【9・10月編】月間まとめ
1.月間戦評
※チーム成績、投手成績、打者成績のPDFデータはこの記事の最後に添付
優勝マジック「18」で迎えた9,10月の阪神タイガースは、8月に戦力の整備を進めたことが功を奏し、投打ががっちりとかみ合った結果、17勝9敗1分の成績を残した。中日が18勝7敗1分、巨人が16勝11敗と猛追するも、その勢いを全く寄せ付けない盤石の戦いで、9月23日に本拠地・阪神甲子園球場で3年ぶり10回目のリーグ優勝を決めた。
打撃陣はチーム打率、平均得点、本塁打などが8月から軒並み改善された。赤星、鳥谷、新井、金本の1~4番が安定した攻撃力を発揮、8月は上手く機能しなかった下位打線には葛城、矢野、関本がハマり、1~9番まで隙のない打線が形成された。
一方、投手陣は月間最高のチーム防御率3.27を記録した。特に奮闘したのは先発陣で、QS率51.9%ながら月間防御率3.31は今シーズンベストだった。また、チーム完投数は8月までわずか3(安藤2、アッチソン1)だったが、9,10月だけで5完投(安藤1、アッチソン1、下柳2、金村暁1)を記録し、登板過多の中継ぎ陣を助けた。その中継ぎ陣は月間防御率3.19を記録したものの、久保田、ウィリアムスなど打ち込まれる投手も目立った。その一方で、藤川が再び支配的な投球を繰り返し、勝ち試合を取りこぼすことはほとんどなかった。
悲願のリーグ優勝は達成した。このままCS、日本シリーズを制し、23年ぶりの日本一へ突き進みたい。
2.月間選手評価
【評価方法】
S:大変よくできました
A:よくできました
B:まずまずです
C:可もなく不可もなく
D:がんばりましょう
2-1.「S」評価選手
① 金村 暁
4試合 3勝1敗 投球回28.2 防御率1.57 奪三振20 自責点5
〘3,4月〙ー 〘5月〙ー 〘6月〙ー
〘7月〙C 〘8月〙ー
勝負の9月にエース級の活躍を見せ、ようやく真価を発揮した。先発4試合は全てQSを記録するなど3勝1敗 防御率1.57の好成績、特にリーグ優勝を決めた翌日24日の横浜戦では2安打完封勝利を挙げ、最高の形でレギュラーシーズン最終登板を締めくくった。与四球率や奪三振率は平凡も、28.2回を投げて被本塁打0と長打を許さない投球が光った。
② 渡辺 亮
8試合 2勝0敗 3H 投球回9.2 防御率0.00 奪三振10 自責点0
〘3,4月〙S 〘5月〙D 〘6月〙D
〘7月〙A 〘8月〙B
登板8試合のうちイニング跨ぎを3試合、走者を背負った場面での火消しを3試合、残りの2試合はその両方を果たし、防御率0.00は圧巻の一言。投球内容もWHIP0.72、K/BB5.00、FIP1.67と文句なし。リーグ優勝を決めた23日の横浜戦では5回途中から登板すると、見事な火消しとイニング跨ぎを披露し、勝利投手に輝いた。8月終了時点では防御率3.36だったが、9,10月の活躍で2年連続の防御率2点台と、自身初の60試合登板を達成した。
③ 藤川 球児
11試合 0勝0敗 8S 1H 投球回10.2 防御率0.00 奪三振10 自責点0
〘3,4月〙B 〘5月〙S 〘6月〙S
〘7月〙S 〘8月〙B
やや不安定だった8月から一転、再び支配的な投球を見せてくれた。登板11試合のうち8試合で1人の走者も許さない完璧な投球を披露し、JFKの「J」と「K」が調子を落とす中、最後の砦として敵チームの前に立ちはだかった。WHIP0.38、K/BB10.00、被BABIP.131は今シーズンの自己ベスト。15日の中日戦で日本新記録となるシーズン47セーブ目を記録すると、最終戦で前人未到のシーズン50セーブを達成した。
④ 赤星 憲広
26試合 打率.336 39安打 0本塁打 9打点 7盗塁
〘3,4月〙S 〘5月〙A 〘6月〙A
