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人生を変える30日チャレンジ❹


習慣化という概念がない私だが
予定として決めてしまって、
行けばお得!やれば目に見える成果!
みたいなことは続くし、


1度続いて成果が出はじめると
やめるのが怖くなる。また、
何日まで続けると達成する、
と期日が決まっていれば、
案外簡単に頑張れる。

11月の後半にはじめたジムは
週3~5ペースでもう1.6ヶ月
続いているし、

30日チャレンジも4日目が来て
3日坊主で終わらずに済んだ。



前日は、
お昼前になってしまったけれど
それでもすっきり起きて、
瞑想を10分間行って、
そのまま着替えてから
zoomで1時間ほど話した。


それが終わると朝ごはんだか
昼ごはんだか分からない
1食目に、「墨繪」という
パン屋さんのごま食パンを食べて
すぐに家を出た。

ふわっとごまの香りが鼻に通る。


ジムに行って、
そのまま友人と会う予定だったから、
いつもはわりとパッと見つけた服を
着ていくけれど、
貧血期間でもタイツを履いて、
ワンピースを着て、1番お気に入りの
黒のスタンドカラーコートを羽織って
家を出た。


せっかく久しぶりに友人に会うから
カラコンつけようかなと、
カラコンを鞄にいれて出た。

いつもと違う時間にジムにしたから
思わず13:45のバスで出てしまったが
よく考えれば13:00~15:00はジムは
お休み時間で、15:00~しか空いていない、ということに、
私はバスに乗ってから気づいた。


4日目の30日チャレンジが
「尊敬する人のお勧めする本を読む」
であったから事前準備が必要だった。


DAY4
「尊敬する人の
お勧めする本を読む」


友人に会った時にどれかお勧めを
聞こうとも考えていたが、その前に

ぽん、と生まれた1時間弱の時間で
翌日になんの本を読もうかと
本屋さんに立ち寄った。


久しぶりに本屋さんへきて何冊か
手に取った。
買うつもりは申し訳ないけどなくて
ただ、家にある本から
「明日これを読もう」という
直感がおりてくるのを待っていた。


「尊敬する人」というところが難しい。



尊敬する人は何人かいる。

例えば、
大学・大学院時代の指導教授、
例えば大学院の先輩方、
例えば大学院の同級生。



でも、研究に必要以外で
お勧めの本、というのを
聞いたことは無い。

どうしようかなと思いつつ頭を
巡らせていると、やはり大学・大学院時代に、授業などで読んだ本、
家に置いてあるけど
まだ読めていない本が頭に浮かぶ。


ミヒャエル・エンデのモモ


弟に借りた読み途中の経済学の本、

これまた弟に借りた洋書たち


どれも思い浮かべるがピンと来ない。


いや、実際には、その前に

先輩の修論研究だったメルヴィルの
『白鯨』の訳本を読もうかなどと
一瞬よぎったのだけれど、
上・中・下と3巻あるものを
今の私が日本語でも1日に読み切れると
思えなかった。


