人生を変える30日チャレンジ❾
昨日は、あまり笑えなかった。
だから、今日のチャレンジこそ、
やってみせる!!と息巻いていた。
しかし、前日夜、0時頃まで
リモートで仕事をしていた父。
隣の部屋で、
普通の声で話しているものだから
私の部屋に筒抜けで、
私は全く寝られないでいた。
うるさいなぁ……
今日に限ったことではなく
リモート推奨になってからというもの
朝に夜に時間問わずこれだ。
もともと土曜も日曜もなく、
朝も夜もなく働く習性のある父、
このリモートを機にそういうの
全部やめりゃいいのに…
仕事だからと文句が言えないが、正直家族としてはたまったもんじゃない。
昨夜も結局、
夜遅くまで電話をしていて、
隣の部屋のベッドの中の私には
布団をかぶってもよく通る。
そもそも、男性の低い声というのは
かなり通るし、身体に響くのだ。
迷惑千万。
「今日は全然心から笑えなかったし
寝たいのに寝られないし…」
疲労がピークに来ていた。
案の定、翌日、8時過ぎの
父のリモート会議の声で起こされる。
あまりに眠くて布団を顔までかけて
いたら、私はそのまま12時半過ぎまで
眠っていた。
本来、お昼にジムに行って、
17時の友人とのご飯の待ち合わせまで
お茶でもするつもりだった。
ジムはお昼休みに入ってしまって
次に開くのは15時。
荷物をもってご飯に行くのは
ちょっと…という思いがあって
どうしたものかなぁ…と
一度はジムを諦めようとしていたが、
やっぱりジムに行ってから
ご飯に行こうかしら…
気持ちが変わったのは、
チャレンジ9日目が
「体に感謝してマッサージする」
だったからだと思う。
しかし、非情なもので、
ジムに行ってしまうと
微妙に友人との
待ち合わせに間に合わない。
それが気になって結局私は
ジムを諦めてしまった。
ジムに行けずじまいのわたしは、
そのまま夕方に友人たちと会って、
そこからおよそ3時間くらい
ご飯を食べながら話し込んでいた。
幸い店内は、ずっと私たちだけで、
コロナの影響もあって長居出来ない
と思ったが、前菜からデザートまで、
そして、乾杯のシャンパンの
ピノ・シャルドネスプマンテから
ロゼ、ジントニックなどを飲んだ。
バーニャカウダが
とても美味しかった。
もともと中高時代の友人たちと
行くお店は学生の頃から
オシャレで価格も低くないお店が多く
学生の時だって
ランチなら3000円以内なら
高くない、
夜ご飯も5000円くらいだと、
まぁそのくらいするよね、
みたいな関係の人が多く、
周りの友人たちが社会人になると
一層、行くお店の価格設定は
高くなった。
唯一まともに働いていないのは
私くらいで、
経済的に逼迫しているのも
私くらいだ。
それでもコロナになる前までは
私の中では断ってるつもりでも、
はっきり「嫌」と言わないから
「お付き合い」の食事も多く、それが
コロナで会わなくて済むようになり
誘われることもなくなり、
そこから2020~2021年の、この
1ヶ月くらいでやっと少しだけ
断れるようになったのだ。
27年間、根っからのイエスマンで、
自分の心身を削ってでも
嫌と言えなかった私が
やっと少しだけ断るようになった。
けれども、やはり遠慮と配慮は
かなり持ち合わせていて、
働けていない私が悪いから、と
無理してお金を工面する場面も多い。
久しぶりに、オシャレなお店で
3人集まって喋り始めると、
中高時代と同じように
姦しくなるのに、
同じように盛り上がるのに、
やはりどこかみんな大人になっていて
私だって
「いやぁ、すごく大人になったよね」
とお世辞かもしれないけれど、
友人に言われたくらいだった。
結局気づけば、
コース料理を楽しみながらも
ペラペラと喋り続け、
まさに"女3人よれば"の姦しさのなか