〘7月〙B 〘8月〙S
出場26試合のうち16試合で2安打以上を放つなど、9,10月も安定した出塁能力を発揮し、チームで唯一6ヶ月連続打率3割を記録した。三振率は今シーズン初めて10%を切る9.5%、四球率は8月に次ぐ6.3%を記録するなど、打席でのアプローチも隙がなかった。24日の横浜戦では自身初のシーズン200安打を達成した。
⑤ 新井 貴浩
27試合 打率.353 41安打 7本塁打 28打点 0盗塁
〘3,4月〙A 〘5月〙S 〘6月〙A
〘7月〙S 〘8月〙S
41安打、7本塁打、28打点、OPS.988はチームトップの数字で、今月も打ちに打ちまくった。特に3本の2ラン、2本の3ランを放つなどチャンスでの勝負強さに拍車がかかった結果、27試合で28打点の荒稼ぎを見せた。シーズン最終戦で31号2ランを放ち、金本、ガイエルとの熾烈な打点王争いを制した。得点圏での積極的な打撃によって、四球率7.9%は3ヶ月ぶりに10%を下回った。
⑥ 鳥谷 敬
27試合 打率.357 40安打 4本塁打 12打点 0盗塁
〘3,4月〙A 〘5月〙C 〘6月〙S
〘7月〙S 〘8月〙C
8月の不振から脱却し、今シーズン2回目の月間40安打を放つ活躍を見せた。打率.357、出塁率.421はチームトップの数字で、22得点を記録した。特筆すべきは打席でのアプローチで、四球率10.1%、三振率8.5%、BB/K1.18と三振せず四球を数多くもぎ取った。また、今シーズン影を潜めていた長打力も持ち直し、月間4本塁打は2005年6月、2006年8月に並ぶキャリアハイ、OPS.912も今シーズンベストだった。
2-2.「A」評価選手
① スコット・アッチソン
5試合 2勝1敗 投球回31.1 防御率2.30 奪三振20 自責点8
〘3,4月〙S 〘5月〙A 〘6月〙B
〘7月〙B 〘8月〙S
9月12日の広島戦で4安打完封、19日の巨人戦で8回途中1失点の快投を演じるなど、9,10月も絶対的な安定感で開幕からの連勝を「12」まで伸ばした。26日のヤクルト戦で今シーズン初黒星を喫してしまったのが残念だったが、それでも防御率2.30は今シーズンベストだった。一方で、与四球率2.87は自己最低の数字で、慎重になりすぎた四球が少し目立った。
② 下柳 剛
4試合 2勝1敗 投球回25.1 防御率2.49 奪三振17 自責点7
〘3,4月〙A 〘5月〙D 〘6月〙C
〘7月〙A 〘8月〙C
9月13日の広島戦、20日の巨人戦で自身初の2試合連続完封勝利、4年連続の2ケタ勝利を達成した。その一方で、残りの2試合は5回持たずに降板しており、調子が非常に極端な1ヶ月だった。9,10月は25イニング連続で被本塁打なしで、8月の深刻な一発病は克服したが、26イニング目に巨人・小笠原に逆転3ランを浴びてしまった。
③ 江草 仁貴
11試合 2勝1敗 2H 投球回14.1 防御率1.88 奪三振9 自責点3
〘3,4月〙C 〘5月〙C 〘6月〙A
〘7月〙S 〘8月〙A
イニング跨ぎやピンチでの火消しを中心にチーム2位の11試合に登板し、防御率1.88の成績を残した。6月から3ヶ月連続でWHIP1.00を切っていたが、9,10月は走者を出しながら粘る登板が多く、WHIP1.40は5月に次ぐワースト2位の数字。優勝を決めた23日の横浜戦では8回から9回2アウトまでリリーフし、最後の1人をウィリアムスに託す渋い活躍を見せた。
④ 金本 知憲
27試合 打率.283 30安打 5本塁打 19打点 0盗塁
〘3,4月〙S 〘5月〙S 〘6月〙S
〘7月〙A 〘8月〙S