そのまま時間が来てジムへ行った。
ジムを終えた私が携帯を開くと、
友人からドタキャンの
LINEが入っていた。

友人には、了解の旨をおくり、
母に夜の予定がなくなったから
バスで帰るよと送る。



すると、その時突然、私の頭の中に
Mark Twainの
Puddn'head Wilsonの本が浮かんだ。




これだ


しかし、もう3年以上
英語に触れていない私に
いきなり洋書を手に軽やかにこなす
自信はなく、私は翌日読む本を、

柴田元幸の訳本の
『阿呆たれウィルソン』の方にした。



読む本が決まってしまうと、
不思議なもので俄然、
これが今私が読むべき本、
今私に必要な本だったんだ!と
思える。


実際、誰かのおすすめで選んだ
わけではないのだけれど、

この本は大学院の必修英語で
M1の時に先輩おふたりと
同期7人が全員出席するという
唯一の授業で、皆で輪読した
ちょっと特別な本だったし、

M1でこれを英語で読んでいた私には
実は全くもって内容も背景も理解できていなかった。


授業で、ぁあ、
そんなこと言ってたのか!と
やっとわかったり、
卒業後に、この訳本を1度読んで、
この部分、こういう解釈だったのか
とおもったり。


内容が分かってからは、
特別な本に思えた。

こうして、準備万端で
私は4日目を迎えた。


来たる4日目、
前日夜に突然生理がきて
仕方なくホットヨガをキャンセルして
朝から履歴書作成に友人宅へいった。

友人の働くところで求人の
募集かかってるから受けてみなよ、
と言われた。

そして私がそう言われつつも、
いつも腰が重くて出さないのも
しっかり友人は見抜いて

俺んちで履歴書書けば、
と言ってくれた。

朝は電車を2回も間違えて、
2回目は三駅も乗り過ごして、
たっぷり予定到着より13分遅れて
友人宅の最寄駅についた。

彼の家に着くと、
朝急いでできて
朝ごはんを食べなかった私に
友人は軽食も出してくれて、

私は女性で男性友人だが、
生理になったというと
お手洗いここだから、と
言ってくれた。

さすがに人様の家で生理の期間に
お手洗いに行くのは気が引けて
結局私は家を出て駅に着くまで
行かなかったけれど。


そんな優しさの塊の友人は、
彼がPCに保存している
履歴書フォーマットを立ち上げて
「はい、どうぞ」とパソコンごと
貸してくれた。


三浦春馬さんが亡くなった、
私も自殺を考えていたあの日以来、

私は転職活動何度目かの中止をして
いたので、半年ぶりに履歴書を見た。


パソコンのWordやExcelすら
まともに使いこなせていない私は

「ここ、空白おかしくなっちゃった」

とか

「ここの2行になったの、
どうしたらいい?」とか

友人にゴニョゴニョ聞きながら
パソコンをうちはじめた。


フォーマットがあれば、やはり
手書きの数倍、楽に綺麗に仕上がる。


「あとで変なとこチェックしたり
動かないとこやってやるから
とりあえず書きなよ」

そう言って、途中で
温かい美味しいルイボスティーも
いれてもってきてくれた。

至れり尽くせりだった。


 履歴書の、考えなくても
済むような「過去の経歴」部分だけで
1時間弱。


 やっとのことで、
「志望理由」に入って、
けれど言葉が全く出てこない。


何を書けばいいのかいつも
わからなくなる。

ちゃんと学校のことを調べて…
だとか教育理念がどの部分で
自身の理念と合うか…とか

考えるほどいつも
言葉にならなくなる。


正直、志望理由などというのは

「仕事がないけど
御社が、御校が募集してたから」

「働かなきゃいけないから」とか

「自分の経歴と資格を活かせるのは
学校教諭だから」とか

が1番であって、もちろん
“何でもいい”わけではないけれど


 受けないと受からないから
とにかく受けている、
就職活動はそんなものだろう。


 なんとかかんとか言いながら、
13時前まで、2.5時間も人様の家に
居座ってつくり終えて出た。


そうしてこうして最寄駅に
着く頃にはやっぱり
貧血でフラフラだった。
最寄駅近くのスーパーのお手洗いへ
行くと、私はきちんと立って
並んでいるつもりだったが
後ろに並んでいた女性が

「あなた体調悪そうだから、
先にこちらに入りなさい」と
だれでもトイレを指していう。


ありがたくそちらに入ることにし
広いお手洗いだと、こんなに
生理の時に楽なのか、
と感じた。


15:30頃に家に着いた私は
どうにも眠くて本が読めない。

読まなきゃな、と思いつつも、
本を横に置いてベッドの中に
ころんと入って布団も
しっかり被った。


 実を言うとやっとのことで、
本を手に取ったのは夜で、
この日は嵐のラストライブの
見逃し配信日だったために、
それを挟んで夜中も読んだが、
やはり読みきれなかった。


以降、10〜11日にかけて
読んでの気づき。


 「阿呆たれウィルソン」
を読んでの気づき


 ・読書の時間は「計画的に、
まとまった時間をあらかじめ確保」
しないとすぐに潰れてしまう。

・前からわかっていたことだけれど、
本を読んでいる間は、「イマ・ココ」の生活を手放せる

・生理の時には本もまともに読めない
ので、“予定通り”動くのはやはり
難しい。よく学生時代、体に鞭打って
“予定通り”に課題や授業やアルバイトをしたものだ。あれは体力があるから
為せる技なのだ。

・海外の、特に古くからある名著を
知っていると、自分の見える世界は
やはり広くなる気がする

・ここに出てくる登場人物の多くは、浅はかな人だがそれが結局のところ、
我々なのだと思い知らされる。


#人生を変える30日チャレンジ

#尊敬する人のおすすめの本

#生理と読書

 結局、阿呆たれウィルソンは
読み途中だけれど、
Pudd'nhead Wilsonの
Calendarの言葉に触れられただけでも
十分だった。


#puddenheadwilson

#読書

#マークトウェイン


 今度ゆっくり続きを読もう。

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