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GmailをLINEに転送!3ステップで解説|メールの確認が多い経営者におすすめ!

こんにちは!中小企業DX化の救世主 パソこん太です。
忙しい経営者の方に、完全テレワーク会社の時短テクをお伝えしているこのnote、今回は「GmailをLINEに転送する方法」を3ステップで紹介します。

弊社技術ブログの人気No1記事です。

いつも見るLINEでGmailを確認できると、メールの見落としが減り、仕事効率をアップ、レスポンスも早くすることができます。

詳しい設定方法を画像付きで分かりやすく解説してみたので、記事を読みながら設定してみてください。

その時間もない…という方は、社員さんに設定をお願いしてみてください(^^♪

また、特定のGmailだけを転送したい方は弊社技術ブログをご覧ください!
【超初心者向け】特定のGmailだけLINEに転送したい方はこちらから>>


LINEをGmailに転送するのに必要なツール3つ

LINEをGmailに転送する際に使用するツールは下記の3つです。

  1. LINE Notify(ラインノティファイ)
    Webサービスからの通知を、LINEで受信できる便利なサービスです。LINEアカウントがあれば、使えます!

  2. Gmailアカウント
    転送したい自分のGmailアカウント

  3. Google Apps Script(GAS)
    Gmailアカウントにログインした状態で手順のURLをクリックするだけで使えます。

設定手順を説明する見出しで、各ツールの公式サイトのリンクを付けているため、事前にツールを準備する必要はありません。

設定する際に必要なパソコンと、最後にLINEに届いているか確認をするためのLINEがインストールされているスマートフォンなどはご準備ください。

LINEをGmailに転送する3ステップ!

LINEをGmailに転送する大まかなステップは以下の通りです。

  1. LINE Notifyにてアクセストークンを発行

  2. Google Apps Scriptの設定(Gmailのアカウントでログインします)

  3. トリガーの設定

設定はすべてパソコンで行います。

また、設定にかかる時間は下記を目安にしましょう。

  • パソコンに慣れている人であれば30分~1時間

  • 慣れていない人でもゆっくり手順を追って頂ければ1時間半前後

パソコン愛好家のパソこん太は本記事の手順で設定してみたところ、35分で設定が完了しました!

「興味があるけどできるか不安」「やってみたいけど、難しそうだからやってもらいたい」という方は弊社に下記よりお問合せください。有償にて承っております。

GmailをLINEに転送する方法についてのお問い合わせはこちらから>>

【設定を始める前に】スマホでLINEを要確認!!

設定を始める前にLINEの設定とお友だち追加を完了させておきましょう。

  1. 「LINE」の設定(歯車マーク)→「アカウント」で、「ログイン許可」をON!
     ONになっていない人は、ONにしてから手順をすすめてください。

  2. LINEで「LINE Notify」をお友だち登録
     お友だち検索で「@linenotify」と検索してお友だち追加してください!

【ステップ1】LINE Notifyにてアクセストークンを発行

ここからは、パソコンで操作してください!

1.LINE Notifyの公式サイトへアクセス

2.自分のLINEログイン情報で「LINE Notify」にログイン

3.画面右上の名前のところから「マイページ」を開く

4.「アクセストークンの発行」(開発者向け)を開き、「トークンを発行する」をクリック

5.「トークン名」を決めて入力し、メールを転送したいトークルームを選択

トークン名はLINEで通知を受け取る際にメッセージの最初に表示されるため、わかりやすい名前がベストです!
例)Gmail転送、メール転送

トークルームは、自分だけに送りたい場合は一番上に自動で表示される「1:1でLINE Notifyから通知を受け取る」を選択、それ以外のグループに投稿したい場合はグループを選択します。

6.発行するをクリックし、発行されたトークンを忘れずにコピーし、画面を閉じる

発行されたトークンは一度しか表示されません。
後ほどコード内に貼り付ける必要があるため、メモ帳やGoogleドキュメントなどに貼り付けて保存おきましょう。

【ステップ2】Google Apps Script(GAS)でLINEへの転送設定

1.Google Apps Scriptの公式ページにアクセスし、「Start Scripting(スクリプトを開始する)」をクリック

クリックするとLINEへの転送設定ができるGoogle Apps Scriptの画面に移動します。
画面右上のGoogleアカウントのアイコンで、LINEに転送したいGmailのアカウントでログインしていることを確認してください。

2.「新しいプロジェクト」をクリック

3.下記のコードを削除する

function myFunction() {
}

4.下記のコードをコピーし、削除したところに貼り付け

var lineToken = "xxxxxxxxxxxxxx"; //LINE notify token
var get_interval = 5; //●分前~現在の新着メールを取得 #--トリガーの時間間隔をこれに合わせる


function send_line(Me){
 var payload = {'message' : Me};
 var options ={
  "method" : "post",
  "payload" : payload,
  "headers" : {"Authorization" : "Bearer "+ lineToken}
 };
 UrlFetchApp.fetch("https://notify-api.line.me/api/notify", options);
}


function fetchContactMail() {
 //取得間隔
 var now_time= Math.floor(new Date().getTime() / 1000) ;//現在時刻を変換
 var time_term = now_time - ((60 * get_interval) + 3); //秒にして+3秒しておく

