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11 フィンランド・デザインについて(Vol.1)

ざっくりフィンランド・デザインってよく耳にするけど、どういうデザインなのかな?

■ フィンランド・デザインとは

私が思い浮かぶのは建築家『アルヴァ・アアルト』(1898-1976)氏です。
建築物だけでなく家具、照明、食器やテキスタイルなどいろいろなもののデザインをされています。彼のデザインは本当に生活が豊かになるものばかりです。
世田谷美術館で2021.03.20 - 06.20(2021.4.25 - 5.11まで臨時休館)に「アイノとアルヴァ 二人のアアルト フィンランド―建築・デザインの神話」が展示されています。ご興味がある方は日時指定予約制なので、ご予約の上ぜひ観賞してみてください。

フィンランドで実際に目にした(することが出来た)アアルトのデザインについてこれからシリーズ化して書いてみようと思います。アアルトの話だけでご飯が進む私なので(笑)しつこいな〜と思われたらすっ飛ばしてください。

■ a. アアルト自邸(THE AALTO HOUSE)

ヘルシンキ郊外の静かな住宅地(ムンキニエミ)にアアルトが自ら設計した家があります。彼は亡くなるまでこの家に住んでいました。
見学するには、1日数回ある見学開始時間に家のドアの前で待っているということだったので、この家でいいのかな?ドアをノックしたほうがいいのかな?など不安でしたが、しばらくすると見学人と思われる外国人も数人集まってきたのでそのままドアの前で待つことに。見学開始時間になるとドアが開き中へ入れてくれました。(現在は予約が必要みたいです)
まず、外観は白い壁が印象的で外からは家の敷地内が見えないようになっています。

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家の中はとてもコンパクトに作られています。
同じトラムの駅の反対方向へ行くと、アアルトの設計事務所(アトリエ)があるのですが、そこができるまではこの自宅の1階を事務所として使っていたそうです。
なので、1階はリビング兼仕事場、2階は寝室という造りになっています。

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木を多く使っていて、どの部屋も自然光が入り庭の緑がよく見えてとても居心地がいい空間となっています。
家具や照明などもアアルトのデザインのもので溢れかえっているので「この部屋に住みたい〜(*´꒳`*)」となってしまいます。アアルトが「いらっしゃい」と言って隣の部屋から顔を出してくれそうな感じがしました。
外からは見えませんでしたが、建物の裏には小さな庭があります。緑の木々がたくさんあって鳥のさえずりが聞こえてくる素敵な庭です。休日には友人を呼んで庭で食事を楽しむこともあったそうです。

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フィンランドは1年を通して太陽が出ている時間がとても短いので、自然光を上手く生活に取り入れるような建物が多いです。
そして、室内で過ごす時間が多いので少しでも気持ちが明るくなるようにマリメッコMarimekko)のようなテキスタイルが生まれたようです。
コロナ禍で外出を自粛しなければならない今の日本でも、これら北欧のスタイルを取り入れることによって、少しでも明るく前向きに生活ができるといいなと個人的には思っています。

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(当時のカメラの性能がイマイチだったので、とても荒い画像になってしまいましたがこれもまた趣がある?ということでお許しくださいね。)
最後まで読んでいただきありがとうございます!

もうしばらく、アアルトについての記事が続くと思いますが、引き続き読んでいただけると嬉しいです。
では、Vol.2もどうぞお楽しみに〜♪

■【The Aalto House】へ行くには

Guided tour : https://shop.alvaraalto.fi/en/tuote/guided-tour-the-aalto-house/
見学料金(2021/5/6現在):大人 25€、子供 13€