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架空球団ペナント_猪狩カイザース(2024年度)
リリーフの立て直しに成功も、リーグワーストの打てない打線。コアメンバーの不振がチームの不振に。
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【攻撃力】
打率、安打数、得点、出塁率がリーグワーストを記録。昨季リーグ2位の打率を記録したチームだが、大きく成績を下げた。不振の大きな原因は上位打線を形成していた、中嶋、石堂、辻田の外野手3人の不調によるところが大きい。レギュラー捕手の松澤の不調も痛かった。
◎獲得タイトル
・獲得者なし
◎ベストナイン
・選出者なし
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【守備力】
昨季リーグ4位だった救援防御率がリーグ2位に上昇。昨季活躍したメンバーに、大平、河端が安定した投球を見せ、リリーフメンバーに加わったことが好成績に繋がった。
一方、先発はエースの山部、チャップマンで勝ち星を拾えない状態が続いた。代役となる選手も出てこず、先発指標が低迷した。
◎獲得タイトル
最多奪三振:増川 圭輔(165個)*初受賞
◎ゴールデングラブ賞
・選出者なし
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◎オールスター出場選手
先発投手:増川 圭輔(ファン投票2位)*初選出
一塁手:エルトン・ファーカー(ファン投票2位)*2年連続2回目
【守備位置別評価】
<捕手>
昨季111試合に出場した松澤が今季も82試合に出場したが、OPS.641とシーズンを通して不調が続いた。代役としてチャンスをものにしたのが、若手の二村。53試合に出場し、打率.250、7本塁打、19打点、OPS.734を記録。また盗塁阻止率.433を記録するなど覚醒した。なお、ベテランの横手、小口が衰退期にあり、捕手の補強、ドラフト指名は急務。
<一塁手>
昨季に引き続きファーカーが4番を務めた。128試合に出場し、打率.278、32本塁打、82打点、OPS.892とベテランの域に達しているが、まだまだ4番として活躍できるところを見せた。
<二塁手>
昨季多く起用されたベテランの日高が今季開幕から絶不調で、2軍降格した後、ふたたび1軍に昇格することはなかった。代役としては若手の中田を起用。116試合に出場し、打率.229、6本塁打、31打点、13盗塁、OPS.630を記録し、自身初の規定打席に到達した。打撃面はお世辞にも良いとはいえず、更なる確実性の向上に期待したい。
<三塁手>
昨季に引き続き越智を主戦として起用。125試合に出場し、打率.281、2本塁打、25打点、27盗塁、OPS.702を記録。安定感のある打撃と俊足は今季も健在であった。控えとしては西方が主に代打で出場機会を増やした。96試合に出場し、打率.202であったが、9本塁打を記録。長打力にさらに磨きをかけたい。
<遊撃手>
昨季は出場機会の多かった具志堅だが、勤続疲労もあり今季は控えとして主に出場。主にスタメンで起用されたのは塚本で、今季は109試合に出場。打率.202、12本塁打、38打点、OPS.631を記録。パワーのあるスラッガータイプであり、今後は主軸を任せたいところ。確実性の向上がカギ。
<外野手>
中嶋、石堂と昨季チームを牽引した打者が今季が打撃不調に苦しみ、スタメンから外れた。昨季のスタメンとして唯一残った辻田も131試合に出場し、打率.237、14本塁打、59打点、OPS.696と打撃では苦しんだが、守備では捕殺を9個記録するなど、強肩は健在だった。代役としてセンターで起用されたのは玉山で、120試合に出場し、打率.278、3本塁打、46打点、21盗塁、OPS.666と、一番打者の役割をなんとか果たした。その他外野で多く出場機会を得たのは若手期待の上杉。93試合に出場し、打率.234、13本塁打、37打点、OPS.737を記録。長打力が高く、来季は開幕スタメンを勝ち取りたい。
