茅波陽介

あるプロダクツの研究開発の仕事をやっています。工学だけでなく、人間の心理、生理、文化、…

茅波陽介

あるプロダクツの研究開発の仕事をやっています。工学だけでなく、人間の心理、生理、文化、歴史など幅広い知識を応用しています。そこで得た知識をベースに世の中を読み解きたいと思います。また海外生活等、経験したその他エピソードも紹介したいと思います。

最近の記事

お、御社は本当に英語で会議してるんですかっ!?

#おすすめ英語学習法 旭日自動車(仮名):かつてコテコテの日本の会社だったが経営危機のためフランスのロサンジュから資本参加を受け外資系となる。 ロサンジュS.A.(仮名):国が株式を持つコテコテのフランス会社。旭日自動車とアライアンスを組む。   要約  英語公用語化に成功したと言われる旭日自動車。マスコミが報道するように確かに英語を使って仕事をしている洗練された部分もあるが、すべての部署、すべての個人が100%英語公用語化に適応できているわけではない。理系にありが

    • メキシコから送信 ―メールが綴る家族とメキシコの物語り―

      メキシコから送信 あらすじ 私と妻良子、小学生になる息子準は、海外赴任のため3年間メキシコで過ごした。 学生時代の恩師であり、我々夫婦の仲人でもある斎藤先生と佳寿美夫妻は、いつも我々家族を気遣ってくれていた。ところが、我々家族はメキシコ赴任と重なってしまい、先生の退官式に出席できず、後ろ髪を引かれる思いで日本を後にする。その罪滅ぼしもあり、私はメキシコ滞在中に斎藤夫妻へメールを送り続ける。 日々の生活で、会社で、旅行で、起こったこと、感じたこと、考えたこと、メールが綴る肌感

      • 女性アスリートへの性的視線問題を生むスポーツ界の構造と影

        女性アスリートへ性的な視線を向けること、性的な画像を拡散させることが社会問題になっている。何が問題なのか?なぜ問題なのか?そこには、アスリート、ビジネス界、観衆、ネット社会が織りなす表の顔と性を利用する影との二重構造があった。表と影はときに相互依存し、ときに背反する。アスリート個人、社会全体それぞれのレベルでせめぎ合い、葛藤を生む。ネット社会の匿名性がむき出しの性欲を露わにする。そこに、スポーツ界をめぐる現代の構造が浮かび上がる。 何が問題なのか?どこまでが問題なのか?女性

        • メキシコへ行ってカブトムシを捕ろう!ゾウカブト捕りに挑戦した父子の物語り

          今では、メキシコでカブトムシを捕ることはできない。メキシコの法律で貴重な動植物を保護するようになったのだ。我々親子はその昔、メキシコに赴任していたころ、カブトムシ捕りに熱狂した。おそらく、メキシコでこんなばかげたことをした親子は後にも先にも世界中に我々だけだろう。これはその冒険の物語りだ。 夏休み、カブトムシを楽しみにしている子供たちは多いだろう。そして、少年に戻って子供たちとカブトムシ捕りに熱中するお父さんもそれに負けないくらい多いだろう。この物語りはそんな子供たちと、今で

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          見るなのパンチラ

          予告編 当時、経済学の旗手としてテレビに引っ張りだこ、飛ぶ鳥も落とす勢いだったX教授は、女子高生のミニスカートの下からパンツを手鏡で覗いたとして逮捕され、人生を棒に振ってしまった。そこまでの危険を冒してまで駆り立てるパンチラへの衝動はどこから来るのか?その、煩悩の正体とは何か?それを解き明かすのが本書の目的である。 現国際日本文化研究センター所長・教授である井上章一は二〇〇二年、ベストセラーである「パンツが見える。―羞恥心の現代史」を著した。その中で、どのようにして日本に「

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