3時間はあっという間に経った。
時短営業でお店が閉まるまでの間
私たちの貸切のままで、
どんな声量でどんな風にお店の人が
見ていたのか時々忘れて話し込んだ。
おなかいっぱい食べた私たちは
駅に向かう。
1人にバイバイした時に
ふと頭によぎった。
ー 今日、目標は、
マッサージをする、だったのに
結局ジムに行けなかったから、
しなかったなぁー……
ー たまに、だから
こういうのはいいもんだけれど、
やっぱり私、あんまりお友達や知人と
どこかに食べに出かけて、
わーきゃーするの、疲れるなあ。
誘われれば行くし行けば楽しいけれど
自分から友達に会いたいとか、
そろそろお茶したいなんて、
全然思ったことないなぁ ー
考えれば昔からそうだった。
友人たちのことは好きだし、
特段、あの女子会みたいな姦しさを
意識して嫌うことはないけれど、
かと言って、好きかといえば
そうでもなく、一人が結局楽なのだ。
友人だけでない。
好きで付き合った恋人は、
やっぱり好きだから会えたら
嬉しいしバイバイする時間は寂しいし、
お泊まり出来たらハッピーだし、
会ったらベタベタに甘えたくなる
けれど、
毎日でも会いたい、
と言われ続ければ面倒だし、
実際、遠距離でなければ
頻繁に会うのは、ごめんだ、
と思う。
そっとしておいてくれる時間が欲しい。
一緒にいても、
干渉しない時間が欲しい。
1人の時間が欲しい私には、
"いつも一緒"
"いつめん"
みたいな人間関係は、
やっぱり無理があるんだ、
そんなことを考えながら
22時前に家に帰った私は、
結局、「今日」が、
残り1.5時間を切っても
まだマッサージをしていなかった。
今日はマッサージをするんだ、
などと決めていると不思議なもので
いつも、仕事終わりでも鈍感で
気づかない自分の疲労に気づく。
友人と楽しい時間を過ごした後でも
心も身体も、胃の中も
疲れきっていた。
部屋に戻ってから
それを意識して寝転がり
自分の身体の状態に心を傾けると
肩はバッキバキに凝っているし、
足の指はブーツで圧縮されていた後で
やっぱりポキポキするし、
イヤリングを付けていた耳たぶも、
肩の凝りの原因になっている首も、
カラコンをつけていた目も、
何かが溜まっている。
疲れというのは
大きく分けると2種類あると思う。
運動やトレーニングをした後の、
身体を使って確実に
乳酸が少し溜まったけれど
でも何だか運動前よりスッキリする、
心はすっかり晴れた疲れ。
もうひとつは、心も身体も
もしくはどちらか一方でも
ずっしり重くなる疲れ。
必ずしも後者が、
「楽しくないこと」だけで
引き起こされるわけではない。
それでも、やっぱり、
気を遣ったり、
何かしら無理をしていたり、
いやそうでなくても、
この2つ目の疲労が来る。
人間関係の疲れはこの2つ目だ。
大人になってこれでも、
気を遣うことが増えた。
大人になって、年齢を経るにつれ、
友人同士の境遇やこれまでの経験は
随分と違ってきて、
中高時代、あんなに毎日、
中身の内容を話していても、
何時間でも笑いあっていた友人と
「わかるぅ〜」
がなくなる。
友人たちは、みんな
「理解不能な人」たちになってゆく。
そして、それが良い道で、
いつまでも同じような境遇だ、
同じような仲間たちだと、
一緒にいるだけだと、
ただただ、落ちぶれてゆくだけ、
世間から
浦島太郎状態になるだけなのだ、
と今の私はわかっている。
私がそれに気づいたのは
24~26歳の間だったけれど、
それを行動に起こし始めたのは
コロナの自粛きっかけで、
コロナの自粛がなければ、
それがたとえ、
1回しかあったことの無い人でも、
仲良い友人でも、ご飯の誘いを、
会おうよ、とか近況報告しようを、
全く断れなかった私は
この自粛と2020年を経て、
やっと、変わった。
