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Yam Yum リリースです!



【Yam Yum】
Style:Lemongrass WIT
ABV:5.5%

二宮で栽培されたフレッシュなレモングラスを使用したWITです。
小麦らしいマイルドな飲み口とフルーティーな香り、そして鼻に抜けるレモングラスの香りで心地良い仕上がりとなりました。




茅ヶ崎から西に15km、二宮という町で栽培された"レモングラス"を使ったビールが出来ました。


前職時代からお付き合いのある、徳江さんという方が栽培されています。

今年の春先でしょうか。
まだ僕らがブルワリーの準備をしている頃に久しぶりにお会いした際に
「レモングラスとか興味ある?ビールに使えるなら多めに植えとくよ」
といった何気ない会話が発端となっています。
「是非!」なんていったもののまだブルワリーもなかったのでどうなるかな、なんて思っていました。

ですが先日「レモングラスがたくさんできたけど本当に使う?」と。
ビールに使えるようにと本当に例年より多く植えていてくれてたようです。
仕込みに合わせて収穫してもらい、ブルワリーまで配達も。感謝。


フレッシュなレモングラスはとても香りがよく、市販されている乾燥品とは全くの別物。
茎の方を使うイメージが強いですが、葉にも香りやほろ苦さがあるということで余すところなく使わせていただきました。

仕込みの工程ではそれぞれを何度かに分けて使うことでより風味を感じられるよう工夫しました。

小麦由来の柔らかい飲み口でありながら、後味に広がるレモングラスの風味もあってとても心地良いビールとなってます。

副原料を使ったビールはこれが初めてなのですが、旬のものを扱うと季節を感じられ、またビールという飲み物の懐の深さを実感しますね。



おまけ


今回ビールに使ったレモングラスを育ててくれた、徳江さんです。
気づけば付き合いも長く、初めて会った時からもうすぐ10年くらい?経ちます。
本業は農家ではなく、あくまで趣味として色々の野菜などを栽培しているそう。

レモングラスを育て始めたきっかけも、「タイ料理を作るのに、近場でレモングラスが買えないから育て始めた」そうです。笑


本文でも少し触れましたが、今回は根の部分に加えて葉の部分まで余すところなく使っています。
生のレモングラスをビールに使うのは初めてだったのですが、驚いたのは葉の部分の香りの良さ。
お茶代わり飲むこともあるそうで、僕も試してみましたがレモンのような香りに加えほろ苦さもありとても美味しかったです。

色々と実験を重ね、今回は葉と根の部分を

・仕込みの段階の熱い麦汁で複数回に分けて煮出す
・発酵終了後の冷たいビールに漬け込む

という方法をとってみましたが、フレッシュで爽やかな香りとほろ苦さの両方が引き出せたのではないかと思っています。 








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