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<先発投手>
・昨季活躍したチャップマン、山部の両エースが不調だった。チャップマンは今季25試合に登板し、防御率3.20、6勝8敗、QS率72%を記録。成績の割に勝ち星が少なく、野手の援護に恵まれず、成績の見栄えが悪いが、先発として十分な働きを見せた。山部は17試合に登板し、防御率4.21、4勝11敗、QS率65%を記録。規定投球回を満足しなかったが、QS率は5割を超え、先発の役目は果たせていた。奪三振率8.89と三振を取得する力は相変わらずだった。
・昨季活躍した両エースは不調だったが、昨季不調だった増川、伊東は今季好調を維持した。増川は昨季8試合にしか登板できなかったが、今季は23試合に登板し、防御率3.43、13勝6敗、QS率57%、HQS率52%を記録し、チームの勝ち頭となった。奪三振率は先発としては脅威の9.44を叩き出し、最多奪三振のタイトルを獲得。オールスターにも選出された。伊東は今季粘りの投球が光る。20試合に登板し、防御率3.53、8勝5敗、QS率45%を記録した。
・昨季8試合に投げ、5勝を挙げ、今季ブレイクが期待された笹川は、今季14試合に登板し、防御率4.92、2勝9敗と活躍できず。オフで鍛え直し、来季に飛躍したい。
・テスト的な起用となった、長峰、内野はそれぞれ4試合に登板し、長峰は防御率2点台で2勝、内野は防御率1点台で2勝を挙げる投球を見せた。来季は更なる成長に期待したい。
<リリーフ>
・これは長く抑えとして活躍した諸橋から引き継ぎ、今季抑えとして起用されたのは河端。昨季は1軍で活躍できず、2軍で燻っていた左腕が、今季は46試合に登板。防御率2.79、3勝1敗、29S、10HPを記録。期待に応える働きを見せた。
・セットアッパーは昨季に引き続きタフネス右腕の武藤が担った。今季は58試合に登板し、防御率3.02、3勝3敗、2S、39HPを記録するなど安定した投球を見せた。
・勝ちパターンでは抑えから中継ぎに回った諸橋、海外留学から戻った大平を起用。諸橋は56試合に登板し、防御率2.37、5勝4敗、22HPを記録。今年で38歳ながら、素晴らしい投球を見せた。大平は48試合に登板し、防御率2.38、0勝2敗、11HPを記録。コーナーを広く使った投球を駆使し、威圧的な投球で打者を抑えた。
・その他、左のワンポイントとして糸賀が26試合に登板し、防御率1点台と素晴らしい投球を見せ、川村は新変化球のスライダーを覚えたことで投球の幅が広がり、後半戦から1軍に合流し、素晴らしい投球を見せた。
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【プロスペクトランキング10】
・トッププロスペクトは昨季2位にランクインしたリリーフ右腕の古山。今季はフォークボールを習得。リリーフとして25試合に登板し、防御率5.40、2勝1敗、3HPを記録。登板試合を増やし、着実にステップアップしている。
・2位は先発右腕の内野。今季は古山同様フォークボールを習得。2軍で調子がよく、1軍で4試合に登板すると、防御率1.61、2勝を記録。軟投派の変化球が得意な投手であり。ストレートやスタミナがついてくると先発として定着が見える。
・4位は昨年ドラフト2位の橘田。今季は2軍で多く出場。遊撃手も精力的に練習し、十分に守れるようになった。守備の安定感は素晴らしい。
・5位の合田も軟投派の左腕。変化球の引き出しが多く器用。制球力がついてくるとリリーフエースになれる素材。
・6位の細川はリリーフの右腕。高卒3年目ながら、制球力が高く、変化球もよい。武器になる球種が欲しい。
・7位は昨年ドラフト1位の土井。高卒1年目ながら、3球種を操り、能力に破錠がない。
・9位の藤田は控えの捕手。今季走力が大幅に上昇し、俊足の捕手として期待される。課題はリードと打撃。
