【人形作って生きてます】見本を組み上げる
補足解説
毎度のことですが、ソフビは偶然の産物です。
食事を作るかのようにレシピがあり、その通りに作っても成型の厚さや歪みなどが一定で上がりません。
それは湿度や気温などもありますが、人の手によって生産されるので一定の出来では上がらないのです。
また厚みによって伸びてしまったり抜けななかったりといろいろな問題もあります。
そのために、大量の成型品を組み上げるには色々と合うもの合わないものの選別をしたり、ジョイント部の穴の径を調節したりします。
実のところ形が複雑であればあるほどこの傾向は強くなります。
また細いパーツと大きいパーツを混在させて金型に乗せたり、抜き口が細かったりするとのちの組み上げに大きく左右されてきます。
工場や慣れた原型師の意見にきちんと耳を傾け取り入れていくことが失敗を減らす近道となります。