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数学教育系youtubeのスキマを埋める


近年、急速に増えてきた「高校数学の解説動画」。

今や基礎レベルの連続講義から東大京大レベルの過去問解説まで、ありとあらゆる動画コンテンツが存在します。なんならこれらの動画をまとめているサイトも出てきています。(okkeとか)

コンテンツの量は申し分ないと思います。

ってか、むしろ多すぎるのよ。


故にこれを活用しようとする中高生は困っているのではないでしょうか??


「結局どの動画で勉強すればいいの?」

「この動画の内容はホントに信用していいの?」


つまり今のこの界隈は、コンテンツが多すぎる故に「選択する困難さ」というスキマが生まれているのです。


ただ、このスキマを埋めるのはかなり難しいんです。理由は大きく二つあります。

① その人の学習レベルによって最適な動画が違う

② 再生回数やチャンネル登録者数が可視化されているから、著名なコンテンツのことを盲信してしまう可能性がある。


①だけなら参考書にも同じことが言えますが、②が動画コンテンツの厄介なところです。


例えば、チャンネル登録者1.7万人を誇る林俊介さんの東大過去問の解説動画シリーズはとても良質なコンテンツです。

一方でチャンネル登録者800人の弱小チャンネル:ぱた/高校数学良問で学ぶ高校数学シリーズ(地方国公立レベルの過去問解説が主)は、前者に比べれば劣るコンテンツです。


当然、多くの中高生はチャンネル登録者も再生回数も後者より高い林先生のコンテンツの方が信頼できるし、視聴したくなると思います。

もちろん、超難関大志望の高校生にとって「有益な」コンテンツは前者です。

しかし、地方国公立大志望の高校生にとって「有益な」コンテンツはどちらでしょうか?


絶対後者でしょ。


つまり「コンテンツのよしあし・知名度」「あなたにとって有益なコンテンツかどうか」は全く相関がありません。

いやー、難しいよね。

ホントは中高生一人一人と面談をして最適なコンテンツを紹介したいくらいだけど、そんなん実現不可能なのでどうしよう...と考えていたわけです。


このスキマを少しでも埋められるように(そしてネットの海に埋もれている良質な動画を掘り起こすために)、

youtubeショートとTiktokで「おススメ動画紹介」を始めたいと思います。


「なんだ、わざわざnoteまで書いてそんなことかよ」と思われるかもしれません。


ただ、このスキマを埋めるために色々と工夫をしようと思います。

Point① どんな高校生にピッタリか?を詳しく解説

学力レベルだけでなく、例えば「厳密さ重視の教え方」なのか「わかりやすさ重視」の教え方なのかなども、紹介していけたらなぁと思います。

また、作成者からの許可が出れば、その動画のダイジェスト映像を流しながら紹介します。教えている先生の話し方や雰囲気って、生徒としては結構重要な視点で、これは実際にダイジェストを見なければ感じ取れないことだと思うからです。

Point② オススメの活用方法を詳しく解説

見るべきタイミング(定期テスト前か、入試前かなど)や、講義の受け方(板書を取りながら、動画を止めて問題を解いてから視聴する、とか)も紹介していけたらなあと思います。


「最近の中高生はTiktokめっちゃやってるらしいけど、なんかいい活用方法ないかなぁ」

「youtube上に数学解説の動画が多すぎて、自分が高校生だったら、自分に合う動画探すのに時間を使うリスクを冒すくらいなら参考書で勉強するだろうなぁ...」

っていう想いが重なって思いついたことです。


ただ、これを実現するにはなかなかの参入障壁があります。

① コンテンツ探しが大変すぎる

② ぱた1人で判断していいのか?(どうしても客観性が薄れてしまう)


というわけで、指導者の皆さんでもし


「この動画、○○な人におススメだよ!」

とか

「良いコンテンツかどうかの判断、お手伝いしますよ!」


と思って下さる方がいれば、是非ご連絡いただきたいと思っております!

もしそのような方がいなくとも、私一人でこのスキマを埋めるために努力します。

就活中や大学院の研究であまりコミットできないかもしれませんが、後悔のないように全力で頑張ります。

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