読書手帳

2021.9.6

もう日付が変わっているのだけれど、思い出したので書いている。危なく三日坊主になるところだった。

今日は12時に起きた。昨日、深夜2時にゴキブリ騒ぎがあり、寝不足だったのである、、言い訳だけど。

明日がゼミなので、研究を是が非でも進めなければならない。本の分類をAIで行う という研究をしている。
情報科に所属していながら、好きな本について研究をできることはとても幸せなこと、、なのだけど、なかなか進まないのが私である。

夜になってやっと読書。今日から読み始めた、向田邦子さんの「夜中の薔薇」。とても綺麗なタイトルと素敵な表紙、、!読むのが楽しみ。
ケーキを食べながら読み、布団に入って、少し気分転換で江國香織さんの「物語のなかとそと」の続きを読み始める。何を隠そう、私は江國香織さんの小説の大ファン、、いつでも江國さんの世界に入ることができるよう、帰省先にも三冊も持ってきた。落ち着く。

もう少し読んで、寝る。

と思ったのだけどなかなか寝れなくて深夜2時半。
母の蔵書から、「私の本棚」という読みたかった本を見つけ、読み始めてしまった。様々な著名人の本棚と、それにまつわるエッセイが集められた本。
児玉清さんの文章もあり、本当にびっくりするほどの読書家だったのだと知った、、これを書いているときで3千冊の本を持ち、床が抜けないか奥さんに心配されていたそうだ。
さらにこの方の好きなところが、「本を減らす」ということが頭にないこと。物理的な問題にもなかなか難しいと思うのだけれど、本当に並々ならぬ愛着を持っていらっしゃるのだと感じた。

児玉さんについてもっと知りたくて、ネットで調べていたら、もうこの人に会うことはできないのだと実感して涙を流してしまったのだけれど、よく考えたら、児玉さんが残した本、文章たちによって会話することはできるのだな、、と。もうこの世界に存在しない人のお話が聞けるなんて、本当に本って素晴らしいと思った。
児玉さん、きっと死ぬ間際までも本のことを考えていたのだろうな。

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