Omaha8でPokerの本質を学ぶ(導入)

先日の記事は思った以上の反応が頂けてとても嬉しかったです。
読んでくださった皆様本当にありがとうございます。

ということで、今回はポーカーの本質を知り、さらにポーカーが強くなるために「Omaha8」という種目を紹介します。
Omaha8が理解できると、NLHEに考え方を適用し、アクションの考え方を理解することができるだけでなく、MTTも強くなることができます。

全てを書くとかなり膨大になるのでシリーズ化予定です。
まずは導入部として、
・Omaha8の説明
・Omaha8をPropokertoolsを使っての座学方法
をお伝えします。

Omaha8とは

Omaha8とは「オマハハイロー(エイトオアベター)」というゲームです。
ルール説明は長くなってしまうので、わかりやすい記事を書いてくださっている木原さんのブログで確認頂けたら幸いです。
https://kihara-poker.hatenablog.com/entry/2018/06/06/130518

このゲームはNL(ノーリミット)、PL(ポットリミット)、FL(フィクスリミット)の全てのリミットゲームで遊ぶことができます。

そして、全てのゲームで学べることが変わります。全てのゲームを理解することができます。

Omaha8全般
勝率の概念(どんなカードが強く、どんなカードが必要か)

NL(20bbcap)
レーキの概念(勝率50%あるだろうからコールはマイナスになる可能性大)

PL
ベットサイズの考え方
ポジションの優位性
エクイティリアライズ
フォールドエクイティ

FL
ナッティネス
ハンドの性質やオッズから考えるアクションの考え方

等々、簡単に書きました。ほかにもたくさんの大事な要素がありますが、大体はこんな感じでしょう。

また、Omaha8は前回の記事の座学ツールで紹介したPropokertoolsを使って座学しやすいゲームです。

Omaha8のプリフロップについて

当たり前のことですが、たとえどんなOmaha8でも、プリフロップ・ポストフロップの勝率は変わりません。

なので、まずはプリフロップのハンドセレクションを学ぶためにpropokertoolsを使って座学をしましょう。

Omaha8は簡単に言うと、ハイとローを両方とれるハンドが強いです。

ハイが強い→AA,KK,AK,AQ,ds(ダブルスートの略(4枚のカードで♣♣♡♡みたいに、2種類が2枚あるもの))

ローが強い→ナッツローが作れるカード(A2345)

ハイ・ローが各々強いカードの組み合わせが、実際に強いハンドになります。

初めに初心者が間違えやすいのが、2345やA234を過大評価してしまったりする部分でしょう。
逆にKK32を過小評価してしまうのかもしれません。

では早速propokertoolsを使って勝率計算をしていきましょう。

Propokertoolsを使ったOmaha8の座学方法

こちらのリンクからPropokertoolsを開いてください。

http://www.propokertools.com/simulations

すると、このような画像が出てきたはずです。

この画面の説明をしていきます。

game:どのゲームの計算をしたいかを選びます。
syntax:計算方法を選べます。基本的にはgenericのままで問題ありません。
borad:ボードがあるゲームの場合にはここにboardのカードを入力します。
dead:stud等のゲームで公開されていて使わないカードを入力します。
hand:自分の持っているハンドを入力します。
Morehands:マルチウェイの場合にクリックすることで入力欄が増えます。
Simulate:押すことで計算が開始されます。

カードの入力方法
カードの数字:AKQJT98765432
カードのスート:s(スペード)h(ハード)d(ダイヤ)c(クラブ)

ex)Ad(エースダイヤ)8s(8のスペード)

なんか難しそうに見えるかもしれませんが、とりあえずgameを選んでハンドにカードを入力し、Simulateを押すと結果が出てきます。
失敗しても問題ないので、一度トライしてみましょう。

(追記、カードの入力方法には10%(上位10%のハンド)とか15%-20%(上位15%-20%のハンド)という入力の方法もあります。ただ、いろんな理由があり参考程度に使うのが吉です。)



次に、実際にOmaha8で計算したものを例に出します。

今回は記事内に出てきたA234,2345,KK23

という部分を検証してみましょう。

わかりやすく説明するために、3種類のハンドで比べます。

上から
A234 vs 2345
KK32 vs 2345
KK32 vs A234
KK32ds vs A234

の計算式になっています。
ハンドの比較としてはよくない組み合わせかもしれませんが、234がかぶっていたりするので、この場合はハイカードの大切さが理解できるぐらいですね。

参考にならないと思うのでここで課題的なものを。

実際に比較してみるといいハンドとして、
AK56vsA234
AKT5vsA234
AKQ5vsATT2
なんかを計算してみると面白いかもしれないです。
キッカーが少し変わるだけでも勝率がガラッと変わったりします。
まずは色々計算して、自分なりの考えを書き出してみるといいかと思います。

考える内容とすれば
・なぜこのような勝率になるのか。
・どのような要素が勝率を作っているのか
ということを書き出しながら、色んなハンドの組み合わせを計算していくのがよいかと思います。

一人でやるのが難しい場合には、後日どこかのディスコを使って皆で座学をするかもしれないので、その時に一緒にやりましょう。

とりあえずはPropokertoolsを触ってみて使い方や見方を理解しておいてくださると助かります。

終わりに

内容としては薄い記事だったかもしれませんが、まずは興味を持って触ってみてほしいという感じの記事です。
この記事の反応次第で、これから少しずつかみ砕いた記事を書いていく予定なので、お待ちいただけたらと思います。

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