子どもが不登校になったら読むnote

皆さん、こんにちは。
Gifted Creative、峯上良平です。

まず、こちらをお読みになる前の注意事項として

①私のこれまで支援させて頂いた中での経験や知識ですので、これを読んでの意見や、感想は特に求めておりません。あくまで参考にして下さい。
②誤解を招かないよう、オブラートに包まず、ストレートに表現をあえて書いています。少しでも嫌な気持ちになれば、そっとブラウザを閉じてください。

私にしては珍しく、こちらを挙げさせて頂きます。
というのも、あまりにもこれから書かせて頂く、
【誤った接し方をされているお母さんが多すぎる】からです。

大抵の場合、お母さんは自分の育て方が悪かったと思い込んで自分を責めてしまっていたり、感情が不安定になってしまっていて、支援者側から伝えるのが難しかったり、伝わらなかったりしてしまうため、こちらにまとめようと思ったのがきっかけとなります。
何か上手くいかない、そんなときに繰り返しお読みいただき、誤った接し方をしていないか、振り返って頂けると幸いです。

不登校になった子への接し方で一番大切なことは、
【過干渉にならず、冷静になって適度なバランスで力になり、最後は自分で選ばせる】
一言で伝えると、これが答えになります。
具体的にお伝えすると、
①家での心理的安全性の確保
お母さんのメンタルが不安定な状態の時、いろいろな選択肢を子の要望を無視して、集めすぎたり、無理やり体験させ過ぎたりします。
一度、嫌な思いをさせてしまうと、今後それが必要なタイミングになった時、その選択肢を選べなくなってしまいます。
子どもの状態が気になる、ゲームのし過ぎ、昼夜逆転、勉強をしていないなど。
小言を言いたくなる気持ち、すごくよく分かります。
しかし、親の望む方向を提示すればするほど、それと真逆の方向に行ってしまうのが現状です。
寄り添い、見守ることも愛情です。
時には嫌なことから現実逃避する時間も必要です。
子も、子なりにこのままじゃ良くないとはわかっています。
ただ、どうすれば現状から抜け出せるのか、わからなくなってしまっているだけなのです。
休養、自分のことに向き合える時間、環境を作りましょう。
そのためにはお母さん自身が気持ちのコントロールが出来るよう、リラックスする時間や、ストレスコーピングの技術、支援者、カウンセラーに気持ちを聞いてもらうなどを行って下さい。
一年間は見守っても私は大丈夫だと思いますので、その間に上記の練習や、子との良い時間、信頼関係をきちんと育みましょう。

②問題に向き合う
子が不登校になった原因を落ち着いた状態で、事実を元に考えてみましょう。しかし、これには答えが見つからないパターンもあります。仮にいじめが原因だった場合は、自分の子の意見だけではなく、先生、いじめた側の意見を聞きながら、どちらに非があったかや責任の問題を追及せず、どうすれば子が、また学校に行けるようになるか、場合によっては転校や、その他、その子に合った教育環境へ行けるようにフォローしていきましょう。
親が出しゃばり過ぎた結果、いじめが陰湿になったり、エスカレートするパターンもあります。感情的に何とかしてと先生にお伝えしても、先生も人間なので、冷静になって助けてもらえるよう、上手く伝えていくことが大切です。
間違ってもモンスターペアレントにはならないでくださいね。
発達障がいが隠れている可能性や、過去のトラウマ、成育歴など家庭環境によるものもあったりしますが、感情的にならず、情報として受け取り、冷静に医療や支援、カウンセリング、フリースクール、通信制高校などに繋いでいくことが大切です。

③過干渉になっていないかを考える時間を持つ
当たり前を求めるのではなく、その子らしさを重視した、キャリアを考えてみましょう。不登校になれば、一番心配するのが学業への遅れ、将来への不安です。しかしながら、現在は有名大学に行けば、いい会社に入り、一生安泰という時代ではなくなったと私は考えています。これからの時代は変化が激しく、新しい技術や能力を【柔軟に】取り入れていける人がお金に困らずに生きられると考えています。そのため、有名大学にこだわる必要も、人と違うことに関して不安に思う必要はありません。
例えば発達障がいの場合、凸凹があるため、みんなと同じようにすべてのことをこなせるようになるのは結構大変です。その子の興味や、強み、好きを活かしながら、キャリアを考えていけるように、子の考え方をフォローする方向で相談に乗ってあげてください。
大丈夫です、私や他のメンバーのようにきちんと働け、自立できるようになった事例は沢山あります。
ここでのポイントは、子の意思を尊重するということです。
過干渉な状態というのは、干渉することによって親の不安を解消しているだけに過ぎず、子にとっては成長や考える機会、失敗の経験を奪われてしまうことに繋がります。最後は自分で決めて、その責任を負うことで、失敗から学び、また挑戦するという成長マインドを持てることが子にとって大変重要です。
過干渉の未来は、子に恨まれたり、暴力を振るわれたりと、親のせいでこうなったと言われたりと、お互いにとって間違いなくマイナスに繋がります。
くれぐれもご注意ください。

④最後にいくら子どもとはいえ、一人の人間の人生です。
上手くいっても、いかなくても、親の責任ではなく、本人の責任です。
虐待などは論外ですが、衣食住の確保や教育費を出しているだけでも、親としての責任は十分に取っている私は思います。
ある程度の距離感を保ち、依存させないことが大切です。
私自身も家族関係に対してフォローをしますが、近ければ近いほど、お互いが感情的になってしまい、傷つけ合ってしまうことがよくあります。
そんな時には物理的に距離を取ったり、専門家を入れ、アドバイスなどは親がしなくてもよい状態にしたりと環境を調整してみてください。
大人でも自分らしく、ごきげんに生きられている人は非常に少ないです。
親自身が、ごきげんに過ごせるよう、意識を子から自分の人生に持っていくようにしてみませんか?
案外、問題というものは、時間が解決したりすることも多いです。
親としてはここまでという線引きを行い、あとは自分の人生を楽しんだ方が、子も子で自分で何とかしようと動き出すのではないかと思います。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
少しでも子にとって、親御さんにとっても日々の暮らしが穏やかになればうれしいです。

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