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君の夢

また君の夢をみた
君の夢をみた朝は
憂鬱を抱えながら
いつも通りのルーティンをこなす

ずっと一緒だったぼく達は
思春期となりお互い意識をしはじめて
お互い意地をはるように
お互い別の恋人を作った

気付くと君とぼくの間には
心は離れずも
距離は離れていった

素直になれないぼくは
君とぼくの溝を放置した
そして君は幸せな結婚をした

君も今でもぼくが出てくる夢を
みることはあるのだろうか?
でも君はぼくのように
憂鬱を抱えることはないだろう

君より好きな人はこれからも現れる
でもぼくは君が運命の人だと
信じて疑わない

君もぼくが運命の人と分かった上で
ぼくのことより好きになった人と一緒になった
そう信じて疑わない

だからぼくは君の夢を一生見続けるだろう
せめて君の夢をみた朝は
憂鬱を微塵も感じないほどの
笑顔で目が覚めることを願う


空見上げ月の満ち欠け君のよう

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