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パワプロ2024 栄冠ナイン 注目ポイント ~新入生ガチャ~


はじめに

前回の記事では、パワプロ2024の栄冠ナインに登場する転生選手の出身地について紹介しました。

今回は、新入生ガチャの仕組みについて予想します。

新入生ガチャのセオリー(パワプロ2022)

栄冠ナインでは、毎年 新入生(一年生)が入部します。新入生の人数は学校の評判に依存します。パワプロ2022における新入生の人数は以下の通りです。

パワプロ2022 の新入生の人数
 - 弱小    6名
 - そこそこ  7名
 - 中堅    8名
 - 強豪    9名
 - 名門   10名

初年度の評判は弱小であるため、新入生の人数は6名で固定です。このとき内訳は、投手2人 / 捕手1人 / 内・外野 3人 で決められています。転生選手は、30 % の確率で 最大1人  入部します。2年目は、初年度の部員で空いているポジション+投手二名が確定で入部します。強豪と名門では投手は三名に増加します。これらの枠に当てはまるように、一定確率で性格や能力値が与えられます。これを新入生ガチャと呼びます。栄冠ナインでは、日ごろの練習および試合経験値で能力値が成長しますが、基本的には新入生のときの能力値次第で将来的な成長限界が定まります。つまり、将来的な総合戦力=新入生の強さです。新入生の人数は評判で決まりますが、パワプロ2020から実装された新入生スカウトで新入生ガチャを制御できるようになりました。

新入生スカウト

新入生スカウトは、来年度の新入生候補に入部を打診するイベントコマンドです。イベントコマンドは毎年11月から1月まで登場します。評判によってコマンドの使用回数は決まっています。また、新入生の履歴書というアイテムを使用すれば、年間最大10回まで入部を打診できます。ただし新入生スカウトには転生選手は含まれていません。そのため、転生選手を入部させたい場合は、転生選手用の枠をあらかじめ想定したうえで入部を打診する必要があります。

新入生候補の能力は、それぞれバーの長さで表現されます。 バーが長くなるほど、能力値が優れていることを示します。詳しい内訳は次回以降の記事で解説します。ただし、これらの値は必ずしも将来的な能力値を保証していません。実際は、入部前に能力値が上下に変動するガチャが実施されます。そのため、いざ蓋を開けると、能力値がパッとしないことがあることを留意しましょう。

投手能力値
 制球(コントロール)
 スタミナ
 変化球(総変化量)
野手能力値
 巧打(ミート)
 長打(パワー)
 走塁(走力)
 守備(肩力・守備・捕球の平均値)

能力値が優れている新入生候補を勧誘しても、必ずしも入部するわけではありません。勧誘成功率は、良好(100%)普通(60%)悪い(10%)の3段階で与えられます。この勧誘成功率は、自身の高校とその選手の戦績で決まります。戦績は5段階あり、下に行くほど、バーが長くなる傾向があります。注意すべき点として、戦績はバーの長さに関係するだけで新入生の能力を決めるわけではありません

勧誘しやすい   都道府県大会ベスト
   ↓    地区大会出場
   ↓    全国大会出場
   ↓    全国大会準優勝
勧誘しにくい  
全国大会優勝

自身の高校が弱小であるときに、全国大会優勝した候補の勧誘成功率は、良好1%、普通4%、悪い95%です。つまり、新入生候補が実際に入部する確率は12.9 %です。複数回勧誘することも可能ですが、2回目以降でも勧誘成功率は同じです。新入生候補のほとんどは、野良新入生と比較すると能力値は優れているため、とりあえず多くの新入生候補に入部を打診することが一般的なセオリーです。また、青特殊能力の有無を示す寸評は、試合カードの強さにも影響するため、能力値のバーよりも優先することもあります。パワプロ2022ではバントが最強戦術であるため、バント職人>>>アベレージヒッター>>>パワーヒッター という順番で優先されていました。

最後に、新入生スカウトの範囲です。弱小・そこそこ では、高校が属する都道府県でしか新入生候補をスカウトできません。各都道府県には8名の候補者しかリストに含まれていないため、運要素が高まります。中堅で地方、強豪で東日本あるいは西日本、名門で全国と広がります。二年目以降の新入生を確保するためには、一年目秋で中堅に到達して、運要素を回避することが望ましいです。

パワプロ2022までの新入生ガチャのセオリーは以下の通りでした。

高校の評判を高めて新入生の数と新入生スカウトの範囲を増やす
・新入生スカウトは、能力値・寸評が優れている候補を勧誘する
・新入生候補は重複して勧誘せず可能な限りいろいろな選手に声をかける

パワプロ2024の注目ポイント

外国人選手

外国人選手の登場

今作より、外国人選手が留学生として登場することが発表されました。留学生の登場確率は学校の評判で決まるそうです。

外国人OB選手が転生留学生として登場
今作より外国人OB選手が転生留学生として登場!
学校の評判が一定以上になることで新入生として入部してくる。
評判を上げて転生留学生を迎え入れよう。