自分が変わってみると、
今まで平気で付き合えていた人たちの
ズレた部分や、自分の感覚のおかしいところに気づく。
それが最近、
身体の凝りや疲れとして
感じられるようになった。
無理をすると、
身体からメッセージがくる。
運動したあとの、
心地よい疲労とは違う。
明らかに凝り固まった何かに、
身体が悲鳴をあげている、
ピキピキとした痛みがくる。
そういえば少し前から、
「お酒って飲まない方が
幸福度上がる気がする」
というのも心のどこかで思っていた。
お酒をしょっちゅう
飲む訳では無いけれど、
コロナ前、
酒飲みの友人とHUBへいけば
天国への階段だの(もう飲まないぞ)、
ウォッカだのジンだのを飲むし
ちょっとお酒を飲むとなっても、
生ビール、ワイン、日本酒、
モスコミュール…
家でも、父がいる日は、
日本酒を飲んだりするし、
周りの人があまり飲まないから、
私もほとんど飲まないけれど
個人的には焼酎も嫌いではなく、
20歳の誕生日で初めて
白ワインを口にしていこう、
お酒の嗜好は広がっていった。
26歳の時に、
ウォッカと、天国への階段など
強いお酒はもう飲まないぞ、
アルコール度数が高いだけの酒を
飲んだって楽しくない。
お酒は、美味しくゆっくり嗜むんだ
そう強く思ってからは
酔って歩けなくなるほどの
お酒を飲まなくなったが
2020年、自粛を経て、
「そもそもお酒飲まない方が、
幸福度高い気がする」と
何度か思ったし、
やっぱり、
たまに多少たしなむ程度にしたい
と思うようになった。
ジムに行きはじめて、
SAVASだの、その他プロテイン飲料を
とるくらいにトレーニングに夢中になると、身体をつくるのに良くないものを、
自然とあまり好まなくなった気もする。
美味しいものを美味しく食べるのは
好きだから、
無理してまで食事制限もしないし、
好きなものを好きに食べるし、
炭水化物も脂質も、
制限せず好きに摂取するけれど、
頭が欲しいと思って摂取したあと、
からだが喜んでいないことに
気づくことも増えてきた。
鍛え始めるとトレーニングを
やめるのが怖くなったし
プロテインを摂取し始めて1ヶ月ほど
経ったら糖質が気になってきた。
そうは言っても、
19歳で非嘔吐過食になって
そこからそれが治った、と
自分で思うまでに5年弱かかった私に
食事制限は向いていない。
薬も、下剤や強い薬だと、
飲みすぎようとする癖があるから
あまり摂取しないようにしているのだけれど、
それでも糖質が最近
気になって仕方ないから
私は糖質を分解する酵母系のサプリを
飲むことにし、首から肩にかけて
今日で3日目だ。
炭水化物の食べ物も、
糖質を多く含む食べ物も、
昔から多く食べてきたから、
そういう口になっていて
好んでいると思い込んでいて、
過食になった時も、
パンをひたすら食べる過食だったから
今でも炭水化物、特にパン類を
取りすぎることが多い。
しかし、トレーニングをはじめて
身体と向き合うようになると、
向き合ってる時間だけは、
身体は糖質も炭水化物もいま
欲していないなぁとちゃーんと
気づくのだ。
友人たちとの食事から帰宅して、
トレーニングを1日怠った身体を
ぐぐぐっと意識的に伸ばしてみると、
首から肩にかけて全く動かないほど
凝っているのを感じる。
左手で右の肩甲骨と肩あたりを
揉みほぐすと、温かい何かが
身体の中で流れてゆく、
右手で左の肩と肩甲骨を揉みほぐす。
こちらの方がやや柔らかい。
スマホになってから首肩がこの、
バキバキに固い状態なのが常態化して
猫背、前傾姿勢だった。
脚も組む癖がついて骨盤も歪んでいる。
あまりにも硬すぎる身体を、
少しずつストレッチさせる。
心と身体が求めるご褒美は、
この、"ストレッチ"であって、
食べ物でも人と会うことでもない
