10 新しい生活
早いもので『もういくつ寝ると4月🌸』という事で1年の1/4が過ぎてしまいました。
そして4月から進学、就職そして転勤といった新しい生活が始まる方もいらっしゃるかと思います。慣れるまで大変な事もあるかもしれませんが、萎縮し過ぎないように自分らしさを忘れずに楽しんで行きましょう!
では、前回(09 ユースホステル、シェアハウス。それとも、、、さぁ、どうする。)からの続きになる、わたしの新しい生活(住まい)について書きたいと思います。
当初の予定より早く寮(アパートといった方がいいのか?)に入れる事になりました。ここではフィンランド語で家・建物という意味のタロ(Talo)と呼ぶ事にしますね。
ちょっとした丘?みたいな広い敷地に4階建のタロが10棟ぐらいと1軒屋が数軒あります。そして、わたしの部屋(huone:フオネ)は管理事務所が1階にある女性専用のタロの4階です。岩盤でできた丘にあったので正面から見ると3階(タロの入口は2階部分になる)に見え、裏から見ると4階に見えるのが、わたしのフオネがあるフロアです。
実はフィンランドの土地は、巨大な岩盤でできているのです。大昔は地面が氷で覆われていましたが、氷河期が終わって氷が溶けて浮き上がってきた岩盤が今のフィンランドの陸地となり、その時の氷の重さでできた窪みが湖になっているんだとか。とても硬い岩盤でできているので地震は少ない(ほぼ無いのでは?)です。その地層の硬さを使ってオルキルオトという地域にとてもとても深い地底を堀り,高レベル放射性廃棄物最終処分(核のごみを10万年保管する)のための地下岩盤特性調査施設(ONKALO:オンカロ)の建設がされています(現在進行形)。この話に興味がある方は映画や書物でご覧ください。日本でも問題となっている事なのでとても興味深く考えさせられる話です。
[核のごみを10万年保管するフィンランドの洞窟に潜って見たものは… | 毎日新聞]
[ドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』(原題:Into Eternity)]
話が随分それてしまいましたね、、、
そうそう、わたしのフオネは4階でそのフロアには個室が9部屋、共同で使うキッチン、リビング、シャワー室、お手洗い、洗面所(衣類乾燥用のヒーター)があります。キッチンとリビングにあるものは自由に使っていいよとのことです。
同じフロアでフィンランド人:6人、ロシア人:1人、チェコ人:1人、そして日本人のわたしの9人の共同生活となります。
わたしの部屋は4.5畳(こんな表現でいいのか)ぐらいの部屋でリビングに面したドアは2重扉になっています。リビングの生活音が聞こえないように+冬の寒さ対策のためだと思います。部屋にはベッド・机・イス・チェスト・クローゼット・壁に簡単な本棚がありました。とてもシンプルな感じです。
それでもあっという間に自分仕様に変わっていきます(笑)
今の住んでる家・部屋の雰囲気もさほど変わらないので、この感じが自分には1番落ち着く感じなのかもしれませんね。
窓も防寒のための2重窓(空気の入れ替えのための少しの部分しか開かない)で窓の外には温度計付いています。冬に外の気温がわかるようになのですが、-60℃まで測れるものでした、、、、(後日、-60℃まで必要なのか?ルームメイトに聞いてみると-40℃ぐらいはひと冬に数日は達するそうです。。😱)
敷地内には、住んでいる住人が共同で使用できるものとして、サウナ(男女別で曜日・時間が決まっている交代制)、洗濯機(予約制)、乾燥室があります。
隣のタロに行くのも森の小道みたいな所を歩いて行きます。
ヘルシンキも小さな街で好きですが、この地域は静かで自然が多くてなんだかわくわくする。こんな気持ちで新しい生活をスタートする事になりました。
*今まではフィンランド留学の決意〜住まい決まるまでを時系列で書いてきましたが、次回からは実際の生活、学校や町の話をランダムに書いていきたいと思います。
つたない文章ですが、読んでいただきありがとうございます!
もしよければ、不定期な更新ですがまた覗きに来ていただけると嬉しいです( ◠‿◠ )。