臨床思考①クリティカルシンキングと臨床応用
みなさんは、臨床でもそうですし、日常生活においても、自分の「思考」に意識を向けたことはありますか?
今日は、臨床や日常生活においても、これからの変化の大きい時代を生き抜くために必要な思考である、クリティカルシンキング、について話します。
クリティカルシンキングとは
思考や行動の根底にある前提条件に疑問を持ち、クリティカル(批判的な)質問によって、異なる思考や新しい視点を導く方法
上記のような定義ですが、よく分かりませんよね(笑)。要は、物事の前提に疑問をもってみましょう、ということです。例えば、、、
トレンデレンブルグ徴候は中殿筋の低下で起こるって言われてるけど、本当かな?
みたいなことです。リハビリ職であれば、「トレンデレンブルグ徴候=中殿筋の低下」と脳に刻み込まれていると思います(前提)。これに対して疑問を持ってみることです。
クリティカルシンキングの方法
前提に疑問を持て!と言われても、どうやって疑問をもったあとどうやって考えを膨らませるかがよく分かりませんよね。以下が、クリティカルシンキングで示されている質問項目です。この質問項目は、全て網羅する必要はありません。また、相手とのディスカッションで行っても良いですし、自問自答でも大丈夫です。
クリティカルシンキングの臨床応用
さて、上記の7つの質問に沿って思考を深めていきますが、いきなりだと当然難しいです。以下に例を示します。もちろん、これが正解ではありませんし、そもそもクリティカルシンキングに正解はありません。上記の質問はあくまで道しるべとして活用して頂き、あとは前提に疑問を持ちながら好奇心を持ってディスカッション、自問自答をして頂ければと思います。
大切なのはこのような思考を意識する時間を設けることです。デフォルトでこの思考を持っている人はよっぽど変態なので、大半の人は意識しないとすぐ忘れてしまいますし、一度や二度、これを意識するだけでは、クリエイティブな発想は出てきません。是非、騙されたと思って、クリティカルシンキングを続けてみて下さい。
Let’s クリティカルシンキングライフ!
少しでも参考になりましたら、サポートして頂ければ幸いです。