チーム2位タイの5本塁打、同3位の19打点を挙げ、リーグ優勝を決めた23日の横浜戦では決勝2ランを放り込んだ。しかし、それ以降の7試合で0本塁打3打点と伸び悩み、本塁打王と打点王を逃してしまった。また、9,10月は無安打に終わった試合が7試合あり、やや不振に陥った月間だった。それでも、OPS.880、四球率は4ヶ月連続10%以上の12.9%、BB/K0.84と不振でも強打者として君臨した。
⑤ 矢野 輝弘
20試合 打率.345 29安打 2本塁打 13打点 0盗塁
〘3,4月〙B 〘5月〙B 〘6月〙B
〘7月〙A 〘8月〙B
3ヶ月連続で打率.300を達成し、12日の広島戦での満塁本塁打など今シーズン最高の月間13打点を挙げた。得点圏での打席が多かった影響か、87打席立って2四球と極端に少なかった。それでも、葛城や関本と共に下位打線に厚みをもたせる見事な活躍だった。一方、守備面では20試合でスタメンマスクを被り、12勝6敗1分 防御率3.10の成績を残した。
⑥ 関本 賢太郎
24試合 打率.349 29安打 0本塁打 4打点 0盗塁
〘3,4月〙A 〘5月〙B 〘6月〙C
〘7月〙C 〘8月〙ー
8月は怪我でわずか5試合の出場に終わったが、9月に入ると第1週に19打数10安打といきなり快音を響かせ、同時期に平野が調子を落としていたこともあって一気にスタメンを奪ってみせた。その後も調子を落とすことなく9,10月は打率.349の大爆発、四球率10.1%を誇る選球眼も申し分なく、月間OPSは今シーズン最高の.805を記録した。
⑦ 葛城 育郎
26試合 打率.233 21安打 5本塁打 20打点 0盗塁
〘3,4月〙B 〘5月〙A 〘6月〙A
〘7月〙B 〘8月〙C
林威助の離脱によりしばらく5番起用が続くと、9月5日からの広島3連戦で10打数6安打1本塁打8打点の大暴れ。林が復帰後もスタメン出場し続け、打率.233ながら5本塁打全てを走者がいる場面で放つなど、勝負強い打撃でチーム2位の20打点を記録した。10月5日からの横浜2連戦では1戦目に同点2ラン、2戦目に勝ち越し2ランを放つ大活躍だった。
2-3.「B」評価選手
① 安藤 優也
5試合 2勝1敗 投球回31 防御率4.06 奪三振22 自責点14
〘3,4月〙B 〘5月〙A 〘6月〙A
〘7月〙D 〘8月〙B
9月最初の登板となった7日の広島戦で9回1失点完投勝利、次の登板でも白星を挙げ、2ケタ勝利まであと1勝に迫った。しかし、その後の3先発で0勝1敗 防御率5.51と伸び悩み、2年ぶりの2ケタ勝利を達成できなかった。それでも月間与四球率1.45を記録した抜群のコントロールを武器に、FIP3.02は防御率より1点以上も低く、投球内容自体は悪くなかった。
② 久保 康友
2試合 1勝0敗 投球回9.1 防御率1.93 奪三振5 自責点2
〘3,4月〙ー 〘5月〙ー 〘6月〙ー
〘7月〙D 〘8月〙ー
9月30日に1軍に昇格すると、10月5日の横浜戦でリリーフ登板をこなし、7日のヤクルト戦(シーズン最終戦)で約2ヶ月半ぶりの先発を任された。この登板でようやく真価を発揮し8回途中2失点の快投を披露、ようやく移籍後初勝利を挙げた。ただ、金本と本塁打王を争っていたガイエルに本塁打王を決定づける38号ソロを浴びてしまったのはいただけなかった。
③ クリス・リーソップ
7試合 0勝0敗 1H 投球回8.1 防御率3.24 奪三振6 自責点3
〘3,4月〙ー 〘5月〙ー 〘6月〙ー
〘7月〙ー 〘8月〙C
9月5日に1軍復帰を果たすと、7試合に登板し防御率3.24の成績を残した。最終戦で2失点を喫したことで見栄えが悪くなったが、それまでの6登板に限れば、防御率1.29、WHIP0.86と非常に優秀な中継ぎだった。9,10月の失点は全てヤクルト戦で、特に青木に対して1本塁打2打点と苦手にしている。派手さはなくとも制球は安定しており、CSでの活躍に期待したいところだ。
④ 桜井 広大
