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平成生まれの男による硬派な映画レビュー。美術検定2級取得。他、ハンカチや財布、ミリタリーにジョーマローン…などなど好きなものを発信予定。

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平成生まれの男による硬派な映画レビュー。美術検定2級取得。他、ハンカチや財布、ミリタリーにジョーマローン…などなど好きなものを発信予定。

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初めまして。paulです。 映画を語っていきたいと思います。個人の記録用として書いていくのが目的ですが、多くの方に読んでいただけたら幸いです。 好きな映画 ホラー:『エクソシスト』 アクション:『96時間』 ミステリー:『メメント』 SF:『マイノリティリポート』 戦争:『ブラックホークダウン』又は『プラトーン』 パニック:『2012』 好きな監督や俳優、女優 監督:ポール・バーホーベン、ジェームズ・キャメロン 俳優:リーアム・ニーソン、ウィレム・デフォー

    • 満足度高めの1本!『フォールガイ』(2024年)感想

      ★3.5/5(映画館にて鑑賞) 面白かった! 映画館で観てきました。面白かったです! 「どういうところが?」というと、アクション・コメディ・ラブストーリーをうまく織り交ぜているところだと思います。アクション・コメディを全面に押し出した予告にはなっていますが、エミリー・ブラントとの関係もよかったです(つまり、ラブストーリー?)。エミリー・ブラントも美人でしたしね笑。『クワイエット・プレイス』や『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のイメージが強い方は、そう思うはずです。メガホ

      • 『亡国のイージス』(2005年)感想

        ★3.5/5 1隻のイージス艦で繰り広げられる熱い戦い やっぱり面白い 学生の頃にBS朝日で初めて観た。初見では「海自全面協力の面白い映画だなー」くらいだったが、中学生の頃に原作を読み感動。これがきっかけで「終戦のローレライ」も「戦国自衛隊1549」読んだ(+映画も観た)。 社会人になって観ても面白い。むしろ、登場人物の気持ちが理解できるようになった大人だからこそ楽しめるような気もしている。 熱い男たち 先任伍長はじめ、如月や宮津、DICEの渥美など信条を持った男たち

        • 続編が作られる程の出来なのか『オリエント急行殺人事件』(2017年)感想

          ★2/5 意外でもないし地味。あと登場人物多過ぎ そんな偶然ないだろ 要するに容疑者全員が犯人で、皆が犯人だったというのが真相。で、犯人達を結びつけるのが何かと言うと、アームストロング事件と呼ばれる誘拐殺人事件で、その事件で人生を狂わされた人達が復讐を果たす物語。んー、いや、皆が皆その事件に関わってんの不自然だろと。名探偵でなくても察しがつく内容かなと思った。 登場人物多過ぎ 元も子もない話だが、登場人物多過ぎ。人生を狂わされた人々というのを描きたかったんだろうけど、

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        • 満足度高めの1本!『フォールガイ』(2024年)感想

        • 『亡国のイージス』(2005年)感想

        • 続編が作られる程の出来なのか『オリエント急行殺人事件』(2017年)感想

          哀愁と弾丸と『96時間』(2008年)感想

          ★殿堂入り 最高の一作。この一言に尽きる。 明快なストーリー まずストーリー。誘拐された娘を取り返しに、元CIAの主人公がパリに殴り込む、という話。極めて単純明快。それでいて主人公の哀愁漂う姿だったり、娘を大切に思う気持ちだったりが織り込まれていて感動。 重厚なアクション 拳での殴り合いにしろ銃撃戦にしろ、どれも重みがあって本物感が強い。主演のリーアム・ニーソンがボクサーだった経験からか、特に格闘シーンはより本物らしく感じる。撮影当時56歳とは思えない。ピーター(娘に

