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立春を過ぎ、この季節に思うこと

関東では、梅の花が満開となり、春に向かって季節が少しづつ動いていることが実感できるこの時期、皆さまはいかがお過ごしですか?
新しい年が明け、お正月気分に心を新たにする方も多いとは思いますが、私は立春を過ぎたあたりから、今年はどんな年にしたいかを真剣に考えるようになります。そして今年は巳年。まさに脱皮する年です。


そんななか、今、片付けと断捨離に励んでいます。長年溜まりに溜まってしまったモノ。手に入れた当時は、自分にとってとても必要だったし、愛着もあったモノたち。時が過ぎていけば、押し入れやクローゼットの隅に追いやられ、見ることもないモノの存在。「こんな暮らしは良くないな」と思ったのがきっかけで、重い腰を上げ始めました。 

自分にとって、本当に好きなモノに囲まれた暮らしをしようと、断捨離を始めたものの、やはりいざやってみると、本当に大変な作業。モノを処分することは、思い出や過去を切り捨てることにも通じてしまいます。
それでも心を鬼にして、まずは本の整理から──。

自分が手がけた雑誌や書籍の山、仕事をする上で必要だった専門書、そして好きなジャンルや好きな作家の本の山、もう一度読み返そうと思い、そばに置いておきたい本の山、もう一つ、いつか読もうと買っておき、まだページも開いていない本の数々。
本は仕事にも直結している特別な存在ですが、スペースは限られていて、やはりここでどうしても整理する必要がありそうです。 
この作業を数時間続けて、つくづく思ったのは、モノと向き合いひとつひとつを手放すことは、今まで生きてきた自分と向き合うことだということ。そしてそれは、痛みを伴う感情にとらわれることもあるのだということ。
これからを生きていく上で、過去と決別するような、なんとも言えない淋しい気持ちに包まれることを実感しました。


新しい一歩を踏み出すためには、何かを捨てて何かと決別することでもあるということ。
モノの持ち方は、人生の歩み方とも会い入れることなのだと感じた瞬間でした。
適材適所にモノと関わり、ある程度モノの把握ができる状態に暮らしが整った時、さぁどんな感情に包まれるのでしょうか?
その時が来るのを夢見て、せっせと手を動かし続ける日々。この時間を楽しめるようになったら、今までの自分から脱皮できる!と信じて。

来たる4月17〜19日、東京ビッグサイトで開催予定の”第49回日本ホビーショーまで、2ヶ月を切ったこの時期、心を新たにして春爛漫の季節を、存分に楽しみたいと思っています。



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