14試合 打率.289 11安打 0本塁打 2打点 0盗塁
〘3,4月〙ー 〘5月〙A 〘6月〙ー
〘7月〙B 〘8月〙C
スタメン出場は9試合にとどまったが、そのうち8試合で安打を放ち、打率.294の成績を残した。9,10月の打撃で特筆すべきは、四球を数多く選べるようになったこと。8月までの四球率2.1%だった男が9,10月は四球率13.6%、出塁率.386を記録、相変わらず三振は多いが選球眼は明らかに進化している。また、11安打のうち3本が二塁打、1本が三塁打で、本塁打はなくとも長打の生産力は上々だった。
⑤ 林 威助
19試合 打率.267 20安打 1本塁打 11打点 0盗塁
〘3,4月〙ー 〘5月〙ー 〘6月〙B
〘7月〙S 〘8月〙C
9月9日に怪我から復帰すると、19試合にスタメン出場を果たした。無安打に終わった試合は4試合のみ、9試合で打点を記録するなどコンスタントに結果を残した。23日の横浜戦では4回にリードを広げる11号2ランを放ち、リーグ優勝を大きく手繰り寄せた。三振率が8月から大幅に悪化したが(8月:6.1%、9,10月:20.7%)、その8月は不振だったことも考慮すると、ある意味「らしさ」が戻ったとも言える。
2-4.「C」評価選手
① 福原 忍
4試合 1勝2敗 投球回24.1 防御率4.44 奪三振15 自責点12
〘3,4月〙C 〘5月〙C 〘6月〙ー
〘7月〙ー 〘8月〙B
快投続きの8月に続いてとは言わずとも、今月もまずまず試合を作る投球を見せた。BABIP.397、与四球率1.85、被本塁打1が示すように、安打は打たれても四球や本塁打は打たれない投球にベテランの矜持が感じられる。しかし、相変わらず打線の援護に恵まれず、援護率3.55は9,10月の打線の攻撃力を考えれば物足りなかった。リーグ優勝がかかった22日の横浜戦では7回3失点の粘投で勝利投手の権利を持って降板したが、後を受けた投手が打たれ記念すべき勝利投手を逃してしまった。
② 久保田 智之
13試合 0勝0敗 6H 投球回14.2 防御率6.14 奪三振10 自責点10
〘3,4月〙C 〘5月〙B 〘6月〙S
〘7月〙B 〘8月〙A
9,10月もチーム最多の13試合に登板したが、5試合で失点を許し防御率6.14は今シーズン最低だった。奪三振は比較的多く取ったが、四球と本塁打も多く与えてしまい、FIP5.44も今シーズン最低値を記録してしまった。毎月2勝以上を積み上げてきたが、今月は未勝利に終わり、20年ぶりの中継ぎでの最多勝はならなかった。それでも、9月2日の横浜戦でシーズン56HP、28日のヤクルト戦でシーズン91試合登板、47ホールドを達成し、自身が持つ日本記録を自分自身で更新してみせた。
③ ジェフ・ウィリアムス
7試合 1勝0敗 1H 投球回5.2 防御率7.94 奪三振7 自責点5
〘3,4月〙A 〘5月〙S 〘6月〙B
〘7月〙A 〘8月〙B
9月6日の広島戦で4安打3失点で1アウトも取れずに降板、9日のヤクルト戦でも痛恨の本塁打を浴び2失点したことで、月間防御率7.94と見栄えの悪い数字が残ってしまった。しかし、その他5登板はほぼ完璧に封じており、月間奪三振率11.12は今シーズン最高、FIP2.94も優秀な数値だった。23日の横浜戦ではリーグ優勝まであと1人の場面で登場し、横浜・吉村を空振り三振に仕留め、来日6年目にして初めて胴上げ投手に輝いた。
④ 平野 恵一
12試合 打率.200 5安打 0本塁打 1打点 1盗塁
〘3,4月〙A 〘5月〙D 〘6月〙ー
〘7月〙C 〘8月〙B