          哀愁と弾丸と『96時間』(2008年)感想

          不気味だけど温かい気持ちにもなるような?『LAMB/ラム』(2019年)感想

          ★3/5 その名は「アダ」 兎にも角にも「アダ」。そのビジュアルは、予告映像やら画像やらでかなり出回っていたので、特に驚きはしません。しかし!人間の子供のように生活する光景は、やっぱ異様。主人公夫婦がなんだかんだで受入れちゃうのは、なんだか切ない気もする。亡くした子供と重ねてるんだなって思うと、アダはある意味「救い」なのかも? 母は強し 産みの親である母羊と、育ての親とも言うべきマリア。どちらの存在からも、「母は強し」という格言(?)が思い出される。私としては、母羊が

          不気味だけど温かい気持ちにもなるような?『LAMB/ラム』(2019年)感想

          プロフェッショナルが3,000万$の獲物に挑む『スコア』(2001年)感想

          ★2.5/5 プロフェッショナルたち 金庫破りのプロ、バイヤー、情報屋、ハッカー、用心棒などプロフェッショナル揃い。特にロバート・デ・ニーロ演じる金庫破りのプロ感は、見応えあり。足が付かないようにわざわざ国境を超えたり、作業部屋もうまいことカムフラージュされててベテラン感が半端ない。ハッカーは、ステレオタイプな感じでかえって面白い笑。 危うい感じ そもそもエドワード・ノートンが胡散臭い。いや、いい意味で。だからこそ、ただの金庫破りの話で終わらず、どんなオチが待ってるん

          プロフェッショナルが3,000万$の獲物に挑む『スコア』(2001年)感想

          男女で感想が別れる可能性大『バービー』(2023年)感想

          ★2.5/5(劇場にて鑑賞) 再現度高過ぎ! 「リカちゃん人形の外国版的な?」くらいの認識しか持ち合わせておらず恐縮ですが、バービーの再現度がとても高い。朝食を摂るフリだとか、明らかに縮尺のおかしい道具や建物の数々、カチカチのビーチ等々もの凄いクオリティ。製作陣の気合を感じた。 コメディセンス抜群 イかれたバービーランドあり、ブラックジョークありでコメディセンス抜群。ニヤリとしてしまう演出ばかりで、観ていて本当に楽しい。製造元のマテル社も黒歴史認定した妊婦バービーやビ

          男女で感想が別れる可能性大『バービー』(2023年)感想

          怨念が時を超えてやって来る『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021年)感想

          ★2.5/5 イギリスの魅力 「ソーホー」って何?ということは、ひとまず置いておくとして、舞台であるイギリスの魅力が存分に発揮された作品だと思います。片田舎からロンドン、そしてソーホー地区まで、アメリカンな雰囲気と違ってどこか洗練された感じが気に入りました。バーではなく「パブ」が登場し、二階建てバスもしっかり登場します。下宿先の雰囲気にも、イギリスっぽさを感じます。シャーロックホームズが住んでいたのもこのような建物でしたし、イギリス、特にロンドンではリーズナブルに暮らそう

          怨念が時を超えてやって来る『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021年)感想

          リメイク版でも良作!ガチスプラッター『チャイルド・プレイ』(2019年)感想

          ★4/5 観ておけばよかった! 1988年に『チャイルド・プレイ』(以下、1988年公開の方を「88年版」と表記)が公開され、本作はそのリメイクです。本作の公開当時は、「88年版のオカルト感とかアナログ感が良かったのにAIの暴走とか笑。観ねーよ!」と思っていました。しかしながら、2023年になって気まぐれに観た結果、なかなか面白かったです。正直、つい最近劇場で観た『M3GAN/ミーガン』より面白いと感じました。 88年版とのギャップ そもそも『チャイルド・プレイ』とは

          リメイク版でも良作!ガチスプラッター『チャイルド・プレイ』(2019年)感想

          正統なエクソシスト系ホラー『ヴァチカンのエクソシスト』(2023年)感想

          ★4/5(劇場にて鑑賞) 真っ当なエクソシスト映画 『エクソシスト』(ウィリアム・フリードキン監督、1973年)がヒットして以来、「エクソシスト」というワードは、ホラー映画でも定番の題材となり、この言葉をタイトルに含む、又は『エクソシスト』を意識した作品が世に多く存在します。しかしながら、『エクソシスト』を愛する私は、オリジナルに迫るような恐怖や嫌悪感、気味悪さを味わえないでいました。 そんな中、本作は、なかなかいい仕上がりです。 ショッキングなビジュアル エクソシス

