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日経平均4万2000円達成と円安の背景を解説!米CPIがどうなっても円売り継続か…/7月11日

日経平均が初の4万2000円台へ…喜ばしいことですが、同時に円が紙屑のように売られていく…。対ドルではそれほどではないが、ポンド円などはあっという間に208円へ。簡単に209-210円の水準が見え、ここもあっさりなら217円ぐらいまではあり得る流れに。

今週の注目材料であったパウエルFRB議長の議会証言では、内容は相変わらずというか、変化はほぼありませんでしたが、ここ最近の米国の経済指標が悪化傾向にあることを踏まえると、変わらない分、タカ派的という見方も。

また、中立金利(経済を加熱しすぎもせず、冷やしすぎもしないちょうど良い金利水準)の上昇にも言及していることから、仮に利下げが開始されたとしても、これまで想定されたよりも大幅な利下げというのは、やや後退したことも影響しました。

いずれにせよ、ドル円・クロス円の大まかな見通しは変わらずで、円売りトレードが継続しています。今日は21:30に米6月CPI(消費者物価指数)の発表がありますが、その結果次第で多少は揺れるでしょうが、結局は円安継続でしょうからね。

というわけで、今日は日経平均株価が最高値を更新し続ける理由や、具体的な為替トレードについて解説していきますので、よろしくお願いします。

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◆欧州株から日本株へシフト!どう転んでも強そうな日経平均

日経平均が上昇している背景としては、オイルマネー、中東からの資金流入が挙げられます。

ご存知のように、フランスでは左翼連合が勝利して第1党となったことで、40万ユーロ(約7,000万円)以上の所得に90%の課税をすることや、富裕層・大企業への増税を発表しています。

フランスも日本と同様の累進課税制度なので、国民のほとんどは関係がありませんが、こういった過度な重税は富裕層の移住や大企業の経済活動の停滞につながりますから、あまり良い傾向とは言えません。

日経平均&仏CAC40チャート

実際にフランスの主要株価指数であるCAC40は年初からの上昇分を全て消し、日経平均などに大きく劣後する結果となっています。

日本株の取引の8割が海外勢というのは広く知られていますが、その大半が欧州系の金融機関を介していることは、あまり知られていません。実は、中東、オイルマネーは欧州の金融機関を介して日本市場に流れ込んできています。

お金の流れを踏まえても、中国や欧州の政治体制・経済状況の悪化を意識した中東マネーが流れ込んできていることはほぼ間違いなさそうで、しばらく日経平均は底堅い値動きとなりそうです。

特に海外勢からすると、円高になれば原資産である日本株の価格が上がりますし、円安方向には為替ヘッジとして必ずセットで円売り・外貨買いのトレードを行います。外貨買いをすると金利差による収益(スワップ)も得られるので、円高・円安どちらに転んでも美味しいというのが、今の状況ですからね。

40,000円の大台ラインを意識しながら、浅い押し目を拾っていくしかないでしょう。

◆米CPIの数字で乱高下しそうだが、現状は円の問題!押し目を狙うだけ

日経平均の大幅高を見ていると、ドルの先安感による円高も踏まえて買われているのかなといった気もしますが、やはりパウエル議長が方針を転換して相当なドル安が見えない限り、円売りそのものが変わることはなさそうですね。

今日の米CPIも注目材料ですが、予想を多少(−0.1〜−0.2%)下回る程度では、この流れは変わらないでしょう。弱い数字なら、ドル円も含めて、クロス円全体で1〜3円ぐらいの調整はあるかもしれませんが。

結局、ドル云々というより、円安ですからね。多少ドルがどうなろうが、クロス円が支えることになるわけで。

というわけで、今日のCPIはブレずに押し目を拾っていくトレードが良さそうです。まぁ私はノーポジで辛いので、50銭下ぐらいに指値をして眺めておきます😢

ちなみに、米CPIの予想は前月比+0.1%・前年比+3.1%で、食品やエネルギーを除いたコア指数は+0.2%・+3.4%となっています。

前回は−0.1%の下振れで高値から1.5円近い調整下落となりましたので、それを期待したいところではありますが…。

ドル円(日足)チャート

ドル円はもはや160円台前半まで戻るかどうかですね。週明けは調整で、160.00-160.30円が強いサポートとなった可能性が高そうです。

下げても160円台半ばぐらいを底として、まずは161.00円前後で拾えれば御の字といった感じ。21日移動平均線(160.035円)も160.00円レベルをサポートしてますしね。

逆に、ここを割れると少し調整が強まる可能性があるので、追加は159円台で底堅い動きを確認するまでは様子見で。159円台すら割り込みそうな場合は、一旦損切りも検討しましょう。

ポンド円(日足)チャート

ポンド円は大幅な上昇。ドル安になると、すぐにポンドが反応して伸びる伸びる。値頃感でショートした人は、みんな4んでしまうような値動きとなっています。

最近はインフレ後退から、英国の8月の利下げが織り込まれていたものの、英中銀チーフ・エコノミストのピルMPC委員が「インフレが不快なほど強い」と発言したこともあって、ポンドが急騰する結果に。

利下げ織り込みの後退が急騰の背景ですから、そういった意味では、場合によっては206円ぐらいまではあっという間に落ちてきてもおかしくはないのですが…。

高値で買うと反動の急落で大変なことになりそうなので、とりあえず207-208円レベルでは軽めに。206円前後で追加して、204円前後で厚めに買える余裕を残しておきたいと思います。

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