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#303 新年の目標はVSOPで

今年はどんな一年にしますか

日本では、ありがたいことにスタートが2回ありますよね。
新年のスタートと新年度のスタート。
「今年はこんな年にしたい。」「今年はこんなことに取り組みたい。」少し時間的余裕のある正月に考える方もいれば、新たな学級担任、分掌などが発表される4月に考える方もいると思います。

2回スタートをきるタイミングがあるのはありがたいものです。一方で、「まあ、一月はのんびり過ごして、4月になったらやるか」と先送りにしがちな面もあるかもしれません。皆さんは、1月に今年の目標を設定しましたか?

キャリア形成のVSOP


「VSOP」って聞くと、ブランデーが浮かんできますが、ちがいますよ。
昭和53年に出版された脇田保さんの「自立人間のすすめ」で紹介された考え方です。

20代(V)バラエティ:いろいろやってみよう
30代(S)スペシャリティ:専門性を高めよう
40代(O)オリジナリティ:あの人っぽいよねと言われるようになる
50代(P)パーソナリティ:あの人と仕事したいと思われるようになる

教員のVSOP
このVSOPなんですが、教員にも当てはまるなあって思いました。

20代の頃は「来るもの拒まず」で何でもやっていました。始めは特活主任だったので、特活に力を入れていたのが、体育主任になり体育もがんばる。社会科研から声がかかると社会科へ。校内研は算数、国語と続いたので授業者に立候補。

30代になり、自然と力を入れて取り組むものが絞られてきました。まさに専門性を高める時期になりました。研究会所属になり社会科にどっぷり、同時に研修主任として国語、基本となる学級経営の3本柱ができました。

40代になり、自分らしさが出せるようになってきました。これは一人よがりではなく、前提や条件を満たして上で、自分の考えを出せるようになった感じです。

まだ50代までには時間がありますが、「あの人と一緒に働きたい」と思われるようにがんばろうと思っています。


1年のスタートにあたり、具体的な目標が設定できない、浮かばない方は、とりあえずVSOPにあてはめてみるといいのかなあと思った新年のスタートでした。

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