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人生を変える30日チャレンジ❸

DAY3: 10分間瞑想する

 朝、アラーム音がして、
起きたのは9:15。

 どうもどのアラーム音にしても
心臓に良くない。けれど、
心地よくて起きないのは困るから

最初にSleep Meisterという
睡眠計測アプリの設定で
睡眠の波の浅い時に、
「Looney Toon」という音で
起こしてもらったりして

それに加えてiPhoneのアラームを
「波」という音か
「サミット」の音に設定して
起きたい時間から5分ごとくらいに
かける。

 Sleep Meisterをかければだいたい
そこで心地よく目覚めるし、

 はっ!遅刻する!みたいな時は
ガバッと起き上がるけれど、

そうでないときや寝不足だと

そのまま二度寝したり、
アラームを止めてから15〜20分は
ベッドの中。

 どうもいつも目覚めがよくない。

中高時代6年間は、ほぼ毎日
6時に起きて0時に寝ていたのに……


 チャレンジ3日目も、目覚めてから
20分くらいベッドの中にいて携帯を
いじっていた。

 今日は、11:00〜zoom、
終わったらnoteを投稿して、
時間的にジムのお昼休みになるから
自分もご飯を食べてから
皮膚科を予約して、それから
ジムに向かうことになるかしら…

そしたら、その後は家に帰る時間なく
友人と会う時間になってしまうな…


昨夜、寝る前に予定を確認した時点で
「明日慌ただしいな」とは思っていたけれど、
改めて確認すると、

心臓がバクバクしてくる。
鼓動がすこしずつはやくなる。


今だ!

この状況の私には、今こそ
10分間の瞑想が必要なんだ!

と意識の深い底から命令がくだった。


家族はまだ起きていないらしく
ギリギリ静かだ。


アラームをかけて、
10分間瞑想を開始した。

最初に姿勢を整えて呼吸を整えて
目を瞑る。頭の中は
何を考えてるなど何も出てこない。

少し落ち着いてきて
足をきちんと組みなおし
姿勢は気をつけないと、
猫背の私はすぐ背が丸くなるから、
と意識して背筋を伸ばしはじめたところでちらっとタイマーを見ると
残り8分何秒、だった。

「あ、いかんいかん
時計見てしまった」

そう思い、再び目を閉じる。

昔、私が大学院を修了したくらいで
心も身体も、今よりずっとずっと
空回りしていた頃。

 大学時代の友人が、
「瞑想いいみたいだよ、」と
瞑想の仕方を説明する写真と
瞑想の効能の説明、
やり方のURLまで添付して
送ってくれた。

 そう、その送られてきてからの
数日はやっていたし、

 たまに思い出せば、やってみたりするけれど、10分間という長い時間まで
やっていなかったし、
ここ2年くらいはすっかり忘れていた。


そのことを思い出す。

あの時、確か、

脚を組んで姿勢を正してって
あったな…


 私はとりあえずはじめるのに
ささっと組んでいた脚をきちんと
組み直して、腰骨を立てることを
意識して姿勢を正してみて、

それから、ゆっくり意識を
自分の呼吸、口から吐いて、
鼻で吸って、、吐いて、
口から吐き切って、鼻から吸って
に集中する。


 最近少し鼻が詰まりやすくて
吐き切るのも息を吸うのも少しだけ
酸欠気味になりそうだ。


 心臓の鼓動、脈の速さは
ずいぶんとゆっくりになってきたけれど、「今何分経っちゃったかな?」
と思って時計をチラッとみてしまった
私はまだ意識を1つにまとめられて
いなかった。

残り6分。

そしてさらにしばらくすると、

少し前までAudibleで聴いていた
システマスキーの本のことを思い出す。


どうやら、システマスキーという人は
架空の人物で、日本でシステマの教えを広めている北川貴英さんがわかりやすく説明するために作り出したものらしい。

北川さんは、空手などのさまざまな身体武術を学んだのちに、ロシア武術システマに出会い、日本、トロントそしてモスクワで研鑽を積んだのち、
システマの創始者ミカエル・リャコブ氏より、日本人2人目の公式インストラクターとして認められた人物とのこと。


