上司とPATAの終活記録【#エッセイ部門#創作大賞2024】
「仕事を辞めて八戸へ来てくれないか?」
頭の中が真っ白になった。
今まで生きてきた37年間の中でこんなにもこの場面を現すのにピッタリな言葉は青天の霹靂以外に思い浮かばない。
青森なだけに(同名の有名なお米のブランド)、などと悠長に言っている場合では決してない。
何故こんな話になってしまったのか?
少し遡ること1ヶ月前。
僕は1年弱のプー太郎生活に終止符を打ち重い腰を上げて就職をした。
慣れないながらもなんとか1ヶ月働き、「新しい職場は順調ですか?」と気にかけてくれている上