ADHDが生きやすくなるには
皆さん、こんにちは。
Gifted Creative、峯上良平です。
今日は私も持っている、ADHDについてお話したいと思います。
皆さんはiPhoneを落として、画面を割ったことはありますでしょうか?
少なくとも、一度や二度、あるのではないでしょうか?
それくらい誰でもあるよと思うかも知れませんね。
特にADHDの方は、その頻度が多く、基本的にスマホケースや画面フィルムは必須で、それでもなお落とす頻度が多いため、割れる確率も高いのです。
私はこれまで10回を超えて画面を割ってきました。
最初の頃は凄くショックでiPhoneを見る度にまたやってしまったと落ち込み、致命的な状態になるまで割れたまま使うこともありました。
最近ではどうせ割れるのだから、自分で修理できるようになれば良いと言うことに気付いて、画面パーツを2,000円で買って直せば良いやと気楽に考えられるようになりました。
以前まではまた10,000円くらいかかると落ち込んだり、【何で自分はいつも注意が足らず、こうなんだ】と自分を責めるという行為をしていました。
特性や障がいというものは、
①スマホケースや画面フィルムのように予防的に対応できるもの
②修理先の確保や自己修理など、外部、内部で問題解決できるスキルの獲得
③自身を責めずに受け入れ、すぐに切り替えることができるマインドセット
これらが重要になって来ると考えています。
ADHDの方は、興味の幅が広く、何でもやってみたい、やりたいとなって多くのことに手を出す傾向があります。
しかし、継続し辛いという弱点があります。
以前の私の経験をお伝えすると、
最初こそはやる気があり、良い印象で、かつ自信もあるため、任せてもらえることも多いのですが、いざやってみると思ったように出来ず、かといって引き受けた以上、相談が出来ずに自爆してしまいました。
向こうも順調そうに見えていただけあって、え?
というような驚きと、その出来栄えの差が大きいため、関係が終わる=仕事を辞めるということが起きていました。
この経験を繰り返してしまい、自信を失うということが私にもありました。
そこから今の私に変わるまで、何が大事だったかというと、
【継続できるように如何に工夫するか】
だったと思います。
SEもダメ、地元で就職も失敗、残りは家業の農業。
でもこれをずっと続けるのはしんどい。
当時の私は後がない状態でした。
【唯一好きだった腕時計、これを何とか商売に出来ないか】
それに向き合い、試し続けたことが私の自信の回復に繋がりました。
最初の売り上げは中学生のお小遣いレベルだったものが、最終的には同世代の手取りを上回る金額まで上げることができました。
ADHDは一つ、これだというものが見つかれば、普通の人よりも凄い能力を発揮できると私は考えています。
学校の成績もイマイチ、一般就労も難しかった私ですが、今は時計屋よりも楽しい仕事をさせて頂いています。
もちろん平坦な道ではなかったですし、辛いことも沢山ありました。
でも、自分と向き合い、自分の特性のせいにせず、どうすればできるかを試し続けたからこそ、今があると思います。
私には才能があった訳ではなく、自分にあったやり方を見つけることができた、ただそれだけなのです。
ADHDと診断され、人生が終わったと思わないで下さい。
また一人で何とかしようとしないで下さい。
周りを見渡せば、きっと助けてくれる方がいます。
ミスを笑って許してくれる仲間ができます。
これを読んだ方が少しでも生きやすくなれば嬉しいです。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。