8月26日から続いた連続無安打は「18打席」でストップしたが、その間に関本が打ちまくったことで、8月に掴んだセカンドの座を明け渡し、スタメン出場は6試合にとどまった。6試合のうち5試合で安打を放つ渋い活躍は見せたものの、月間打率.349の関本の前には再びスタメン奪取とはならなかった。9月22日の横浜戦では代走で盗塁を決め、4年ぶりの2ケタ盗塁を達成した。
⑤ 野口 寿浩
5試合 打率.000 0安打 0本塁打 0打点 0盗塁
〘3,4月〙C 〘5月〙B 〘6月〙B
〘7月〙C 〘8月〙B
9月は金村暁の専属キャッチャーとして起用されたため、スタメン出場は3試合にとどまった。しかし、スタメン3試合は3勝0敗 防御率1.67と出色の数字を残しており、金村暁をはじめ投手陣を好投に導いた。一方、打撃では14打席に立ち、四球を1つ選んだのみで安打は1本も放てなかった。
⑥ 狩野 恵輔
4試合 打率.250 4安打 0本塁打 1打点 0盗塁
〘3,4月〙ー 〘5月〙ー 〘6月〙ー
〘7月〙ー 〘8月〙ー
杉山の専属キャッチャーとして、杉山の先発試合にスタメン出場。8月は影を潜めていた杉山の制球難が再び露呈したこともあり、リードに苦労する場面もよく見られた。しかし、23日の横浜戦では杉山が先発ということでスタメン出場を果たすと、そのまま9回までマスクを被り続け、3年ぶりのリーグ優勝の瞬間をグラウンドで迎えることができた。
2-5.「D」評価選手
① 杉山 直久
4試合 1勝2敗 投球回16.2 防御率7.56 奪三振4 自責点14
〘3,4月〙D 〘5月〙ー 〘6月〙ー
〘7月〙ー 〘8月〙A
4試合に先発し1勝2敗 防御率7.56の成績で、不安定な投球が目立った。8月の好調を支えた制球力の改善は9月に入ると元通り、16.2回を投げて9四死球を与えてしまった。リーグ優勝を決めた23日の横浜戦でも先発を任されたが、4安打4四球を与える不安定な投球で4.2回で降板、記念すべき勝利投手まであと1アウトのところでみすみす逃してしまった。
② 能見 篤史
8試合 0勝0敗 1H 投球回10 防御率4.50 奪三振4 自責点5
〘3,4月〙ー 〘5月〙B 〘6月〙B
〘7月〙B 〘8月〙B
8試合に登板するも防御率4.50、WHIP1.90、FIP5.42は今シーズン最低だった。4月末に1軍昇格以降、月間与四球率は1点台~2点台前半に安定していたが、9,10月は10イニングで6四球を与え、与四球率5.40と大幅に悪化してしまった。9月3日に3イニング、4日に2イニングを無失点に封じて以降、不安定な投球が目立ち始め、連日の複数イニングが影響した可能性が高い。
③ 桧山 進次郎
16試合 打率.105 2安打 0本塁打 0打点 0盗塁
〘3,4月〙B 〘5月〙A 〘6月〙C
〘7月〙B 〘8月〙C
9,10月は2試合にスタメン出場、14試合に代打で出場した。しかし、スタメンでは8打数1安打、代打では11打数1安打3四球の成績で、最後は9打席連続無安打でレギュラーシーズンを終えてしまった。葛城、桜井が8月の不振から脱却したこともあり、若干チーム内での存在感が薄まってしまった印象がある。
2-6.評価なし
① 上園 啓史
1試合 0勝0敗 投球回2 防御率0.00 奪三振2 自責点0
〘3,4月〙ー 〘5月〙ー 〘6月〙ー
〘7月〙B 〘8月〙D
② ルー・フォード
2試合 打率.000 0安打 0本塁打 0打点 0盗塁
〘3,4月〙C 〘5月〙D 〘6月〙D
〘7月〙ー 〘8月〙ー
③ 庄田 隆弘
11試合 打率.167 2安打 0本塁打 0打点 0盗塁
〘3,4月〙ー 〘5月〙ー 〘6月〙ー
〘7月〙C 〘8月〙ー
④ 藤本 敦士
2試合 打率.000 0安打 0本塁打 0打点 0盗塁
〘3,4月〙ー 〘5月〙ー 〘6月〙C
〘7月〙ー 〘8月〙ー
3.月間データ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?