猫飼いのすゝめ 愛猫キピの追悼に寄せて Part 2
「猫飼いのすゝめ 愛猫キピの追悼に寄せて Part 1」 の続き。
キピは、待っていてくれた。実家に戻ってやっと対面できたとき、間に合ってほっとすると同時に、ほんの2ヶ月前には想像しえなかったキピの姿を目の当たりにした悲しみでいっぱいになった。チャームポイントのぱっちりとしていた目は辛そうにしょぼくれて、食べ物もほとんど受け付けないために痩せ細り、もともと小柄な身体がさらに小さくなったようだった。
ほとんど寝たきりの状態ながら、キピは私に気づいて顔を上げた。ぼんやりとした