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イタリア女子リーグを見に行こう!〜おすすめ準備編〜

Ciao a tutti!! そらです。「イタリア女子リーグを見に行こう!」と題した記事、第3弾になります。リーグ開幕まであと1月。今回は試合を見に行く上でおすすめの準備を紹介します。何度も繰り返しになりますが、海外での観戦は事前の準備がとても大切です。皆さんの観戦がより快適になるような内容になれば幸いです。

おすすめ準備1 会場の位置を事前に調べる

セリエA1のクラブはいずれも自前の体育館を持っていますが、立地がよくないところがほとんどだ、という認識です。私は男女含めて6会場ほど、クラブの観戦で会場に行きましたが、車がないと目的地まで行くのが大変な会場がほとんどです。
イタリアのクラブチームは地域密着型で、地元の方が車に乗って会場まで来るケースが多く見受けられます。公共交通機関を駆使して見に来るファンはかなりの少数派です。
会場の近くを地図アプリで見てみると、最寄りの駅からバスは出ているけど絶望的に本数が少なかったり、試合が終わる頃には運行が終了していたり、などなど。現地に着いてがっかりするより前に、きちんとリサーチしておきましょう。

FirenzeとScandicciのホームPalazzo Wanny

会場の場所は、Lega pallavolo femminileのアプリやサイトからでも確認できます。ここではアプリから確認する方法をお伝えします。
アプリを開いたら、画面下の左から2番目のカレンダーをタップします。するとリーグの日程が出てきますので、見に行きたい試合を探します。

カレンダーのマークをタップすると、Serie A1とA2の予定が確認できる
見に行きたい試合を見つけたら…

スタジアムのようなマークをタップすると、「Apri sito esterno(外部サイトを開く)」と出るので、「Apri(開く)」をタップするとGoogle Mapが開いて位置を教えてくれます。ちなみにもう一つの選択肢は「Anulla(取り消す)」です。

会場の名前のところをタップすると、このようなコマンドが出るのでApriをタップ

おすすめ準備2 会場の場所を見て宿泊地を考える。

会場の場所を確認したら、次は宿泊地です。会場の近くのホテルをとるか、他の都市に移動するのにターミナル駅の近くにとるか考えます。前者を取ると、荷物が多い場合にホテルから最寄りの電車の駅までの移動が大変ですが、20時スタートなど試合開始が夜遅い場合に徒歩で帰りやすい。後者を取ると、大きい荷物を持って移動する距離は少ないですが、会場までの行き来に苦労するかもしれません。
ヨーロッパを旅行したことがある人ならわかると思いますが、歩道が石畳で歩きにくい場合もあるので、キャリーケースなど大きい荷物を持って行く場合は注意が必要です。

それから、大きい都市であればホテルの選択肢が多いですが、地方の場合は民泊も視野に入れておいた方がいい場合もあります。実際にChieriに観戦に行った際は民泊を利用しました。(Chieriはホテルらしいホテルが全くなかったです…)
おすすめ準備編1でお伝えしたとおり、地元の人が多く観戦にくるのでホテルが満室で全然取れないという状況はないと思いますが、余裕を持って宿泊地選びをしましょう。

Chieriの街並み 心が落ち着く田舎の風景

宿泊地を決める際には、会場までの交通手段も合わせて確認しましょう。観戦したい試合の日からまだ日がある場合は、試合時間が前後する可能性もあります。特に試合終了後の交通の足があるか、おおむね20時~23時くらいの間で調べておくとよいでしょう。
その時間帯に交通手段がなければ、徒歩で帰ることも視野に入れます。徒歩で帰るとなるとどれぐらい時間がかかるか、どれくらいなら徒歩で帰ってもよいか決めるのも、宿泊地選びの基準になるかと思います。
昨シーズン、帰る足のなくなった観客がとある選手にタクシーを呼んでもらう、といったような動画が話題になりましたが、そんな恥ずかしいことがないように準備をしましょう。

おすすめ準備3 ファンサが受けられそうか、アーカイブで確認しておく。

試合後、チャンスがあれば選手との交流を楽しみたいもの。会場によっては出待ちが難しい(場所がよくわからない)ところもあるので、会場内で行動する方がよさそう。そこで、選手に声をかけられそうか、事前にVolleyball TVのアーカイブで確認しておくとよいでしょう。
映像は、試合後に両チームの選手からインタビューを受けるところまでは残っているので、会場全体の場面が映されたら観客や選手の動きを確認します。

男子のModena-Perugia戦後のファンサの様子

先日、ConeglianoとNovaraの会場を確認しましたが、いずれも試合後に警備員が立っておりコート内に入ることができないようになっていました。女子ではScandicciのホームとMilanoのホームで観戦したことがありますが、Scandicciのホームは、試合後にサイドとエンドの通り道を警備員が塞いでいました。ConeglianoとNovaraも警備員がそのような役割を担っている可能性があります。Milanoのホームは、VIP席と思われるコートに一番近い席でないとファンサは難しそうです。
そのため、ファンサを狙うなら前の席で、選手がコートから帰る位置あたりを狙うといいかもしれません。

「これファンサ難しい?」と思われるかもしれません。そんな時は、試合を楽しんで、できたらファンサもという感じで臨むことも大切です。選手としては、自分のパフォーマンスを見せることが最大のファンサなのではないでしょうか。

おわりに

おすすめ準備3つ紹介しました。どれも当たり前のことではありますが、やっておくと役に立つと思います。皆さんのイタリア女子リーグが楽しいものとなることを願っております。ここまでお読みいただきましてありがとうございます。また次の記事で!Ci vedimamo!!

事前の準備で素敵な観戦を!

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