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【自由契約】
以下8名を自由契約とした。
・新谷 龍一(三・游・二)32歳
チームトップクラスのパワーを有する選手。コンタクト力に難があり、打撃で結果がでず。盗塁と走塁の技術に長け、意外と小技も上手かった。
*通算成績(8年):117試合、打率.098、9安打、1本塁打、5打点、9盗塁
・渡瀬 孝哉(遊・三)33歳
強肩が武器の遊撃手。具志堅の影に隠れ、出場機会を得られなかった。8年目にして初めて1軍戦に出場した苦労人。
*通算成績(9年):32試合、打率.319、23安打、3本塁打、10打点、0盗塁
・熊木 輝史(投)34歳
抜群のスタミナを持つ右腕。3年目からキャットハンズで1軍で先発ローテーションを守り、8年目に初めて規定投球回に到達した。10年目に猪狩カイザースに移籍後は目立った活躍は見せられなかった。
*通算成績(12年):936回、防御率4.93、33勝70敗、1S、0HP、802奪三振
・谷沢 勇人(投)32歳
変化の大きい落ちるスライダーを武器に先発、中継ぎとして起用された。ピンチの場面で思い切りのいい投球ができる投手だった。
*通算成績(10年):357回、防御率4.27、16勝17敗、3S、13HP、190奪三振
・浅間 謙吾(投)29歳
キレのある変化球とストレートが持ち味で将来を嘱望された投手。潜在能力の高さは誰もが認めるところだったが、活躍が継続せず、自由契約となった。
*通算成績(7年):202回、防御率4.27、12勝13敗、0S、0HP、126奪三振
・関屋 将和(投)33歳
オールスターにも出場したことのあるリリーフエース。制球力が高く、落ちるスライダーを武器に三振を量産した。
*通算成績(11年):352回、防御率3.42、14勝8敗、50S、67HP、288奪三振
・ハミルトン(投)33歳
リリーフの補強として獲得した助っ人外国人。2軍で結果を残せず、1軍戦の出場機会を得られなかった。
・バステード(投)28歳
リリーフの補強として獲得した助っ人外国人。ハミルトン同様2軍で結果を残せず、1軍戦の出場機会を得られなかった。
以下1名を自由契約選手から採用した。
・熊切 浩典(投)32歳 ⇐ ドリル・モグラーズ
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【FA移籍】
・対象者なし
【ドラフト】
○1位:浜田 直隆(投)大卒(大学No.1左腕/全日本選手権大会準優勝)
2位:古野 将光(投)大卒(山陰の剛速球)
3位:添田 彰吾(捕)社会人
4位:木曽 昌宏(遊)社会人
5位:青沼 正貴(投)高卒(期待の逸材)
・ドラフト1位では大学No.1左腕と称される浜田を4球団競合の上、交渉権を獲得した。今季は先発の層の薄さが露呈し、リーグ5位に沈んだだけに、即戦力と考えている。多彩な変化球を操る投手であり、牽制等細かな技術も一流で、早期台頭が期待される。
・2位では同じく大卒投手である古野を獲得。155㎞/hを超えるストレートと切れ味の鋭いSFFとカットボールが武器の投手。浜田同様に即戦力として先発ローテに加わることが期待されている。
・3位には社会人捕手の添田を獲得。若手捕手には二村と藤田がいるが、両者と被らない守備型の捕手で、安定感のある守備力と、リード面に定評がある選手。大ベテラン捕手の横手の後継者として期待。
・4位には同じく社会人から遊撃手の木曽を指名。自由契約となった渡瀬の代わりの遊撃手枠として獲得。これまでスタメンを長く務めてきた具志堅がベテランの域に達しており、出場チャンスはあるか。守備面で定評のある選手であり、まずは2軍で存在感を出したい。
・5位は高卒右腕の青沼。緩急をつけた投球術とカットボールがウリの投手。将来性が高く、まずは2軍での試合感覚に慣れたい。
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【ユース昇格枠】
・該当者なし
【検索用ワード】
パワフルプロ野球、パワプロ、オーペナ、架空球団