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ゲームゲノム MOTHER2

私の青春。大好きなRPG『MOTHER2』
全然ゲーマーでもないけれど、
何度もやったゲーム。

子供ながらになんでこんなにキュンとするのか、ドラクエやファイナルファンタジーと違ったときめきがあった。

普通の街、普通の少年たち、。
セーブはお父さんに電話をかける。
病気になったら病院に行く。
ハンバーガーで回復する。
武器はバットとかフライパン。
ホームシックにもかかる。

番組では製作者の糸井さんが
ゲームをするのはだいたいが弱い立場の子供。
だから大人に舐められてる平凡な少年を主人公にしたかったと。

街を歩いてると「ガミガミレディ」とか街の嫌な大人も出て来たりして。子供にとって口うるさいおばさんも敵なんだね。

ホームシックにかかるとね、
主人公は自分の家に帰るの。
でお母さんが作る好物を食べるとホームシックがおさまる。
お母さんは息子が世界を救う旅に出てるっていうのに、どこかケロッとしてる。
これは父子家庭に育った糸井さんのこだわり。
「これが家族像です!」っていうのを出したくなかったんだって。
でもそのケロッとしたところにむしろお母さんぽさを感じていたなぁ。

『冒険は帰る場所があるからできる』って糸井さんの言葉がグッと来てしまったな。
このゲームのタイトルはMOTHER以外あり得なかったと。すごいタイトルだよね。

MOTHER2はゲームだけど、私の中では家族旅行や学校生活と同じように思い出すと嬉しい気持ちになる思い出のひとつ。

30年経った今もそう思えるものづくりができる糸井さんを尊敬するし、私もそんなものづくりをしたいと思った番組でした。

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