アイデアの広げ方とデザイン言語化
クライアントから「ガーリーなデザインで」とお願いされたとき、どんなデザインで提案しますか?
その一言のヒアリングだけで、クライアントが求めるイメージを作り出せたら凄腕デザイナーです。依頼者の好みや考え、サービスの内容などをしっかり理解しているならともかく、あまり情報が無い場合そこを導き出すのが難しい…
依頼者と提案者同士でイメージの情報共有がしっかりできていると、この情報の不均衡を回避することができます。
デザインの言語化が苦手なデザイナーは多い
そう私もその1人でした。
『なぜこのデザインなのか…』
デザインの言語化ができないままだと、自信作のデザインをつくっても相手に伝わらない。かっこいい等の見た目だけで訴えては相手の好みなどの良し悪しで判断されてしまいます。
それって自分自身が、情報を整理していな感覚だけのデザインになっていたから。自身の思考を整理すれば、自然とデザインのイメージが膨らんでいきます。
イメージをビジュアルに落とし込むには?
「洗練されたデザインで3案見せてください。」
とクライアントからこう要望されたら
「洗練されたデザインって…?」何をイメージしますか?
自分自身が思う”洗練”とクライアントが思う”洗練”が必ずしも一致しているとは言えません。
私が普段からやっているデザインのアイデアをひき出す方法が分かるデザイン書を紹介します。
デザインのテーマとなるキーワードを中央に置き、そこから連想したキーワードを書き広げたアイデアツリーです。
イメージを膨らませながら言葉をつなげる「連想ゲーム」のようなものです。よくやられている方もいるかと思いますが、非常にシンプルですが自身の思考を整理しやすい手法です。
派生する言葉を探ってみると、デザインを引き出すためのヒントが埋もれているのです。デザインに展開できそうなキーワードをビジュアルに変換していきます。
このように派生する言葉を探ってみると、デザインを引き出すためのヒントが埋もれているのです。
キーワードは掘り下げるだけでなく広げることも大切
提案デザインのバリエーションを広げるには、キーワードの深掘りだけでなく広がりも大切です。
キーワードを広げることで、提案デザインのバリエーションも豊富になり、方向性の違う複数案を出すことにも役立ちます。
このように「洗練」のような漠然としたキーワードから、言葉を派生してビジュアルに落とし込んでいきます。
各ページに配色、フォント選びやデザインのポイントがまとめられています。
キーワードごとの相違点に着目して読むとより理解度が深まると思います。
ここまでのお話、気になったらぜひ読んでみてほしいです。