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「みんな一緒」をやめたら、みんな幸せになった。
「また今年も始まる…」
正月早々、妻の口から出た「初売り」という言葉に、背筋が凍る。
長年の経験から分かっている。この後に待ち受けている地獄の「家族団らん」を。
買い物好きな家族に囲まれて、ぼくは毎年恒例の苦行に挑むことになる。
しかし、今年は違った。ついに"ぼくの反撃"が始まったのだ。
アウトレットの初売り、毎年の流れ
正月になると、ヨメとヨメの妹が「アウトレットの初売りに行きたい!」と言い出す。
ぼくとヨメの妹の旦那が車を運転し、子供たち4人を連れて車2台で出発するのがいつもの流れだ。
しかし、ぼく自身はアウトレットに興味がない。
買いたい物もないし、ただ子供たちの面倒を見ているだけ。
子供たちもアウトレットそのものには興味がなく、遊んでいるのは楽しいようだけど、それも結局家で遊んでいるのと変わらない。
勇気の一歩、提案してみた!
そこで、今年は思い切って提案してみた。
ぼく「なあ、今日はぼくが家で子供たち3人見とくわ。ヨメは向こうの家族と行ってきたらええやん。」
ヨメ「え、でも向こうの子供がひとりぼっちになったら可哀想やん。」
ぼく「あー、じゃあ向こうの子供も見とくわ!大人だけで行ってきたらええやん。」
ヨメ「いや、それやと向こうの旦那がひとりぼっちになるやん。」
……いやいや、ぼっちになるのがそんなに問題?アウトレットで?
ぼく「じゃあさ、向こうの旦那に5000円渡して、『自由行動どうぞ!』ってすればええやん。ずっと3人で行動せなあかん理由なんてないやろ?」
ヨメ「なんで5000円も渡さなあかんの?」
……そこ?
この時点で、ぼくの中で「イライラメーター」がだいぶ振り切れそうになった。
思わぬ展開、最終的な交渉結果
結局、ぼくが自分の子供たち3人と家で留守番することで話がまとまった。 ヨメとヨメの妹家族だけでアウトレットの初売りを楽しむことに。
これぞ、理想的な「Win-Win」な解決策!
ぼくは今後もアウトレットに行かなくて済む可能性を手に入れたのだ!
意外な発見、提案のメリット
ぼくの提案には、こんなメリットがあった。
車1台分の高速代とガソリン代が浮く
外食代が大人1人と子供4人分浮く
大人だけでゆっくり買い物ができる
それに、子供たちも家で遊んでいるほうが楽しそうだった。
新しい気づき
家族といえど、常に一緒でなくてもいい。
今回の交渉を通じて改めて感じたのは、家族といえど常に一緒に行動する必要はないということ。 それぞれが自分の時間を楽しむことも大切だ。
家族全員が自由に過ごせる選択肢を考えることで、みんなが幸せになれる。そんな可能性を見つけた正月だった。
読者のみなさんへ
あなたの家にも、こんな「みんなで一緒」の暗黙のルールはありませんか?
実は誰も望んでいないのに、なんとなく続いている習慣は?
たまには「こうしたい!」という本音を、勇気を出して言ってみるのも良いかもしれません。
その一歩が、新しい家族の形を見つける第一歩になるかもしれないのです。
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