数か月前、モーニングセミナーの講話でどなたかがおっしゃっていたエピソードがどうしても気になって、僕はそのあと、会社の事業の伝え方を絞り込みました。
それが、
「人事に強い雑誌プロダクション」
という言葉です。雑誌プロダクションというのは造語になります。想いを伝え切れてるかというとまだまだ不安ですが、我々(SCWトリニティ)が雑誌を作っていそうだな。ということは伝わりませんか?
これまで僕の顔で仕事をしているうちはまだよかった(いや、本当はよくなくて何とかごまかしをしていたというのが正直なところだとおもいます)のですが、「社員が外で説明できない。」そういう現象がたくさん起きてきました。
「横山さんは何者?」そういう問いかけも相変わらずあります。
さて、ちょっとこの文を読んでもらいたいです。
英語、不得意な方は読み飛ばしました?そうですよね。まぁ、僕もです。有名な要所部分、ちょっとポール訳してみます。ここで出てくる、スティーブは、かのスティーブ・ジョブズ、リーとはリー・クロウそして、私とは著者のことです。
最近、いろいろな出来事が身の回りで起きてしまって、ちょっとこのままでは身体がもたないな。と思っていました。
周りの方々もみていてもすごく忙しくされています。
ふと、自分の会社の名刺をぼんやり眺めてみて、このエピソードを思い出しました。
最も大切なことに集中する。
こんなあたりまえのことが案外できません。
僕の思考の癖は、絞り込むより、拡散する方が得意なようです。
あれもこれもつないでいくのもたぶん得意な方です。
経験的にも、AとBを掛け合わせてCになったりDになったりする楽しさも知っています。
だけど、自分だけならいいけど、身の回りの人たちと何かを動かす時どうでしょうか?
The more things you ask people to focus on, the fewer they’ll remember.
人々にアピールすることを増やせば増やすほど、覚えきれなくなる
フォーカスをアピールと訳しましたが、
僕はこの一文に込められた想いがとても大切な気がしています。
The more, the fewer
おおけりゃおおいほど、すくなくなる。やればやるほど、手薄になる。
これは、広告の世界だけじゃないと思うのです。
子育てもそうかもしれません。家庭の中で相手に求めることもそうかもしれません。部下や上司、クライアント。
いま、札幌白石倫理法人会は、100社の仲間づくりを目標としています。
その時に、ちょっと立ち止まって
The more, The fewer
を思い出したいのです。すばらしい生活法則だからこそ。
※ところで、今回で原文を掲載したは理由があります。
このエピソード日本語で数多くの方がブログなどで引用されていたのですが、あまり出典が明らかにされていなかったのです。ずいぶん検索しました。。。大体、リークロウのことを僕はティムクックと間違って覚えててまあ、検索しても出てこない。(そんなもんです。)
良いエピソードは脚色されてどんどん違う形になっていくことがあります。
そんなことをなんておもっていたら、しっかり日本語訳版もでていました。別のタイトルで。
日本語で、プロの翻訳者がきちんと訳してくださっていました。僕も購入してしまいました。
※もともと「人事系のコンサルティングを中心に、どんなことでもやりますよ。SDGsも得意です。」
「働くことに関することならば、なんでもやろう。」ということで、感染対策とさわやかな職場環境づくりのためにハンドフレッシュナーをつくったり、今も、睡眠と働くことは密接に関係していると思っているのでカフェインレスコーヒーの商品化を目指したり。創業時の想いが、「働く人と企業とが誠実な関係を結ぶ世の中をつくりたい」がスタートなのですが、つい忘れがちになります。
でも、倫理を学んでいると「本を忘れず末を乱さず。」という言葉をいつも思い出させてくれるのでハッとします。