ことを知った。
「人間のからだは機械じゃないからね」
大学院生のとき、
たった8ヶ月程の間に、
2度も過労で意識を失って
救急車送りになったとき、
お医者さんに強く言われた。
27年と少し前、
生まれてきた時に、
1度は止まった心臓を、
当時のお医者さんの昼夜問わずの
心臓マッサージやケアのおかげで
自ら再び動き出したのは、
この私の身体。
左手や左脚を上手く動かせないなか、
必死に訓練をし、右でカバーし
そうして"普通の人"と変わらない
生活を27年間続けてこられたのも
この私の身体。
学生の時に過労直前状態になっても
倒れないように支えてきたのは
この身体。
院生の時、2度倒れた時も
大きな後遺症もなく、
薬を飲むこと以外、前と変わらぬ
日常を送れるよう保っているのも
この私の身体。
身体というのは、頑張ろうと、
意識を無にしても、最後まで頑張る。
脳が命令する限り頑張るものだ。
それを私は、過労を通して
知っていたのに、
いつでも自分の身体があるのを
当たり前に感じていたし、
身体が疲れても、眠る程度で
十分なケアをしてこなかった。
「体に感謝してマッサージ」と
いわれてはじめて、
そうか、もっと、
自分の心身に向き合って
生きてあげなきゃいけない、
と思えた。
友人たちとのディナーのデザートに、
私はティラミスとアフォガードを
食べた。
甘いものは、頭が喜ぶ。
心も喜ぶ。
時々のお酒やスイーツはいいけれど、
夜遅い時間のご飯や甘いもの、
毎日の甘いものだと身体は
悲鳴をあげているのかもしれない。
ふと、初めて、そんなことを、
思った。
頭に必要な栄養は糖分。
心に必要な栄養はひとりの時間。
身体に必要な栄養は、
マッサージと、
適度な運動とトレーニング、
それからバランスの良い食事だけ。
当たり前だけれど、
これを毎日意識して、
自分の身体に負担をかけない、
というのはなかなか難しいな。
19で過食になって体型が崩れた。
25歳になってさらに体型が崩れた。
27歳以降、負担のない食べ物を
好んでいることに気づいた。
こうして少しずつ、
環境とともに、
人間関係が変化するように、
合わない人が出てくるように、
私の身体も私の知らないうちに、
昔は好きだったものより、
身体に負担のない生活に、既に
好みは変化していたんだ、
とやっと気づいた。
1日ジムに行かないだけで、
不安になるようになった。
明日は、仕事のあと、
友人と甘いものを食べてから
筋膜リリースのマッサージに
行く予定だ。
種類の異なる、ご褒美尽くし。
それぞれ別の幸福度があるけれど、
きっと私は、
筋膜リリースを喜ぶ身体になっている。
DAY9の気づき
・お酒を飲まない方が幸福度上がる気がする
・胃に負担になるご飯は良くない
・古い友人に会う時は過去の話はしないようにという教えは正しい
・女友達と会う頻度は積極的に減らしたい。
・昔は心地よかった関係も、時が経てば変化するのが当たり前。心地よくなかったなとおもった相手とは心地よくいられる距離まで離れる。それが例え絶縁だとしてもその距離まで離れる。
・過去のことや環境に言い訳をする人達と共にいると自分も同じような人間であると気付かされる。
・ジムに習慣的に通っていると行かない日が不安になる。
・ご飯1回のために5000円かけるなら、私はジムに5000円かけたい。
・誰かと一緒にいるより1人の方が心地よい。
・身体と向き合う時間をつくると、
いかに日々自分が身体に、胃に、腸に、脳に負担をかけているかを知る。
感謝してよく揉みほぐしてあげると、喜ぶ。
・もともと甘いものも炭水化物も
大好きだから今だってやっぱり小さい頃からの習慣で、食べたいと思っていると思い込んでしまうけれど、
糖質よりタンパク質を身体は好んでいると知った。