見出し画像

アファンタジアと内向型・HSS型HSPと創作

AIの進歩が格段に早く、アファンタジアの私が諦めていた様々な「創作」が可能になった。

創作って、一口にいっても範囲は滅茶苦茶広い。

アファンタジアの影響だけじゃなく、内向型・HSS型HSPとか、色々混じっているので若干ややこしいけど。私にとっての創作は、小説だけ、とか、イラスト描くだけ、とか、限定されていない。創ること全般が好き(偏りはある)。


HSS型HSPゆえに、好奇心の向かう方向はそこそこ広く、特に創作的なものは直ぐに、あ、やってみたい! って思ってしまう。小さい頃から、作ることが好きだった。常に、何か作っていた。紙とハサミとノリがあれば、ひとりでずっと遊べた。

感性に触れることは、なんでもやりたくなる。でも、パタっと、興味が失せる。
熱しやすく冷めやすいHSS型HSPゆえ、というのはある。

でも、今から回想して吟味するに、無意識に限界を悟って放り投げていたようだ。たぶん、それは自覚はないけどアファンタジアの影響だったろう。
ソロバンは暗算ができず(頭のなかにソロバンはないし弾くことはできない)、習字は見本をみても再現ができない(私はどうやって文字を覚えたのだろう? と、不思議になる)。だから、ペン習字もだめだったし、キレイな字はあきらめた。

ワープロの登場も、私には奇跡的な朗報だったなぁ。字を書かなくて済むって最高!



芸術方面に進みたかった。
なぜ限界があるのか。理由はずっと分からなかった。描きたいものはあるのに。辛うじて油彩でキャンバスの上を捏ねくり回していると浮かんでくるイメージを捉えられることもあった。

宝飾品のデザインを学んでいた。彫金は問題ないのだ。作るのは得意だし。精密な作業もこなせていた。彫金側にいけば良かったのかもしれない。
職にはできなくても当初目指していたまま油彩の道に進んだほうが、まだ良かったのかもしれない。

宝飾デザインもある程度は描けていた。成績は良かった。
当時、うちの学校は宝飾関係デザイン室への就職率100%だった。卒業まで頑張れば確実に宝飾デザイナーにはなれる。

だけど、私は唐突に学校を辞めた。

理由は「付き纏いが耐えきれない」。けれど(それも本当だったけど)、辞めざるを得なかった真の理由は別のことだ。無意識は知っていた。

頭のなかでイメージを描けないから、紙に描くことで描きだしていくしかない。たぶん皆が頭のなかでやる作業を、まず紙の上でする。そんな状態で、膨大な量のデザイン画を描く仕事などできるはずもない。当時、他の人との差はわかっていなかったから朧気おぼろげな実感だ。


AIイラストに出逢った当初。宝飾品を描いてみた。素晴らしい宝飾品が、瞬間的に続々と生成される。

こんなの描いてたな、などと懐かしさを感じ。AIっていいな。って思った。宝飾デザインを学んでいた当時の私がみたら、さぞ絶望したことだろう、などと思いつつ。私は、楽しくて仕方なかった。

AIなら、脳裡の「画像なきイメージ」を形にしてくれる、と。



見出し画像はPixAI-Rosebudで生成。

いいなと思ったら応援しよう!