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pasta的独立リーグ観戦日記

こんにちは、pasta(@pasta_lgm)です。

先日、ヤクルト歳内選手が素晴らしい投球を見せNPB復帰後初勝利をあげました。

この記事を見て、独立リーグ観戦日記をまだ作っていなかったことを思い出し、記事を書くことにしました。

はじめに

私が"独立リーグを観に行こう"と思ったきっかけはある一本の動画でした。

元プロ野球選手youtuber片岡篤史さんのチャンネルに、平成唯一の三冠王こと松中信彦さんがゲストで登場した回です。(動画の内容も面白いのでぜひ見てみてください!歳内選手はセリーグなら即通用するんじゃないか?というような話も出ています。)
私はダイエー時代からのソフトバンクファンで、松中さんの近況は全く知らず最近何をやっているんだろうなぁとうっすら思っていましたが、現在は四国の独立リーグ"香川オリーブガイナーズ"の総監督を務めているようです。
さらに動画内ではオリーブガイナーズが昨今のコロナ禍で資金繰りに苦しんでおり、クラウドファンディングをしているということについても触れられていたため、速攻ファンしてきました。

2週間後、お礼のペア観戦チケットが届いたのでtwitterで仲良くさせていただいているブラウンさん(@ut1057)にお声がけして、ご一緒していただけることになりました。
ブラウンさん本当にありがとうございました!

いざ現地へ

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決戦の地・オリーブガイナーズの本拠地であるレクザムスタジアム(香川県営野球場)。
私が観戦したのは8/2(日)の試合で、今シーズン開幕戦ということもあり、開幕を心待ちにしていた地元のファンの方が開場前から並んでいました。
私自身も今シーズンはじめての現地での野球観戦だったのでとても楽しみです。

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対戦相手は高知ファイティングドッグス、阪神の藤川球児選手も所属していた球団になります。

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多くのスポンサーによって支えられている独立リーグ、スポンサー様に感謝です。

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コロナ禍ということもあり、感染対策はしっかり行わないといけませんね。
写真は撮れませんでしたが入場口近くを選手が歩いていて、ファンの人と軽くお話していました。

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中に入るとオリーブガイナーズの選手が練習していました。

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背番号3をつけているのは松中総監督、やはり下半身が大きくどっしりしているので存在感があります。

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グランド整備は選手自身が行います。独立リーグならではの光景かと思います。

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電光掲示板もあります。そこそこ広さもあって、ここはとてもいい球場ですね。

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選手がポジションにつき試合開始。
試合の内容は割愛しますが、オリーブガイナーズが勝利しました。
観衆は200人ほどだったみたいです。ソーシャルディスタンスである程度間隔が空いていましたが、座ってもいい席はそれなりに埋まっているように見えました。

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プロ野球と独立リーグ

レベル的な話をすると、正直思っていたよりも低かったです。だいたい地方の大学野球リーグの1部ぐらいだと思います。
独立リーグからプロに行こうとなると、できれば1年、遅くとも2年以内に何かしらの結果を残してプロのスカウトの目に留まらないと厳しいでしょう。
上記の通り決してレベルが高いわけではないので、ここで短期間で結果を残せない選手がプロにいって活躍することは100%ないと言えます。

野手に関しては、やはり守備走塁で存在感を示していく必要があります。
もちろん打撃で結果を残すのが理想的ですが、お世辞にもレベルが高いとは言えない独立リーグ投手相手でも打てない選手が多いです。(打撃で結果を残せるような選手はプロに行けなくても、大学なり社会人野球から声がかかっていますよね。)逆に"守備走塁だけは自信がある"という選手はプロや大学社会人から漏れて独立リーグへ進むパターンが一定数存在します。
なので、"ある程度打撃で成績を残し、守備走塁でインパクトを残す"ということが独立リーガーがプロにいくための最短ルートと言えます。
特に盗塁王を獲得した選手がプロ入りしている選手が多い印象です。

投手に関してプロのスカウトが見ている点は、普通のアマ候補を見る時と変わらないと思います。ただ打者のレベルが決して高くはないので、圧倒的な成績を残さない限りスカウトに目に留まることはないでしょう。
例外として高卒1、2年目の選手は多少結果が悪くとも、150キロを超えるような球が投げられれば、プロ入りできる可能性があると言えます。

最後に

一定数熱狂的なファンの方がいらっしゃって驚きました。四国にはNPBの球団がないため、生で野球を見ることがほぼできません。そのため独立リーグは四国の方に野球を届ける貴重な存在だと言えます。地元の住民から声援を送ってもらう機会は、大学野球や社会人野球にはないことだと思うので、本当に選手の力になると思います。
選手名鑑を眺めていると目標という欄に、9割以上の選手がプロ野球選手と答えています。独立リーガーは夢に向かって奮闘し続けるアマチュア選手でありながら、地元の人々に野球を届ける立派なプロ野球選手なのです。
レベルが思ったより低いとは書いたものの、1人1人の強い想いや気迫はプレーや練習を見ていてひしひしと伝わってきました。毎年独立リーグから多くの選手がプロ入りしており、プロ野球選手になるという夢は決して彼らにとって無縁なものではありません。実際私が見た選手の中からもプロに行く選手はいると思います。
どんな場所でも、どんな時でも夢に向かって努力する人たちは素晴らしく、かっこいいものです。

独立リーグには夢がある

ぜひみなさんも一度足を運んでみてははいかがでしょうか?

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