          正統なエクソシスト系ホラー『ヴァチカンのエクソシスト』(2023年)感想

          何かと話題だが、ちゃんと面白い『リトル・マーメイド』(2023年)感想

          ★4/5(劇場にて鑑賞) 面白いです 映画として十分面白いです。気合の入った歌はもちろんのこと、海中と見紛うほどの映像美や分かりやすいストーリーなど、とても楽しめました。私はそこまで『リトル・マーメイド』に思い入れがありません。本作を観に行ったきっかけも、ある意味話題作だから観てみたいなという邪な気持ちありきのものでした。それがどうでしょう。なかなか面白いではありませんか。 劇場鑑賞がおすすめ まず海中の描写です。恐ろしくリアルでビビりました。生物の質感や海中の奥行な

          何かと話題だが、ちゃんと面白い『リトル・マーメイド』(2023年)感想

          シリーズ最後の冒険が始まる『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023年)感想

          ★3/5(劇場にて鑑賞) 過去の冒険が蘇るオープニング 「インディ・ジョーンズ」シリーズ独特のフォントやらナチスドイツが相手やら、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(以下、『レイダース』)及び『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(以下、『最後の聖戦』)を彷彿とさせるオープニングで興奮しました。この目でまたインディ・ジョーンズの活躍が見られるなんてと思い、感動すらしました。車両の外側を兵士達が伝って来るシーンなんかは、『レイダース』におけるトラックの奪い合いと重なって見

          シリーズ最後の冒険が始まる『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023年)感想

          少女の傷を癒すのは、人間かロボットか『M3GEN/ミーガン』(2023年)感想

          ★3/5(劇場にて鑑賞) 人間的にヤバいジェマ 姉夫婦が事故ったことで急遽子育てをすることになったジェマ(アリソン・ウィリアムズ)ですが、ヤバくないですか?明らかに子育てに不向きな上、仕事でも勝手に会社の資金で自分の研究をゴリ押ししています。特に、極秘扱いのミーガンをサマーキャンプに持ち出すくだりは、引きました笑。ぶっ壊されたり盗まれたりしたらどうするんだよ、と。そういえば、ケイディに送ったキモいファービーもどきのせいで、姉夫婦は揉めていましたよね。ジェマは、ヤバいです。

          少女の傷を癒すのは、人間かロボットか『M3GEN/ミーガン』(2023年)感想

          「人類」の夜明けぜよ!『デイブレイカー』(2008年)感想

          ★3/5 設定と演出がしっかりしている 例えば車です。ヴァンパイアにとって日光は大敵ですので、車を運転する際は窓を塞ぐ必要があります。そのため、周囲をカメラでモニターしながら運転できるよう改造されていますし、日中にドアを開けるとアラームが鳴ります。あくまで人類がヴァンパイアに変異したという設定ですので、生産済の車を改造してあるという点にリアリティがあります。また、一瞬映るパトカーにも、しっかりこの改造がなされています。 他にも、ヴァンパイアが鏡に映らなかったり、傷の治りが

          「人類」の夜明けぜよ!『デイブレイカー』(2008年)感想

          サルがキレる!馬は駆ける!『NOPE/ノープ』(2022年)感想

          ★3/5 ゴーディくんブチギレ ショッキングな内容で惹きつけられました。冒頭で音声のみが流れたり、ジュープの回想シーンが入ったりと、小出しなのがいやらしくていいです。このエピソードが入ることで、本作の不穏な空気がより一層深まっていると思います。画面真ん中に靴がピンと立っているのも不気味でした。ゴーディくんのTVスタッフといい、馬を怒らせた制作スタッフといい、その無神経な態度をみるに「相容れない存在にも敬意を持て」ということでしょうか。 金髪兄貴が有能 動かない雲に気づ

          サルがキレる!馬は駆ける!『NOPE/ノープ』(2022年)感想