 //検索条件指定
 var strTerms = '(is:unread after:'+ time_term + ')';

 //取得
 var myThreads = GmailApp.search(strTerms);
 var myMsgs = GmailApp.getMessagesForThreads(myThreads);
 var valMsgs = [];
 for(var i = 0; i < myMsgs.length;i++){
 valMsgs[i] = " " + (myMsgs[i].slice(-1)[0].getDate().getMonth()+1) + "/"+ myMsgs[i].slice(-1)[0].getDate().getDate()
+ " " + myMsgs[i].slice(-1)[0].getDate().getHours() + ":" + myMsgs[i].slice(-1)[0].getDate().getMinutes()
 + "\n[from]" + myMsgs[i].slice(-1)[0].getFrom()
 + "\n\n[subject]" + myMsgs[i].slice(-1)[0].getSubject();
}

 return valMsgs;
}

function main() {
 new_Me = fetchContactMail()
 if(new_Me.length > 0){
  for(var i = new_Me.length-1; i >= 0; i--){
   send_line(new_Me[i])
  }
 }
}

1行目の”xxxxxxxxxxxxxx”に、先ほどLINE Notifyで取得した「トークン」を入力してください。

注意!!)トークン前後の「”」等が全角になってしまう場合があります。半角になっていることを確認して、保存してください。

5.プロジェクト名を書き換え、保存

プロジェクト名は自分がどのようなものを設定したのかが区別できる名称で設定します。
例)LINE-Gmail転送、LINE-メール転送

6.アクセス権の設定「send_line」→「main」を選択し、「実行」をクリック

7.「権限を確認」をクリック

8.連携したいGoogleアカウントを選択

9.「詳細」をクリック後、転送に***移動と書いてある箇所をクリック

10.連携したGoogleアカウントであることを確認し、「許可」をクリック

以上でステップ2が完了です!
まず、ここで正常に動作するか確認しましょう。

  1. テストメールをGmailに送信する

  2. Google Apps Script(GAS)のエディター・コード画面内で「▷実行」をクリック

  3. LINEにGmailに届いたメールが転送されていれば成功

【ステップ3】トリガーの設定

いよいよ転送の自動化のステップです!

現在の状態では、常にGoogle Apps Script(GAS)のエディター・コード画面内で「▷実行」を押さないと転送されないため、一定時間ごとに自動転送される設定を行います。

1.ステップ2で作成したGoogle Apps Script(GAS)プロジェクトの画面を開く

2.左の「メニュー」から「トリガー(目覚ましマーク)」をクリック

目覚ましマークにマウスオンすると「トリガー(目覚ましマーク)」がでてきます。

3.画面右下の「トリガーを追加」をクリック

4.下記内容でトリガーを設定

  • 実行する関数:main

  • 実行するデプロイ:Head

  • イベントのソース:時間主導型

  • 時間ベースのトリガーのタイプ:分ベースのタイマー

  • 時間の間隔:※コード2行目で設定した分を選択(今回の場合は5分でコードを書いているので、5分を選択)

5.最後に少し下にスクロールをして「保存」をクリック

お疲れ様でした!LINEをGmailに転送する設定がすべて完了です。

再度、テスト送信をしてみてください!

補足情報1:本文までLINEで見たい場合

今回の設定は、Gmailの件名までを通知する形です。

本文も見たい!という方は、下記画像を参考に33行目に追加してください。
(追加しているコード: + “\n\n[Message]\n”+ myMsgs[i].slice(-1)[0].getPlainBody();)

※32行目、行の一番最後の ; は削除してください。(補足追記:2020/07/05)

補足情報2:一次的にLINEへの転送をストップする場合

ここまでできた方で、一旦LINEへの転送をストップさせたい!という方は、トリガーを削除してください。

よくある質問

Q1.ちゃんとソースをコピーしたはずなのに、うまく動作しない

A1.
コピーの際、「”」等が全角になってしまう場合があります。半角になっていることを確認してください。

Q2.GmailとLINEに届いたGmailの時刻が違う。どうしたらよいですか

A2
Google Apps Script(GAS)の画面で下記が設定されているかご確認ください。

  1. GASのプロジェクト開き、「プロジェクトの設定」をクリック

  2. 「appsscript.json」マニフェスト ファイルをエディタで表示するにチェックを入れる
    ファイル画面に戻ると『appsscript.json』が表示されます

  3. appsscript.jsonを開きtimeZomeが Aを Asia/Tokyo になっているか確認
    ⇒なっていない場合は、変更して保存


LINEへのGmailの転送はできましたか?
一度設定すれば、Gmailを開かなくても重要なメールの受信状況を確認できます。設定することにより、仕事の効率や集中力が向上し、業務に専念できるでしょう。

もし設定に関してご不明点があれば、Zoomにてフォローアップサポート(有償)を提供しています。
また、「こんなことはできるの?」という疑問にもお答えしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
※お問い合わせよりメール2往復までは無料です。3回目より有償とさせていただきます。

GmailをLINEに転送する方法についてのお問い合わせはこちらから>>

今後も完全テレワーク会社の時短テクを紹介していきますので、応援してください!!

※本記事は弊社の技術ブログをリライトしてお届けしています。


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