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バレーボールとイタリア語−その5−

Ciao a tutti!! そらです。バレーボール用語はイタリア語でなんていうのか、をまとめてみた第5回です。

はじめに

第5回はチャレンジの項目に関連する用語をまとめます。

palla in/out

サーブのインアウト、アタックのインアウトと試合で最も多く登場するのがボールのインアウトの判定に対するチャレンジです。イタリアでは「palla in/out」です。
チャレンジの結果、ボールがinの場合は「」、outの場合は「No」と表示されます。(Sìは英語でいうところの「Yes」です。)
FIVBが主催する大会ではボールのインアウトをCGで表示しますが、イタリア国内リーグではホークアイで撮影した映像をそのまま表示します。

tocco a muro

ボールのインアウトの次に多く登場するのがブロックタッチの判定に対するチャレンジです。イタリアでは「tocco a muro」です。「tocco」は「接触」の意味を持ちます。

invasione a rete

タッチネットの判定に対するチャレンジについて、イタリアでは「invasione a rete」といいます。「invasione(インヴァジョーネ)」は「侵入・侵害」の意味を持ちます。

tocco dell’antenna

ボールのアンテナへの接触の判定に対するチャレンジについて、イタリアでは「tocco dell’antenna」といいます。

linea d'attacco(linea dei tre metri)

後衛の選手はアタックラインより前方で踏切をして、ネットの上より高い位置でアタックを打つことができません。前方で踏み切ってしまった場合には反則を取られます。この判定に対するチャレンジは、イタリアでは「linea d'attacco(linea dei tre metri)」といいます。
また、リベロの選手がアタックラインより内側でオーバーハンドパスすることも反則になります。この判定にも当該項目でチャレンジします。

linea di fondo inclusa

サーブはエンドラインより前方で踏切をして打つことはできません。前方で踏み切った場合には反則を取られます。この判定に対するチャレンジは、イタリアでは「linea di fondo inclusa」といいます。「inclusa」は「含めた」という意味を持ちます。

invasione linea centrale

プレー中に足がセンターラインを越えて、相手コートに進入してしまうと「パッシングザセンターライン」という反則を取られます。この判定に対するチャレンジは、イタリアでは「invasione linea centrale」といいます。

pancake

技術の進歩により2018年頃には国際大会でボールのフロアタッチの有無に対する判定へのチャレンジもできるようになりました。イタリアでは「pancake」といいます。
イタリアの国内リーグでは現状当該チャレンジの申請はできませんが、今季から男子の国内トップリーグの「SuperLega」及び女子の国内トップリーグ「SerieA1」のプレーオフ以降、「SuperCoppa」や「CoppaItalia」では「pancake」もチャレンジ項目の一つに加わるようです(*1)。

*1 Federazione Italiana Pallavolo, Regolamento Video Check Stagione 2019/2020 ,P4

おわりに

次回はブロックアウトやサービスエースなど、ポイントにつながる用語についてまとめます。



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