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ハンドメイドホビーという新しい言葉

“日本ホビーショー”のことをまだ知らない方に説明する時、よく間違われてしまうのが、「ホビーショーって模型やプラモデルなどが並ぶイベントのことですか?」と逆に聞かれてしまうことです。

ホビーという言葉は、趣味やライフワークといった意味合いが強く、手作りや手仕事という範疇をイメージしてもらうには、さらに説明が必要です。
次回で49回目を数える歴史あるイベントを、もっと多くの方々に知ってもらうためにも、何かいいキーワードはないかと、ずっと探し続けてきました。
ハンドメイドとホビーを繋げた言い方は、過去にも何度か使っていますが、「ハンドメイドホビーという言葉を、もっと強く打ち出してみては?」という実行委員会のメンバーから声があがり、「そうか! なるほどねー」と急に腑に落ちた気がしたのです。

ハンドメイドから連想する、手作り、手仕事は、ソーイング、編み物、刺繍、アクセサリー作りから、日本の伝統工芸など手法で区別されていたり、使う素材がわかるものだったり。
一方でホビーというと「暮らしの中で向き合う自分が好きなこと、趣味」と言った、時間軸を伴うものとも言えそうで、面白い広がりのある、耳に心地いい言葉とも言えそうです。

“ホビーショーは、ハンドメイドホビーの祭典”
ハンドメイドとホビーを繋げてしまうことで、新しいフィールドを感じてもらえたら──。
次回の日本ホビーショーでは、“ハンドメイドホビー”が、小さくも大きくも使われているはずです。

ところで日本ホビーショーの、もう一つのキーワードば“handmade journey”
2024年開催のホビーショーから、メインテーマとして掲げていますが、2025年もさらに奥行きのある捉え方をして、展開していく予定です。
2024年だけでは、とても完結できないくらいの大きなテーマ。今年と来年との差別化も図りながら、journeyという非日常な旅の要素を、企画に落とし込んでいきます。

世の中は知らないことだらけ。だからこそ、実際に見て、触れて、聞いて、感じることのできるリアルな場の大切さを、コロナ禍から学んだとも言えそうです.
暮らしの幅や奥行きを広げてくれるイベント、そして性別や年代を問わず誰もが夢中になれるゾーンやブースがいくつもある──。
とにかく、初めて来ていただく方が「ホビーショーに行ってみたら、ワクワクすることがたくさんあって楽しくて!」「来年もまた行きたい」

一人ひとりの思いが次に繋がるような時間を、育てていきたいと思っています。

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