 そう、それで、私は瞑想中、
このシステマスキーという架空人物
(実質は北川氏だが私はこれを、
システマスキーという人物と僕とのやりとりとして楽しんで読むことができた)の教えを思い出していた。


 そうだ、
大事なのは「呼吸」だった。

どんな時も、まずは「呼吸」を
整えることが大事だった。


それをはっきり思い出してから、
私は、自分の頭の中を
空っぽにするイメージを描きながら
その呼吸のことだけをイメージして


もう一度深く息を吐いて、
吐き切ったところで鼻から吸った。

バクバクと鼓動が聞こえるほどに
飛び上がっていた心音は
呼吸のためかいつのまにか
少し鼓動が落ち着いていて、
肩の力は抜けていた。


意識を呼吸に集中して、集中して
自らの呼吸を整えることに集中して
いると、

アラーム音が10分
経ったことを知らせた。


0分目から10分目まで
静かな心の波を保つことが、
身体の揺れがないことが理想の瞑想
なのかもしれないけれど、


私の場合、10分間かけて
やっと、心の海は「凪」の状態に
なった。

風も波も止んで、頭の中は
何もなかった。


目覚めに瞑想したからか、
いつもは重ったるくベッドを出る
私の身体はとても軽やかで、
身体の力は抜けていて、
肩もすとんと落ちて
血が巡っているのを感じるほどだった。

家族が起き上がってきて、
家の中は父の止まらないくしゃみ
の音や母が朝ごはんを準備している
ガチャガチャと、
一気に心を凪にできる環境では
なくなった。

DAY3の気づき

①朝、家族の起きていない時間に
瞑想をしないとはじめのうちは
心はすぐ乱れるだろう。


②瞑想の姿勢はなかなか難しい。

③瞑想はじめてから、
心を静かにし、
意識が統一されていくまでには
とても時間がかかるが、その過程こそがまさに「瞑想」なのだろう。


④呼吸と姿勢を正すことを意識すると
いかに普段深呼吸をしていないのか、
姿勢が乱れて反り腰、前傾、まき肩、
顔だけ上を向くからスマホっ首、
という姿勢であるかを思い知らされる。


⑤深呼吸は真剣にやると結構、
酸欠くらいになるがそれが心地よい。

⑥瞑想中ではなく、瞑想を終えた時に
スッキリ感を得られる。

昔、瞑想の効果を送ってくれた友人は
効果の説明をこう言っていた。

「ストレス管理、自己認識力、集中力とか様々なことに好影響があるって研究結果が確認されてるみたいだよ。
「何も考えないこと」も技術で、突き詰めると「考えるべきこと」だけに意識を向けられることに繋がるんだと思う。
色々なことを考えちゃうときは、一度散らばった意識を整えて1つに集約させてみてはいかがでしょ。まぁ、簡単ではないけどできたらすごい力になるよ」


 ふと思い出した時に、
しかもちょっと心が落ち着いたな
と感じる程度の短時間で終わらせて
しまいがちで、

パニックの時や
普段の慌ただしい生活には
すっかりと呼吸を整えることを
忘れてしまう。


いかに普段、私たちが
時計に追われて生活をし、
「速く」やること、
「時間をかけないこと」が良いとされているのか、
「成果という目に見える生産」が
その人間の価値だと思い込む、
ウェーバーが指摘した、
資本主義の観念が身体の奥底まで、
精神の真髄まで染み込んで、
無意識に刻まれているのかを感じる。


しかし、普段から呼吸を整えるための
時間を習慣的に作ることこそが、

2021年の目標、
「平常心と責任能力、
深呼吸を意識して
毎日を丁寧に、
HAPPYに生き続けられますように」
を達成するために必要だ、

と頭ではわかっている。


あえて時間をたっぷりとって、
無をつくり出すために、何もせず
ただ自分の呼吸だけを整えることだけに集中する時間がリラックスした体と心を、普段の自分がいかに肩が強張っているかを、焦っているかを、
教えてくれ、そういう時間こそが、
「平常心」を生み出すのだ。

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