医学生共用試験臨床実習前OSCE受験記 - 対策期間2週間で合格した方法
ただいま。Kです。
今回は2024年度医学生共用試験臨床実習前OSCE受験を終えましたので、記録として対策と結果、考察についてまとめます。ご参考になれば嬉しいです。
※正答: 1. e 2. c 3. c
多くの大学がそうであるように、CBTが終わってからOSCEを受験しました。CBT後からOSCE本試験までは2週間でした。私はCBT対策期間中、OSCE対策を全く行いませんでした。したがって2週間で対策して本番を迎えたことになります。もちろん、CBT対策期間中も時々大学側から基本的臨床技能教育と銘打ってOSCE対策の講義・実習のコマがありましたので、それには参加していました。その実習の予習として、機構が出している動画で該当するものを1回見た程度でした。
CBTが終わって本格的にOSCE対策を行いましたが、具体的に行ったことは動画の丸パクリと本番に近い環境での練習を繰り返すことです。使用した教材は機構が出している動画のみです。
動画の丸パクリについて、これは機構が出している動画中の医師役が言うセリフを完全コピーするということです。それには動画をバックグラウンドで再生しながらWordで文字起こしをして対応しました。ドラマや劇の台本のように、一言一句正確に文字起こしをしました。これをすることで頭の中で視覚化 visualizationが起こり、自分がする動作と言わなければならないセリフを文字を見て頭に思い浮かべることが可能になりました。試験本番、待機場所には水分補給、防寒具、印刷したメモ(紙)を持ち込むことができるので、この文字起こしはとても役に立ちました(当然試験室には持ち込めません)。待機時間が1時間ほどありましたので、その間これを読みながら本番の動きやセリフをイメージしていました。
本番に近いクオリティで練習を行うことについて、これはサンプル課題を作成し、本番と同じタイムスケジュールで練習を行うことです。入室からサンプル課題を読む1分間、試験時間5分間(医療面接では10分間)をきっちり測りました。その際、必要な器具や道具は自作して対応しました。基本的臨床手技に用いる心電図検査用電極、採血管、駆血帯、アナログ血圧計、救急のCPR模型、AEDなどです。また医療面接ではお互いに模擬シナリオを作成して練習を行いました。友人と対策を行いました。お互いに模擬患者役と医師役を交代しながら行い、その都度フィードバックを行いました。フィードバックを行うというのは大切なことだと思います。なぜならある程度理解していないと何が間違っていたのか、足りなかったのか、改善点などを指摘することができないからであり、結果として自分のレベルアップにもつながるからです。練習時にいかに緊張感を持って、負荷をかけて行えるかが鍵だと思います。医療面接の練習に用いた模擬シナリオ(00K作成)を1つ示します。
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