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商品化権の許諾とは?・その2【人形作って生きてます】


【補足説明】

現在は二次創作などが周知されていたり、デザイナーなどが自分なりのアレンジをするなどの幅広い可能性が広がっています。
しかしながら、2次許諾をいただくと言うのは非常に難しく『厳しい監修』が待っています。

それは権利元が『大事にしているキャラクター』を『イメージを崩すことなく』商品化してもらうためです。
確かに、実力のあるデザイナーさんが優れたデザインでアレンジしたとしても権利元がそれを『イメージと異なる』と捉えたらそれはNGになります。
また、生産数によっても監修の方法が変わってきます。

生産数が多ければ多いほど『グローバルなデザイン』を尊重されるのでアレンジが全く許されない場合がほとんどです。
たとえ、それが当時のデザインであっても『今はこのように統一しました』という意向であればそれの準じます。

『自分が考えたものの方がすごい』や『もっとこうすればいいのに』という顧客の気持ちはわかりますが、グローバルスタンダードとなるとやはり厳しいものになりますよね。
ニッチな希望に応えていると商売が成り立たないどころか作品も沈んでしまいます。
権利元様はそのようなバランスを整えながらスタンダードなデザインを適用しています。

そう言う意味で言うと、ソフビの販売数は一般のおもちゃに比べて販売数が1/100程度なのである程度の自由が効く場合が多いです。
いつもの話ですが、ソフビには制約が多く設定通りにはいきません。
個数を絞ることによってある程度のご理解をいただく、という営業能力が試されます。
許諾されたソフビの製品化の大半は営業能力に関わっていると強く感じます。

また、一時は進行の権利元様にはソフビに対する理解が全くなく、大変な思いをしました。
最近はソフビが盛り上がっていることもあり、少し営業活動はやりやすくなってます。

若い方々がどんどんソフビに関してご理解いただけることは業界の存続に大きく左右されるのでとても良い傾向だと感じています。

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