利下げにより自動車ローンも組みやすくなったためか、ジワジワ戻ってきていますからね。
その証拠に、ISM製造業景況指数は48.1ポイントと、前回の44.4ポイントから急上昇しています。
さらに、今回はハリケーンやストライキの影響も緩和されますからね。JOLTSの求人件数も予想を大幅に上回る774.4万件と、まだまだ求人意欲が強いことが示されました。
言うまでもなく、失業しても次の仕事が見つけやすいということです。さらに、ここ最近は賃金上昇が落ち着いてきましたが、もしこれで予想を上回るようなことがあれば、むしろ雇用環境は加熱感があると判断されるでしょう。
◆ドル円はロングで攻めたい!12月利下げが否定される可能性
ドル円は力を溜めている感じがしなくもない。FRB(米連邦準備制度理事会)の12月利下げを織り込んでいるものの、雇用統計が強ければ、その前提も変わってくるわけで。
フランスの不信任案は予想通り可決。政局不安を懸念して売られていたユーロは、噂で売って事実で買いの流れとなり、やや反発しました。
ユーロが買われたことで、円売りが若干復活し、ドル円は1ドル=150円台でしっかりしています。中村審議委員の発言で急落する場面もありましたが、149円台では押し目の意識で変われる展開でした。
引き続き、今の150円半ばで軽く買いつつ、150.00円前後で追加、149.40円で損切りぐらいのイメージでは見ています。
明日の雇用統計は、軽めにロング(買い)でギャンブルすれば良いんじゃないのかなと。予想を上回るのであれば、152円は見えてくるわけで、場合によっては153-154円ぐらいあるかなと。
逆に弱くても、12月利下げがオントラック(軌道通り)になるだけで、その先はまたデータ次第なわけで、失業率がよほど上がるとか、危険信号が出てこない限りはドルがゴリゴリ売られる展開にもなりにくいのかなと。
引き続き、絶対的な金利差があるので、円を買うハードルも高いですからね。下げ止まりやすいので、損切りもしっかりできそうな環境ですから、トレード的にはロングで攻めたいと思います。
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