自分が生まれた日に思う家族計画
本日36歳になりました。
アラウンドフォーティー。
そんな日に朝一で婦人科受診して卵子の大きさチェックするの控えめに言ってもつらたん。
とはいえ、とはいえ。
時間は絶えず進んでおり立ち止まるメリットがないのも事実。
昨夜日付が変わると同時に主人から誕生祝いの言葉に次いで出てきたのは、体外受精など治療のステップアップを検討したいと申し出だった。
治療開始前の話し合いでは体外受精には進まないという認識を共有している、と、思っていたから驚いた。
で、同日午前の診察で先生から治療のステップアップを検討しないかと勧められたのも何かの縁を感じる。
不妊治療の手順と現在地
ネットで検索すると、より正確な情報が出てくるが、私のここ2年弱の不妊治療を経験した内容は一般的な手順通りに進んだと感じている。
始めのうちは検査ばかりで、正直こんなに避妊しろといわれるとはおもわなかった。
初期の診察は基本的に「不妊につながるあらゆる要素を順番につぶしていく」作業であり、地道にタイミングを指示されて周期を見守るというトライ&エラーだ。
半年以上指示通りにタイミングを見てもうまくいかなかったため本格的に子宮や卵管など、母体側の臓器を調べ始めた。
私は卵管造影検査にかなり手間取り、普段のクリニックではできずに大きな病院で検査を受けたりしたためここで少々時間をとられた印象がある。
想像の倍以上は痛かった検査の末に出た診断は「片側の卵管が狭くなっている」というもの。
転院し、心臓の血管を広げるために使っていたカテーテルの管を子宮から挿入して狭くなった卵管を広げることになった。
人体に備わる2つの卵巣。
毎月どちらかの卵巣から一つずつ卵子が出てくるわけで、1年で12回の授精チャンスが片方が使えない為半分の6回だった、という話だ(実際とはことなるだろうがイメージはこうだ)
卵管を使えるようにすることで人並みのチャンスを得ることができた。
さぁタイミングを再開。
そうして3か月ほどが経過し、今日にいたる。
ステップアップを検討するのは至極当然であろう。
ステップアップ治療とは
来月頭に主人と体外受精など、ステップアップ治療の説明を聞きに行く。
が、どうしても気になるのは費用だ。
私の住む福岡市には以下のような補助がある。
そしてこのサイトには明確に「妻の年齢が42歳まで」と規定されている。
今すぐというわけではないが、のんびり構えるわけにもいかないだろう。
不妊治療補助に年齢制限があるのはありがたい
個人的には42歳までて治療の補助が打ち切られることに安どしている。
人によってはここの拡充を求める声もあるだろうが、必ず成功するとも限らず終わりのない不妊治療を、自治体の補助条件として年齢制限を設けてくれていることで仮のゴールと定めることができる。
費用はこれから病院で説明を受けるわけだが、だいたい補助を使えば相殺できる計算になるようだ。
不妊治療の保険適用が議論されているが、現行の補助もしっかり利用していきたい。
何より大切な夫婦の気持ちの話
家庭環境がそこそこ過酷だったことが影響いているのだろうが、私は自分のことを無駄に客観視してしまうことが多い。
だから今私の身に起きている「治療のステップアップ」という状況に感情をのせて考えられていない。
わかりやすく言うと「主人が望むならやるんだろうな」という感覚だ。
ひとごとのように。
しかし不妊治療の多くは女性に負担がかかるわけであり、つまり私が望まなければ治療を拒否することも当然ありなのだ。
では私はどうしたいかと聞かれれば「子供はほしい」「できることはやりたい」「でも痛いのはやだ」というどうしようもなく子供じみた感覚に包まれている。
なによりこのままタイミングだけで42歳を迎えたときに確実に後悔する自信がある。
前に進みながら気持ちが追いつくのを待ちたいと、今は考えている。
そのうえで知識は力になるだろうから、市役所などで各種制度について予習しておこう。
そんなことを思った2021年の誕生日の午後です。
祝って。
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