キミを待っている人たちがいる
11月20日に琴似中学校でお話をしてきました。
親父の会が主催で、大人のお話を中学生に話すということを琴似中学校では代々行われているようです。今年はコロナの関係で講師が少なく、琴似中学校には縁もゆかりもない僕に声がかかりました。
手前味噌ですが、ちょっといい話をしましたので、少し共有したいと思います。
タイトルは、
「勉強するのはなんのため」
というようにしました。
どんなテーマで話してもいいって言われて、しばらく悩みました。
で、すごく無難だけど、ちょっと難しい?話をテーマに選ばせてもらいました。
勉強するのはなんのため?
子どもたちに聞いてみました。
「マウントを取る。」って言葉、
僕が中学校の時には全く聞いたことありませんが、
なんだか世相を表している気がします。
さて、皆さんはどうでしょう?
「勉強なんてしなくても困っていないよ。」
そういう人もいるかもしれませんね。
丞行ではワークショップも用意しました。そのワークショップを通じてまず伝えたのは
多くの人が、異なる文化、互いの背景があるなかで、
一定のルールで生活するため。
そんなことを勉強をする一つ目の理由として伝えました。
次に、
人間と他の生物の違いについて考えてもらいました。
人間は、社会をつくることでその種(人間という種)を守っている(未来につないでいる)ということを伝えました。
なので、
「命を奪い合うという戦争をしているのは人間ではないです。魚レベルです。」
といいました。魚に失礼だったかもしれないけど。
少ない時間でしたが、もっともっと伝えたいことがありました。
でも、全部伝えるのはあきらめました。
が、どうしても伝えたかったことも伝えました。
勉強するのは何のため。
に一歩進んで
学校に行くのは何のため。
ということです。
〇一人じゃないということを知るため
〇失敗を体験するため
〇人の優しさを知るため。
最近、不登校を容認する風潮に
ちょっとだけ危惧しています。
学校に行かないYouTuberもいますしね。
(否定はしないですし、僕の中でまだ答えが出ていません。)
僕が思うのは、最近
「極端に失敗を恐れている」人が多い。
ということです。
失敗したって、何も失わないように見えるのに、うまくいかないことをやってみることを避けるし、うまくいく方法だけを探すという感じです。
以前、このnoteで
いたずらっ子を探そうという記事を書きましたが、
そこで、失敗力にちょっと触れました。
学校では、たくさん失敗できるんです。本当は。
授業で興奮して、「イッパイシッパイ」ってことを言ったら
その言葉のリズムにクスクスわらう子がいました。
イッパイシッパイっていいですね。
次に伝えたのは、
好きなものを書き出してもらって、そして、伝えました。
勉強するのは
「大好きなものをもっともっと好きになる」ため
と、ここでタイムアップ。キーンコーンカーンコーン。
やっちゃった。。。。
まとめを伝えられませんでした。
自分をもっと好きになるため。
僕が伝えたかったのは、
これだったのです。
万人幸福の栞にある 第16条 尊己及人(己を尊び人に及ぼす)
に近いのかな。
さて、今回のnoteのタイトルなのですが、
「キミを待っている人たちがいる」
っていうのは、僕がプロデュースした曲 A Lifetime
という曲のこの歌詞から取りました。
あの中学生たちのような未来を作っていく彼らを
僕らは待っていたいなと思っています。
彼らがどんなことでも試すことができるような世の中をつくりたいのです。
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