パワプロ2024 公式HP
マギー(楽天-巨人)

外国人投手OB
ウィリアムス / ギャラード / グロス

外国人野手OB
バース / ローズ / ラミレス / ペタジーニ / T.ウッズ / 
ブーマー / レオン / リー / マギー / デストラーデ / 
ジョーンズ / マルカーノ / ブライアント / 松元ユウイチ

転生留学生は、現役外国人選手ではなく外国人OB選手が対象です。つまり、転生留学生の能力値はどれも優れています。外国人選手のほとんどは野手です。中でも、一塁・三塁・外野がポジションの選手ばかりです。そのため、一年生からスタメンメンバーに在籍しても問題ない能力値の新入生といえます。

バースと謎の外国人投手オーデン

留学生の人数も二人以上も可能であるようです。後述する転生選手が新入生スカウトに登場することを考慮すると、新入生ガチャの最大値が前作よりも大きくなると考えられます。ただし、ポイントは、"学校の評判が一定以上のとき入部する"ことです。栄冠ナインでは、中堅から新入生スカウトの範囲が広がり、強豪からグラウンドが黒土に変わります。留学生という身分を考えると、強豪が基準となると予想します。また、自チームが強くなるということは相手チームも強くなることを意味します。したがって、転生選手&留学生が不在 = 過酷な試合の連続 ということになります。

先ほどの画像で注目すべき点として、オーデンという留学生が登場していることです。オーデンという選手がNPBで活躍した記録はありません。そのため、二つの仮説が立てられます。

  1. OB外国人に加えて 架空選手も留学生として登場する

  2. 開発途中のダミーデータを表示しているだけ

前者の場合、OB外国人ガチャが存在することを意味します。おそらく架空選手の能力はあまり高くなく、能力値のインフレを抑制する目的だと考えられます。後者は、実装しない機能が誤って動画投稿したときに修正版を再投稿した公式運営を考慮すると、可能性は低そうです。実在の現役選手を登場させないないため、このままでは人数が限られてバースの再来が定期的に起きます。こちらの新機能についても検証すべき案件です。

転生選手が新入生スカウトに登場

新入生スカウト

今作より、新入生スカウトにも転生選手が登場することが発表されました。公式文章より、前作同様に通常の新入生ガチャにも転生選手は登場することが示唆されています。転生選手の入部に関しても、運要素を減らすという意図がみえます。公式運営としては、運ゲーではなく戦略ゲームとして栄冠ナインを展開したいということでしょう。

また、日本人OB転生選手は新入生スカウトの候補としても登場!

新入生ガチャに転生選手が登場するということは、初年度の都道府県選択の重要性が増していることを示します。初年度の新入生は、選択した都道府県を出身地とする転生選手しか狙って入部させられません。一方で、中堅以上に評判が達しているとき、周辺の都道府県を出身地とする転生選手も狙えます。中堅に到達することを想定したうえで、地域別の転生選手の分布について考えてみましょう。

【北海道・東北】
北北海道 南北海道 青森県 岩手県
宮城県 秋田県 山形県 福島県

OB選手 27名(投手 15名 / 野手 12名)
現役選手 89名(投手 51名 / 野手 38名)

【関東】
茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県
神奈川県 山梨県 西東京 東東京

OB選手 97名(投手 35名 / 野手 62名)
現役選手 205名(投手 95名 / 野手 110名)

【中部】
新潟県 富山県 石川県 福井県 長野県
岐阜県 静岡県 愛知県 三重県

OB選手 58名(投手 29名 / 野手 29名)
現役選手 111名(投手 53名 / 野手 58名)

【近畿】
滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県

OB選手 95名(投手 35名 / 野手 60名)
現役選手 137名(投手 67名 / 野手 70名)

【中国・四国】
鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県
徳島県 香川県 愛媛県 高知県

OB選手 73名(投手 36名 / 野手 37名)
現役選手 80名(投手 39名 / 野手 41名)

【九州】
福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県
大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県

OB選手 68名(投手 22名 / 野手 44名)
現役選手 118名(投手 64名 / 野手 54名)

野手多め 関東 近畿 九州
投手多め 北海道・東北
バランス 中部 中国・四国

初年度で転生投手が入部していると仮定すると、二年目以降は野手が入部してほしいです。前回の記事の内容を踏まえて、改めて初年度の都道府県を検討します。球界の頭脳 古田敦也が在籍する兵庫県にも中堅で訪れられる和歌山県 滋賀県は前作よりも強化されているとみなせます。次点として、優秀な捕手が二名在籍する島根県と共通の地方に属する 徳島県 鳥取県 が挙げられます。

おわりに

前作とは新入生スカウトの仕組みが変わるため、新入生ガチャの運要素が薄れている印象です。その一方で、甲子園で安定して勝利するために必要な戦力も前作以上に求められています。そのため三年縛りでは、転生選手を入手しやすい都道府県が最優先であると考えられます。選手査定が明らかになり次第、再度検証する予定です。

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